■ バチカン市国へ

 モーニングコールにより6時起床。食事は6時半からとのことで下に行ったが、開いている様子はなかった。さすがイタリア、アバウトな国だと思いながら、待っているのももったいないので、テルミニ駅へふらっと行ってみる。昨夜とは違い、道は車やバイクが往来し、駅は人で賑わっていた。
 戻ったら、食事は1階ではなく地下1階に変更になったと知り、地下1階で食事。食事後部屋で準備を整えてバスに移動した。連泊というのは準備が楽でいいと思う。ちなみにバスはこんな感じ。毎日違うバスだったが、入り口が前と中央の二ヶ所にあるのはデフォルトのよう。


 イタリアでは各都市で必ずガイドさんがつく。Wikipediaを見ると、「特に海外ではほとんどの国でガイドは国家資格であり無資格者のガイド行為は禁止されている。添乗員がガイド行為を行うと違法行為となり場合によっては逮捕されることもある」とある。ローマでついたガイドさんは日本人のおじさん。検索するとそれなりに名前が出てくる人だが、ここでは伏せる。
 真っ直ぐバチカン市国へ行く予定だったようだが、時間があったのでコロッセオへ。このコロッセオ、今回は外観のみの見学。まあ、車窓よりはよほどいいが、夕方戻ってきたがすでに閉まっており、結局このコロッセオには入場できなかった。


 車窓から「後から行こう」と決めていたサンタンジェロ城が見える。写真はここでは省略するが(後で載せる)、その外観のすごさに密かに興奮。やはり中世ヨーロッパの城というのはファンタジー好きの人間にはたまらない。
 バスを下りて徒歩にてバチカン市国へ。入場の列を横目にバチカン美術館に入る。こういう時にツアーの素晴らしさが発揮される。


■ バチカン市国にて

 バチカン市国での最大の観光はミケランジェロの『最後の審判』だが、これは写真撮影不可のため、ここでは掲載できない。下の写真はそこへ至る途中の部屋にて撮影したもの。こういう壁画やタペストリー、石像の類が無数に展示されていた。


 『最後の審判』を見た後、外に出ると、次はサン・ピエトロ大聖堂。ここは絵に見えるそれがすべてモザイクらしく、従ってフラッシュを焚いての写真撮影もOKらしい。もちろん、DMC-LX3にフラッシュなど不要だが。どの写真を掲載するとそのすごさが伝わるか。どの写真を掲載しても伝わらない気がしたので、平凡に中央から撮影した一枚。


 外で一枚写真を撮っていただく。今思えば、中国では結局一枚も自分が写った写真を撮っていないのだが、当時の自分は何を頑なに自分が写るのを拒んでいたのだろう。知り合いの娘さんが、中学校に上がってからまったく写真を撮らせてくれなくなったと、その知り合い(母親)が言っていたが、それに近い何かかもしれない。