■ ホテルからハガキを出す実験

 前日、5/1の夜のことである。
 ホテルの部屋で何気なく机の引出しを開けると、そこに絵葉書が1枚入っていた。ホテルの白黒写真が載っているだけの、本当に味気のない葉書だが、手にした瞬間、「ちょっと送ってみるか」という衝動に駆られる。
 そこで、サクッと住所を書いて、財布を持ってフロントへ。この時、時刻は午前1時。「さっさと寝ろ」という時間だ。
"Excuse me. I want you to send this postcard to Japan instead of me."
 という長い英文を廊下で構成し、スラスラと言ってみたら、なんとか一発で通じた。まあ、仮に言葉がわからなかったとしても、葉書持って立っていればなんとなく想像できるだろう。
 これに対して、彼はペラペラと何か言ったが、聞き取れたのは"one dollar"だけ。
 よくわからないが、とにかくたったの1ドルで送れるのは理解した。そこで、
"I want to pay now."
 と言うと、彼は再びペラペラと何か喋った。今度は、"concierge"、"stamp"、"tomorrow"の3語が聞き取れた。なるほど。
 というわけで、5/2の朝一番にコンシェルジュに葉書を持っていき、日本に送ってもらったのである。料金は確かに1ドルだった。
 しかし、A$1は約90円だが、日本国内で封筒を送るのと同じ料金で海外から葉書が送れるというのは、なんとも変な感じである。
 ところでこの葉書、実は「今回は日付の入った土産がないから、この葉書に押された消印で日付がわかるようにしよう」という目論みもあったのだが、届いた葉書を見て愕然。
 そこには"POSTAGE PAID AUSTRALIA"と書いてあるだけで、切手も貼ってなければ、消印に日付もなかったのである。なんだかとてもショック。