■ CROWNE PLAZA HOTEL NORTH BEIJING

 事前に、「ホテルは市街からだいぶ離れています」とRyan氏が言っていたが、確かに離れていた。周りには何もなく、夜は「少々怖いが一人でどこかぶらっと行くか」と考えていた小生の計画は、呆気なく崩れ去った。
 ただ、僻地にあるというだけで、ホテルはでかくて綺麗だった。これが翌日の朝に撮った外観。


 同じく、翌日の朝に撮ったフロントと2階。


 3日目の朝に撮った、庭の様子。とてもくつろいだスペースだった。


 さて、3枚朝撮った写真を並べたが、着いた初日はもちろん夜である。
 ロビーでカードキーを受け取った我々は、それぞれ自分の部屋に散った。
 ところが小生、部屋を空けたまでは良かったが、電気の点け方がわからない。そう、入り口のところにキーを差しておくことを知らなかったのだ。こんな高級なホテルには泊まったことがないし、そもそもホテルなんて、ここ数年で泊まったのはカプセルホテルだけ。
 家に帰ったら話したら、母親も兄も当たり前のように知っていたので、どうやら小生が相当無知なだけだったらしい。
 慌てて外に出て、まだ廊下にいた、確かパンダの夫婦だと思ったが、ツアー参加者に電気が点くかと聞いてみる。そこで初めて、今上で書いたことを知った。ひょっとしたらパンダの夫婦は、「こいつは一人で参加して、旅の常連に見せかけた素人か?」と思ったかも知れないが、まあ、そんな感じです、はい(^^;


 これは部屋の中のベッド。一人で使うにはもったいないくらいの枕の数だ。
 ところで、今書いたとおり、常連に見せかけた素人なので、当然一人旅は初めて。しかも一人暮らしもしたことがなければ、出張もしたことがないので、実は3日連続で一人の夜を過ごすのは、記憶している限り、25年間でこれが初めて。
 なんていうか、寂しいね(汗)。まあ、別に家で部屋で一人で寝ているが、近くに家族がいるのと同様、周囲の部屋には日本語の通じるツアー仲間がいるのだと思えば、状況は同じなのだと考え、不必要に寂しがらないようにしたが、とりあえず必要に迫られない限り、小生は自発的には一人暮らしはできそうにないとわかった。
 別に飛行機の疲れはなかったが、することもないのでさっさと寝る。目覚ましは、集合が8時なので、6時半(日本時間の7時半)にセット。ベッドに入ったのは確か22時前だったと思うから、実に9時間も寝たことになる。
 もっとも、なかなか寝付けなかったが、それでも日本にいるときより遥かに寝た感じ。メルボルンの時は、毎日ものすごい低睡眠量で戦っていたのが嘘のようだ。