■ シエナへ

 確か6時半だったと思うが、モーニングコールが鳴る。それより早く起きていたので、モーニングコールを確認してから食堂へ。ちなみにローマの朝食バイキングはしょぼかった。朝食に限った話ではないのだが、ここでもローマが一番ひどかった。食べたのはこんな感じ。


 食事の後、部屋でまた念入りに足のケア。ストレッチなど。案外大丈夫だった。だいじょうぶだいじょうぶ、へいきへいき。案外、というのは、かなり悪いのを想定していたからであって、別に普通の状態ではなかったが、この日はシエナまで朝からバスである。まだまだ休息が取れる。
 ということで、バスで移動。そういえば道中の車窓で、こんな町を見かけて一人で車内で興奮していた。イタリアは何もかもが絵になる。


 途中でトイレ休憩がてら日本語が通じるショップに寄ったが、割愛。需要はあるのだろうが、自分は何も買わなかった。


■ シエナにて

 シエナでもガイドさんがついたが、この人はイタリア人で、英語はわかるが日本語がわからないということで、いただけだった。基本的にはIsabellaさんが通訳という形でガイドをする。
 シエナは町の中まではバスで行けないため、少し離れたところから歩く。ちなみに下の写真はその途中で撮影したもの。シエナのガイドさんに一緒に入ってもらった。


 迷路のような路地を抜けた先に、突如現れたドゥオモ。この先これに類する建物をたくさん見ることになるが、初めて見たここでの感動はすごかった。恐らく一生忘れないが、どんな感じだったか書こうにも、よく覚えていない。


 そしてカンポ広場。パリオというお祭りが有名らしいが、詳細はGoogle先生に委ねる。写真はマンジャの塔。後で1時間もなかった自由時間の際、ここに登ろうとしたのだが、結局できなかった。詳細は少し後で。それにしても太陽をちょうど隠したらなかなか趣深い写真に仕上がった。


 この後食事だったのだが、メニューが「ペンネアラビアータ」「ローストポーク・マッシュポテト」「パンナコッタ」。ちなみにすべての昼食において飲み物は別料金で、ほぼ毎回グラスの赤ワインを飲んでいたことを付け加える。で、ここでの昼食が美味しくて、恐らく総合的な美味しさでは今回の旅でここが一番だった。写真は割愛。
 食事の後、1時間弱の自由時間が与えられる。30分くらいだったようにも記憶しているが、この魅力的な町でたったの30分は拷問に近い。それでも、ないよりはずっとまし。
 早速マンジャの塔に行くと、入り口に列ができていた。しかも動かない。他のツアー客の情報では、結局入ることはできたらしいが、時間が惜しかったのでドゥオモの中および事前に目をつけていた他の展望台へ行くことにする。
 入場料を払ってドゥオモへ。中はこんな感じ。正面の写真ではないが、雰囲気は伝わるだろうか。


 のんびりしていたかったが時間がそれを許さないので、数枚写真を撮ったらすぐに出て、美術館へ。この美術館に展望台があり、下の写真はその展望台から撮影したもの。


 ちなみに、ちょっと聞いてくれ。いや、ホントに。その展望台、どういうところかというと、こういうところ。


 怖ぇ! いやもう、本当に怖い! 超怖い!
 元々自分は高いところが苦手である。20歳も過ぎてから、名古屋港の観覧車でビクビクしていた人間である。それが、こんな人が擦れ違うことができないような幅の、手すりも低い通路から見下ろす景色。ちびる。
 今回、フィレンツェでもベニスでもミラノでも、各都市で鐘楼などに登って景色を見ているが、実はどれもこれもガクガクブルブルしながら行っていた。高いところは本質的に苦手。しかし、前日のローマの「疲れを理由に行かないのは有り得ない」のと同様、「怖いから行かないというのは有り得ない」と思い、頑張った。
 ここでタイムリミット。急いでカンポ広場に戻り、その後一組の新婚夫婦が道に迷って遅れてくるなどのアクシデントもありつつ、シエナを後にした。