■ 屈折ピラミッド

 寝たり起きたりを繰り返しつつ、6時少し前に起床。十分な睡眠時間が取れたとは言いがたいが、概ね回復。
 この日は食事が6時からで、7時30分出発。準備をして食事を済ませ、念のためバファリンを投入してロビーへ。
 この日の座席も自由席だったので、後ろの方の右側に座る。この日は南向きにバスが進むので、午前中は右側が順光になる。
 最初の目的地は屈折ピラミッド。ホテルからは約2時間。
 出発してすぐ、ギザの大ピラミッドやカフラー王のピラミッドが逆側の車窓に見えてくる。この辺まで来ると、もはや運。ツアーだと車窓観光ということもままあるが、大人数の団体行動なので、全員が全部の体験をできるわけではない。
 ピラミッドに関して言えば、この瞬間は残念だったが、この後飽きるほど見たので特に問題はなかった。
 ガイドさんから改めて挨拶があり、エジプトについて語られる。ナツメヤシの話があって、注文方式の土産物販売もあった。
 車窓を楽しみながら、やがて屈折ピラミッドに到着。半袖で外に出ると寒かった。
 この日の気温は最高が21度の予報で、想像していたエジプトの砂漠の気温とだいぶ違った。
 さて、屈折ピラミッド。スネフィル王が建設したもので、作っている最中にこのままでは崩れるとわかって、途中で角度を変えたとのこと。
 そうして完成したピラミッドは格好が悪く、気に入らなかったので、後から赤のピラミッドを作ったらしい。
 屈折ピラミッドでの自由時間は10分。トラピックスを感じる時間である。
 そして、この屈折ピラミッドの駐車場はピラミッドの北西にあり、太陽は朝早くで南東にある。つまり、壮絶に逆光なのだ。
 ということで、走った。全力ダッシュで北東側まで行くと、順光の写真を数枚撮って、また走って戻ってきた。この時すごい向かい風で、いきなり筋肉疲労。
 実に幸先の良いスタートだ。トラピックスを感じる。

ホテル。宿泊した別館。

車窓。いきなり3大ピラミッドが見える。

車窓。普通に馬とか乗ってる。馬だよな?

子供たちが木登りして遊んでいた。たぶん遊んでいた。もしかしたら働いていたのかもしれない。

順光の屈折ピラミッド。



■ 赤のピラミッド

 屈折ピラミッドの後、すぐ北にある赤のピラミッドを見学する。
 前述の通り、スネフィル王の建設したピラミッドで、個人的には今回の旅行で見たピラミッドの中で一番美しく思った。時間のせいか赤くはなかったが。
 このピラミッドも駐車場がピラミッドの北西にあり、その場所からでは逆光になる。自由時間はトイレも含めて20分弱。トイレには行かないので先ほどより少し余裕があるが、このピラミッドは中に入ることもできるため、せめてその入口までは行ってみたい。
 屈折ピラミッド同様、走り回って写真を撮影。ヘトヘトになって戻ってきた。半袖で十分な暑さ。
 なお、この2つのピラミッドのダッシュが効いたのか、翌日から3日間くらい太ももが筋肉痛で歩くのも大変だった。

今回の旅行記の表紙にもした赤のピラミッド。これもこの順光の写真を撮るのに走った。

奏。ちょっと自分でも何がしたかったのがよくわからない。

登って中に入ることも可能。クフ王のピラミッドと違って、まったく混んでいない。