■ ジェノバの朝

 さて、ツアー2日目。体調は良いが、この日はちょっぴり天気が悪い。
 体調は良いと書いたが、この時すでに右手がだいぶ痛かったのかな。実はゴールデンウィークに潮岬に行った時から、右手の中指がひどく痛んで、最近はそれが人差し指にまで広がってきた。
 今回のイタリア旅行、無意識にそれをかばうようにカメラを持っていたせいで、親指の付け根が腫れ上がって大変だったのだ。また後で書く。
 ジェノバのホテルは、今回唯一の市街地ということで、朝散歩に出かけた。ホテルから出てすぐの交差点にあった像。


 ローマ通りを少し歩いて振り返る。


 昨日歩いたガリバルディ通りの方に行き、適当な場所から北に抜けてホテルに戻る。
 パンとチーズとハムとオレンジジュースという、いつもの食事を住ませたらいよいよ出発だ。
 今日は指定された席。隣は5人組のお一人だったが、後ろの方の席が空いていたので、自分もその方も一人で座った。
 車窓に広がるジェノバの街。こういう斜面に家が立ち並ぶ光景は、リグーリア州の特徴だと言っていたような覚えがうっすら。


 この日は席が左側だった。行きと同じルートを辿るため、今度は海が右側に見え、結局写真を1枚も撮ることができなかった。無念。
 パルマまで長い長い行程。しかも来た道をほぼ完全に戻っているため、車窓も退屈。『ひとりぼっちの地球侵略』を読み続ける。
 昨日から書いている「無駄な行程」を、一度わかりやすく載せておく。Google Mapから。


 ミラノから右回りでラ・スペツィアに行き、ジェノバ宿泊。翌日のこの日、ジェノバから再びラ・スペツィアを通ってパルマまで行っている。
 なんとかならなかったのかねぇ……。
 サービスエリアでエスプレッソ。添乗員さんが、イタリア人は朝エスプレッソをくいっと飲むのが日課で、イタリアのエスプレッソは本当に美味しいと言っていた。
 自分も含め、多くの参加者が旅行中、エスプレッソを飲んだ。確かに美味しかった。大体どこでも1.1ユーロ。




■ パルマ

 パルマに到着。ピロッタ宮殿から大聖堂と洗礼堂まで歩く。
 タイムスタンプを見ると、洗礼堂に着いたのが11時40分くらい。すぐに解散となり、1時間の自由時間が与えられた。
 今回のツアー、自由時間は少ないとのことだったが、このパルマのように中心部まで一緒に行ってからすぐに解散というケースが多く、思ったよりは自由時間が多かった印象。
 サンマリノ、ピエンツァ、チヴィタなども同じ感じだった。
 まずは大聖堂。とても美しい。


 次に洗礼堂。とても美しい。


 外から、大聖堂と洗礼堂。
 この街の、絶対に押さえておくべき見どころは以上終了である。


 大聖堂でぼーっと1時間過ごすという選択肢も魅力的ではあるが、ちょっとそれはもったいない。
 初めての街でそれは、雨でも降っていない限り避けたい選択肢である。
 ということで、街をぶらっと。ピロッタ宮殿に戻って改めて写真を撮ったり。


 まあそれでもしかし、1時間はあっと言う間である。
 合流してバスへ向かう。その途中にあった落書き。なんだか落ち着く絵だ。


 レストランに移動して、食事。この日のメインは生ハム。
 ワインはランブルスコをボトルで頼んで、何人かでシェア。地のワインに、パルマの生ハムとパルミジャーノ・レッジャーノ。最高だ。