『 若草物語 ナンとジョー先生 』 感想





※レンタルのためDVD解説書未確認



2007/06/24第1話『プラムフィールドへようこそ』
 うはっ! でら面白い! なんだこれ! ナン可愛い。とりあえずまず絵が可愛い。さすが作画監督佐藤好春氏。クオリティ高い。プラムフィールド到着早々、いきなり大暴れ。しかもすごい大暴れ。快活だ。確かにこれは泣かせたくなる。ガンバレ、男の子たち! 他のキャラだと、やっぱりデーズィかな。気弱な感じだ。ラストの「お兄ちゃん」の声がそれはそれはもう萌えた。すごくよかった。あんなふうに俺も「お兄ちゃん」と呼ばれたい。呼んで。お願い。ちなみにあの子とお友達になるのは無理だと思う。あきらめた方がいい。それより俺の妹になってくれ。兄のアルフレド(違)はとても温厚そう。しかしナンの暴走に巻き込まれてちょっと不憫。煙突掃除とかして鍛え直すがよろし。ところで原作の『第三若草物語』だが、一度読破したもののすっかり内容を忘れてしまった上、今は売ってしまって持っていない。本サイトでは原作との比較という点も重視しているので、近い内にブックオフに行かなくてはなるまい。
2007/06/24第2話『川と野原はステキな教室!!』
可愛い! 可愛い! 可愛い! 久々に比較的硬い棒状のSomethingの先から、萌えに魅せられた熱い想いが噴き出しそうになった。11歳か〜。いいなぁ。小学5年生くらいだな。いいなぁ。でも娘にするとちょっと大変そうだなぁ。俺の手には負えなさそうだが、根は優しそうだし悪くないな。それにしてもこの衣装はなんなんだろう。この不思議さがまたよし。今回他の子供たちでは、ナンを心配していたトミーがよかった。「心配なんだろー」とからかわれた後の乾いた笑いもよし。あの三人のシーンはなんだか微笑ましかったな。デーズィとアルフレド(違)はちょっと出番が少なかったなぁ。「先生たちの知らないことなんて、世界に一つもないよ」なんてことあるはずがないが、子供っぽい発想でよい。可愛い。そういえば冒頭シーンのエミルの「あそこだ!」がパズーみたいで面白かった。 
2007/06/24第3話『イチゴつみと黒い森』
 小さなロブがどうにもならないナンの面倒を見る話。みんなでイチゴ摘みに行こうということになって、ナンが何をしでかすかわからないので、小さい子供が一緒なら無茶はしないだろうと、ジョー先生がロブも連れて行って面倒を見るよう言う。がしかし、ナンはあっさり、ロブの制止も聞かずに越えてはいけないと言われていた柵を越えて森の中へ。仕方なくロブをそれに従う。無我夢中でイチゴを摘むナンを、ため息混じりに見守るロブ。空がにわかに曇り出し、雨が降るというお約束の展開。迷子になったのではないかと言うロブに、「どこに行ったらいいかわからなくなっただけよ」と屁理屈。さらに「そうだ、大きな声で呼んだらいいかもしれない」と、それは完全に迷子だろおい。好き。「ぼく、ナンのこと好き」とロブが愛の告白。俺もナンのこと好き♪ 無言で抱き締めあっていると、いつの間にかオオカミに囲まれ、飛びかかってきた一匹の前に立ちはだかるロブ。腕を食いちぎられ、絶叫の内に食われる。震えながらそれを見つめるナン。「次は……あたしだ……」
2007/06/26第4話『約束の小箱』
可愛い。ただただ可愛い。今回のナンは泣きまくり。1話の感想で泣かせたい旨書いたが、スカッとしたかというとそうでもなく、ちょっと涙の理由が違うなぁ。「負けた悔しさ」系が萌えだが。いやまあ、これはこれで萌えだが。それにしても壮絶におてんばだ。森での武勇伝を得意げに話していたナンが可愛かった。「ダメって言われてることをすると、すっごく楽しいんです」ととても得意げに、明るい表情で先生に言い放ったナンが素敵だ。怒った先生がナンのお尻をひんむいて平たい棒でペシペシ打つシーンが素晴らしかった。ぷりぷりお尻萌え。「さあナン、これでもまだ楽しい?」「はい先生。あたし、だんだん痛みが快感に……」そんなこと言わねーよ。それにしても、ナンはもらった小箱にわがままを閉じこめるそうだ。どうか考え直してくれ。ナンはわがままだからいいのだよ。 
2007/08/01第5話『小さなバイオリン弾き』
 しばらく『ローゼンメイデン』に浮気していたので、ものすごく久々の更新。ちなみに『ローゼンメイデン』は半年で26本も見たので、忙しくても本当にパワーのある作品は見るということ。そういう意味では、この作品はちょっとパワー不足かな? さて、今回はナットに萌えた。いや、萌えるキャラではないが、ヴァイオリンを弾いているときの回想がよかった。ナットのあの物語で、全26話のアニメが作れそうだ。そして最終回が今回で。ところでナットって嘘つきの子じゃなかったっけ? うぐぅ。早く『第三若草物語』を買い直さねば。もうまったく覚えていない。
2007/08/05第6話『トミーバングズ商会』
ナンの出番があまりにも少なかったので、デーズィをキャプってみた。まあ、このアニメではナンが主人公だが、元々『第三若草物語』はナン一人の物語ではないから。さて、今回はナットの物語。俺的には「文字が読めない」という特徴(短所)は結構ポイント高い。「貧乏」とか「不幸な境遇」という感じがして良い。薄幸の少年とか薄幸の少女というのは、物語においては輝くものだ。もっとも、現実にはなかなかそうはいかず、実際貧乏だったり不幸な境遇にあると、心も貧しい人間になってしまうが。前半、トミーバングズ商会の話があったが、ちょっと分が悪いように思える。まあ、そこら辺はしょうがないのだろうが、ナットが動物を飼えるようになるのは随分先のようだな。後半は今書いたとおり。最後のベア先生の話が素晴らしかった。ここはいい学校だ。 
2007/08/05第7話『僕はロビンソン・クルーソー』
 今回、ナンの表情が豊かで色々キャプりたいシーンがあったが、不安げにナットを見るシーンをキャプってみた。それにしても今回、作中で何年経ったんだ? いや、何年は言い過ぎだが、月単位で経ったのは間違いなかろう。ナットはすごいなぁ。ナットに限らず、本気を出すと子供ってのはすごいのかもしれない。ちなみに今回、「手伝うわ」のデーズィもめちゃくちゃ可愛かった。将来の伏線か? よくも俺のデーズィを! まあ、ナットならよかろう。俺はナンで。そういえば、ナンが足し算を思い切り間違えていたのが萌えた。前回の感想でも書いたが、「勉強ができない」という特徴(短所)は俺の中でとてもポイントが高い。身近にいるとどうかわからないが、物語的には好きだな。くうぅ。俺がナンに色々教えてあげたいぜ!
2007/08/10第8話『はじめてのパンプキンパイ』
すごく萌えました、はい。すごく萌えました。つか、ひとりぽっちで寂しそうにお人形さん遊びしてるデーズィ萌え。お人形さん遊びがしたいんだね? よしよし、じゃあ俺が一緒にするよ。ピンキーでもいい? 可愛いお洋服を着せて一緒に楽しもう。ぐぶぶぶぶ。確かにナンとデーズィが一緒にいることってほとんどない。同じコマに写っていることすらほとんどなく、今回はそういう趣旨ということもあって、キャプりたいシーンがめちゃめちゃたくさんあった。がしかし、敢えてひとりぽっちで寂しそうなデーズィをキャップった。それにしても、ひとりぽっちであることを先生に主張するデーズィがとてもカワユス。「ナンだって女の子じゃない、一応。ついてないし」いやいや、あれは女の子じゃないだろ。うまく隠してるんだって。「見て見て、こんなに大きくなったわ!」「んっ、ん〜〜、カタい……」エロス。「どうしたの?」「カタくて××れないの」エロス。とにかくデーズィが可愛い回だった。ごちそうさま。 
2008/04/03第9話『おもちゃの国の贈り物』
 私生活においてものすごく無気力なのを利用して、久々に見てみた。トミーの名前すら忘れていたが、いやはや、やっぱりこの作品は面白い。特に今回は良かった。普通に良かったし、萌えという点でも最高級。ナンが好きで思わずいたずらしてしまうトミーと、そんなこと全然気付かずにいじわるなトミーに腹を立てるナンのペアが愉快で可愛くってしょうがない。怪我までさせちゃって、俺が舐めるよ。いや、むしろトミーが舐めろ。先生の「ああ」が良かったなぁ。トミーの気持ちに気が付いて特に口出しせずに見守っていていい感じ。トミーが最初にオルゴールを渡そうとしたとき、ナンが普通だったのに注目したい。いじわるされても、腹を立てても、少し時間が経てばまたあんな感じで元に戻ってるのが子供のいいところだな。「それで?」のナンの無邪気な攻撃が素敵。ぬいぐるみのバレ方もよかったなぁ。「ひ、ひどい……」泣きそうなナン、はぎゅ☆ オルゴールに関しては先生のアシストが上手かった。そういうのも含めて、ものすごくバランスの良い回。
2009/02/04第10話『パジャマで大戦争』
『ポルフィの長い旅』が終わって、1年ぶりの更新。画像のキャプチャは中止。キャプチャの取得は結構面倒なので、面倒なことがあると更新頻度が落ちる。今回はみんなでひたすら夜起きている話だが、深夜12時の時計の打つ音を聞いてみたいというのが、とても子供っぽくて萌えた。今となっては、夜の12時というのは我々は当たり前に起きている時間だが、小学生の頃は大晦日に眠たい目をこすって除夜の鐘を聞いていたものだ。もっとも、最近の小学生は普通に12時まで起きていたりするらしいが。俺は9時とかに寝ていた気がする。結局ジョー先生が何を期待していたのかが少しわからないなぁ。「怒らない」=「遊んでいい」はともかく、「遊んでいい」=「いつまでも起きている」とはならず、「さんざん遊んで、眠くなったら寝る」では罰にもなんにもならない。まあ、ナンのことだから、「寝なくていい」→「寝ずに起きている」→「寝たら負け」となるのがわかっていて、それが最後の「きっと困ってるわ」という台詞につながるのかな。
2009/02/04第11話『街から来た無法者ダン』
ダン登場。予告で見た瞬間、「あ、ダンだ」と口に出たものの、ダンがどういう子だったかまるで覚えていない。いや、漠然と粗暴な感じだったことは覚えているが、どのように打ち解けていったのかとか、全然。とりあえず現状、ナンと同感なのだが、まあ人を生かすも殺すも環境次第で、身よりもなく街に放り出されたら、すさんでしまうのも仕方ないかもしれない。もっとも、仕方ないと理解はできても、一緒に暮らせと言われたらやはり嫌だが。ナンも災難だな。
2009/02/09第12話『プラムフィールドの嵐』
なるほど。前回よりは好感が持てる感じ。俺も大人になったのかも。ダンの中で葛藤する二つの心があるようだ。本心では人を信じたいが、裏切られてきた過去があるから慎重になっている。ナンとはうまくいっていないが、トミーをはじめ、他の面々とはそれほどぶつかっていないよう。デミみたいな理性的な平和愛好家がいるから、きっと男連中は大丈夫だ。ナンはこのアニメの主人公。ダンがどうこうというより、ダンのような存在が出てきた今、ナンがどう変わっていくか、そこに注目したい。
2009/02/09第13話『決闘!エミルが怒った』
おおっ。結構エミル強かったなぁ。前回、デミのことを褒めてみたが、やっぱりまだ10歳とか11歳の男の子。俺が思うほどの仲裁力はなかった。それにしてもナットだ。一応自分の推薦で連れてきたのだし、もう少しなんとかしてくれ。ナンは少なからずダンに好感を抱いたもよう。少しずつこうしてみんなが惹かれていくのは、やはり本質的にダンが悪いヤツではないからか。ちなみに俺は少しずつ嫌われることはあっても、好かれるほどはほとんどないなぁ。第一印象がピークな気がする。本質的な嫌なヤツだからか?
2009/02/09第14話『ダンとテディの秘密』
久々にキャプってみた。うちひしがれた感じのナン。萌え。次のシーンでは「怒り」に変わっていた。ナンが悲しくて泣いてるところとか見てみたいなぁ。げへへ。ダンがみんなと一緒に食事をしたり、授業に出たりし始めた。やっぱり子供なんだなぁと思う。どんどん変わっていく。周囲に影響されて簡単に悪に走ってしまうこともあるが、いい人たちに囲まれて、簡単に良い性格に変わることもある。大人だとそれがなかなか難しい。長い年月の間に積み重ねてきたものがあって、それを変えることは、現在の自分を否定するような、そんな感覚に囚われる。良くないことなんだがね。俺もダンを見習わないとな。 
2009/02/09第15話『バタカップ大騒動』
 デミ可愛いなぁ、デミ。昔のショタ属性がうずく。元々金髪の少年って好きなんだよね。デューとか(謎)。今回、男の子たちの中にデミが混ざっていたのがなんだかとても良かった。まあ、元々ちょくちょく混ざっているのだが、どちらかというとあまり腕白たちの中に溶け込んでいる印象がない。外で元気に。同じ大人しい系でも、ナットよりはだいぶデミの方が好きだな。今回は随分大変な事件が起きてしまったが、男の子だもんな。バタカップは可哀想だったが、子供ってそういうものだから。先生たちが懸念した他の子供たちへの影響を、ダン自身も感じたようだ。そっと抜け出そうとしたが、改心して戻ることに。これで平和になるかと思ったら、次回のタイトルの不吉なこと不吉なこと。そういえば、ナンがすっかり大人しくなってしまった。女の子は女の子っぽいのが好きだが、子供の頃は男の子たちに混ざって走り回ってる元気な子の方が好きだな。ナン、血が出てくるまでは女の子になるには早いぜ?
2009/02/11第16話『学校が燃える!』
なんてことみ! 萌えちゃう……萌えちゃう……。煙に巻かれて焼死するナン萌え! いや、それはどうだろう。ダンはいい子になった。それはもう見違えるほどに。だがまあ、本質的に悪い子じゃなくても、悪いことに憧れたりするもので、今うちの会社の上司がすごい堅物で真面目で悪い事なんて何一つ知らなそうな顔をしているが、小学校の頃にタバコを吸ってみたことがあるとか言って、きっとつまりそういうことなのだと思う。酒飲んで葉巻を吸ってカードをする。男の子なら憧れても不思議ではない。今ふと思ったが、酒飲んで葉巻を吸ってカードをしたのがナンだったら……うん、萌える光景だ。本質的に善の少女が何かの間違いで悪に堕ちるというシチュエーションはとても萌える。 
2009/02/22第17話『さよならダン』
 悪いことをすると罰を受けるというお話。画像は草の上で罰を受けているナン(嘘)。それにしても、よく消し止められたなぁ。素晴らしい。偉いものだ。ダンも頑張った。さすがに家を燃やしてしまってはもう居られないな。そのページさんって人の家に素直に行く時点で、ダンは本当に丸くなったなぁと思う。そういえばデミが混乱していた。あれはしばらくトラウマになりそうだな。変わったというと、ナンもすっかりダンの味方に。どうやって登ったのかも気になるが、どうやって下りたのかも気になるところだ。
2009/07/01第18話『ママがやって来た』
スタッフィ、結構頑張り屋さんだなぁ。見直した。最後はちょっと自分の意思を言い出すのが遅かったが、まあでも帰ってきたし。ちょっとくらい手抜きするのは大目に見よう。画像は草の上で罰を受けているナン(嘘)。 
2009/07/01第19話『舞踏会へようこそ』
ボク、先生が子供だった時を愛したかったな。たぶん誤聴。なかなか良かった。こういう子供たちがちょっと背伸びした感じの話は見ていて微笑ましいですな。それにしてもトミー、それはあかんよ。まあ、いじめたくなる気持ちもわかるが。いじめるというと、男は妹をいじめるものらしい。俺も可愛い妹をいじめないと!
2009/07/01第20話『大きくなったら何になる?』
夢のお話。ナンは機関車に石炭をくべたいらしい。すごいな。俺にはそんな単調な肉体労働は考えられないが、人それぞれだな。画像は空想の中だが、トミーたちに笑われて実際に機関車に飛び乗って石炭をくべていた。その行動力に乾杯。ジョー先生は笑っていたが、俺も見ていて楽しいよ。第三者的には。 
2009/07/01第21話『先生をぶちなさい!』
 恐らく『第三若草物語』の中で、最も有名なエピソードではないだろうか。ただね、原作はどうだったか覚えがないが、このアニメに関しては、あの場面で嘘をつくのは身を守るために必要なことだとも思うが。俺も昔、変なヤツに絡まれて、「いくらある?」という質問に対して、「ジャンプの釣りの10円だけです」と嘘をついたことがある。自転車のカゴにジャンプが入っていたから無事だったが、ポケットには千円札が入っていた。あのシーンはそういう類。あそこで本当のことを言っていたら、明らかにエミルにぶん殴られていたと思う。ベア先生、ナットにも注意が必要だが、エミルにも一言言っておいてくれ。
2009/07/01第22話『ページさんからの手紙』
まだ2週間なのか、と思った。それまでの長い月日の中で曲がってしまった性根が、すっかり真っ直ぐになるにはちょっと短いのではないかと思う。子供だからか。どうなんだろう。大人と子供って、どっちが変われるのだろう。やっぱり本質的に変われるのは子供かな。大人は変われないが、考えることができて、そして我慢ができる。そしてそれがストレスになって……まあいいや。ラスト、イヤな連中が出てきたなぁ。つまり、一度悪い方に走ると、ついて回るということか。ところで、序盤の洞窟を見つけたナンが面白かった。洞窟探検も見てみたかったが。
2009/07/01第23話『誰もいない庭』
 さて、ダンが帰ってきた。一体何があったのか、それは次回以降で語られるのかな? たぶんまずはダンのことを心配するべきなんだろうが、ピストル持ってる連中に狙われている少年を置いておくというのも、心配なことだ。また連中みたいなのが来て、他の子供たちに危害を加えるかもしれない。やはり、一度悪い方に走ると、ついて回るということか。ダン本人も、あの襲撃によって、心から安らげることはもう無いだろう。一度でも悪事に走ってはいけない。そういう教訓か。
2009/07/02第24話『素直になれなくて』
ダンという少年は、実はこの作品にとって、トミーや、それこそナンよりもずっと大きな役割を持っている。それがよくわかる回。とても丁寧にダンを描いている。だがまあしかし、萌え(今回はナン)を中心に作品を見ている自分としては物足りない回だったが。
2009/07/02第25話『博物館を作ろう』
なんだかとってもいい話ですな。久々にローレンス氏登場。もうだいぶ昔のことを忘れてきた。エイミーは今頃どこで何をしているのやら。ダンの話は今回でひとまず終了かな。素敵な博物館が完成した。ダンもすっかりいい子になって。
2009/07/02第26話『泥棒は僕じゃない!』
ダンのとき同様、やはり一度悪い道に走ると、そのツケがついて回るというお話。お金のありかを知っている唯一の子がデーズィだったら……いかん、Sな妄想が今ぷにっと膨らんでしまった。犯人はまあ確定的だが、それにしてもナット可哀想に。やっぱり、一度でも悪い道に走ってはいけないという教訓。盗んだのは実はナンでしたー、とかもうきゃうきゃするが。それにしても、ダンの対応が良かったな。やはり他の子供たちより年齢はもちろん、精神的にも上な感じがする。別に疑われているのがナットでなくても、きっと彼はああいう態度をしたはずだ。 
2009/07/02第27話『ひび割れた友情』
ちょっと、あの、ネッド、殺していい? 実はベア先生の一番の失敗生徒はこいつだと思うのだが。ダンが一太刀入れたが、結局最後はまたあの他人を小馬鹿にした笑みを浮かべていたし、ちょっと、本当にもう、殺していい? ナンあたりが「あなたじゃないの?」と一太刀入れれば、ネッドも疑われる苦しみがわかるだろうに。ダン、ナットのために自分がしたことにして出て行くつもりみたいだが、それでは本質的な解決にはならないのだよ。それがわかってるから、ベア先生もそれをしない。表面上丸く収めるだけなら、どこかから出てきたことにしてベア先生がお金を出せば済む話。でも、それじゃあダメなんだ。
2009/07/02第28話『告白の置き手紙』
ジャックの告白の後──まあ理屈で考えれば、いなくなった人間より、残っている人間のことを考える方がいいのはわかるが──、ジャックの話がまったく出なかったのがなんとも奇妙だった。今『シャナ』を見ているのだが、トーチが燃え尽きた後、誰も覚えていないような、そんな感覚。それにしても、ダンが何にもお金を使っていないのは明白なんだから、盗んだ金を返すにしろ、わざわざ本を売る必要はないことくらい、少し考えればわかりそうなものだが。きっとみんな疲弊していたんだな。
2009/07/02第29話『男の子には負けない!』
 久々にこの作品らしい、明るく楽しい回だった。絶対にバット振り回したりしなさそうなデーズィが野球やってる姿を見られたりして、そこが面白かった。これを機に目覚めたりしないのだろうか。「私、機関士になる!」とか。
2009/07/02第30話『小さなウェディングベル』
「ごめんデースィ。何もかもあたしがぶち壊しちゃったのね」「ええそうよ、ナン。わたし、もうナンとはお話したくない」ナットとデーズィの恋愛系の描き方は良かったと思う。これまでいくつか二人きりのシーンがあって、ゆっくり育まれてきたんだなと思う。ナンとトミーはひどいことになっていたが。俺としては、トミーが自分がナンを好きだと認めたのが意外だった。いや、どちらかというとあれは、自分がナンを好きというより、ナンが自分を好きなはずだという奇妙な一方通行かも。 
2009/07/03第31話『ステキな5ドルの使い方』
 「でも、僕はトミーのお金を返したし、すまなかったと言ったんですから、それで十分じゃないんですか?」そんなわけねーだろ! いや、まったく、本当に、そんなわけねーだろ。この1話で受け入れられたのも、むしろ奇跡と考えよ。ナットとダンは3話に渡って苦しんだ。アニメ時間にして一週間くらいだったと記憶している。逆に言えば、このアニメにとってそれだけジャックの存在はどうでもいいということで。ナットとダンが疑いをかけられるためにジャックは必要だったのであり、ここで戻ってきたのもベア先生が失敗した生徒を作らないためであるという気がしてならない。「わぁ、尻尾の長いオタマジャクシみたいなのがいっぱい動いてる!」
2009/07/03第32話『私、お医者さんになる!』
アニー・ハーディングって誰かと思った。そういえば結婚式ごっこでもそんなようなことを言っていた気がする。今のところまだ、ナンは誰かのために何かするというより、自分がしたいからしている感が強いな。まあ、自分がしたいことが誰かの役に立つというのが理想ではあるが、実際なかなかそうはいかない。前半の怯えているデーズィが可愛かった。まあ、一般的な女の子の反応だと思う。ナンは強いなぁ。 
2009/07/04第33話『お父さんとの約束』
そういえば、デミとデーズィはメグの子供だった。すっかり忘れていた。よくぞあの二人から、こんな金髪の子供が生まれた。実はどこかで拾っ……。デミ、可愛いですな。そういえば確かに、デミが将来の自分とか語ることって聞いたことがない。まあ、無難な人生を歩みそうだ。
2009/07/04第34話『雪の日の使者』
うーん……。ナットのバイオリンが良すぎる。思わず涙がほろり。ほろり。子供たちが先生がいない間に授業を頑張ってるところとか、ジョー先生のためにお茶を入れているところとかが素敵だった。なんだか、この学園の教育の集大成みたいな感じ。若草物語の四姉妹の物語としてはジョンの死と幼い兄妹の方が重要だが、この物語としてはこういう事態における子供たちの行動が大切。それにしても、「予想しない味だっただけだから」がウケた。予想しない味……美味しくはなかったと思われる。 
2009/07/04第35話『吹雪の中で』
 ここでこの話を持ってきてしまって良かったのか。もはや最終話へ駆け抜けるような、ナンが自分の未来に向かってしっかり歩き出す決意を固める、非常に重要な話。気持ち的にはこの次に最終回を持ってきた欲しいような、そういう感じ。ああ、それにしても今回の夢遊病者のようなナンが萌え……いや、萌えではないが、なんかこう、はぎゅっ? いや、はぎゅっでもなく……こう、ねぇ。
2009/07/04第36話『ダンの荒馬ならし』
なんだかナンとダンがいい雰囲気だ。キャプった画像のナンの表情がとてもいい。前回まででナンの医者になる決意の話に一区切りついたから、次はナンとダンの恋愛話か? ほら、ナットとデーズィの件もあったし。と、先を知らない人はそう思ってしまいそうな展開だが、ナンは独身を貫く。でもまあ、この年代の少女だから、色々な男の子が気になってもいいと思うし、むしろその方がいいだろう。そういえば、ダンにとってプラムフィールドが狭くなったのか、という話がとても良かった。確かにダンはもっと大きな世界、大きなスケールで生きるべき男だ。 
2009/07/04第37話『旅立ちへの予感』
 唐突に訪れた、皆が離ればなれになっていく気配。春って、そういうものかも知れない。春って、決して出会いだけで構成されているわけじゃなくて、例えば4月に出会いがあったら、きっと3月には別れがあったはずなんだ。うーん、俺ちょっとセンチメンタル。「だとしたら私、大人なんかになりたくないな」このナンの言葉がいいね。とてもいい。楽しい時間がずっとそのまま続いてくれたら、どれだけいいか。でも、やっぱり人って大人になっていくから。ほら、今ニートとか色々いるけど、やっぱり人生のどこかで、重大な決別をしなくてはいけない瞬間があって、それを見誤ってはダメだ。もう一つ。トミーの「ぼく、ナンが大好きなんだ」がすごくすごく良かった。ものすごくストレートで、心に響く。是非ともナンに直接言ってほしい。
2009/07/04第38話『それぞれの決心』
ふと今の自分を思った。今所属している会社は8月末で辞める。9月からは次の会社が決まっている。全然別の畑になる。不安ももちろんある。7月1日から会社には行っていない。2ヶ月は夏休み。6月末でそれまで1年半ほど一緒に仕事をしていた仲間たちと別れた。この先、関係が継続する人もいるだろう。大半がお別れになるだろう。たぶん、そういうことなんだろうな。あずまんが大王の最後の方の『一緒』という作品の、ゆかり先生の一言が思い出される。きっと、毎日会うことはなくなるという、ただそれだけなんだ。 
2009/07/04第39話『おてんばジョー自転車に乗る』
 いよいよ大団円間近で、焦点を主人公であるナンに絞った。ナンとジョーの共同作業というのは、この作品の大きなテーマかもしれない。それにしても、市長さんの話とか、時代を映した考え方だな。今となっては信じられない古い考え方だが、必ずしもそれが悪いとは思わない。男性にしかとか、女性にしかという言葉は使わないが、男性の方が向いている仕事や、女性の方が向いている仕事があるのは確か。医者がそうかはわからないが、デーズィに比べたら、ナンが変わった女の子であるのは間違いない。まあでも、今この日本で巷の女の子たちを眺めたら、デーズィみたいな子の方が希少な存在だが。
2009/07/04第40話『さよならプラムフィールド』
感動的なフィナーレ。最後のナンの回想シーンはグッと来たね。ちょっと目が潤んでしまった。最終話はダンとナン。この二人がこんなに甘酸っぱい関係だったか、原作を全然覚えていないが、俺としては第1話から登場していて、且つとてもいい笑顔でナンを好きだと言ったトミーとナンで締めて欲しい思いもあったが、やはりこの作品の主題は「ナンの成長」と「ダンの更生」であるからして、この終わり方がいいのだろう。ナンとダンが出会いを振り返るシーンも、そんなことを感じさせる。まあ、とにかくいい終わり方だった。 
2009/07/04■『若草物語 ナンとジョー先生』の全体を通しての感想
全体を見終わるのに2年もかかった上、後半23話は4日間で一気に見たから、全体を通しての感想は書くのが難しい。今回は簡単に。

ストーリーは起伏に富むことはなく、いわゆる『トラップ一家』や『若草物語』に代表される日常系で、ワクワクドキドキの冒険活劇を期待する人にはあまり楽しめないかも知れないが、まったりした日常の中でナンやトミーが引き起こす小さな事件はとても面白く、見ていて飽きない。学校を舞台にしているだけあり、教育的な示唆が多いのも、子供向けのアニメとしてはストレートに良いと思う。ダンの更生とか、トミーのお金がなくなった事件とか、ナットの嘘とか、ジョンの死とか、別れとか、男女平等のこととか。総合的に見て、ストーリーは★4で。

キャラクター萌えについては、実は後半、あまり萌えを感じなかった。ただこれは、ナンのキャラクターによるものなのか、それとも自分の感性が鈍ったからなのかがわからない。今セーラでも見てみればはっきりするかもしれないが、それにしても恐らくナンという女の子は、あまり萌え対象としての女の子の魅力は感じなかったように思う。ただ、アンネットやルーシーなど、おてんば系の子でも萌える時は萌えるから、やっぱり感性かなぁ。わからん。

アンの時同様、別に萌えを取り払った、純粋はキャラクターの評価は高い。一人一人が個性的だし、魅力的である。ただ、スタッフィなど、いわゆるスポットが当たらなかったキャラは、ほとんど成長を感じられなかった点は残念。ダンやナン、トミー、デミらは成長したが、サブキャラはあまり変化がないように思う。これはキャラクターの評価と言うよりは、ストーリーの方かもしれない。

まあ、簡単だがそんな感じで。

ストーリー ( 内容やテンポ、感動したかなど )★★★★☆
キャラクター萌え度 ( 絵や声、性格、言動など )★★★☆☆


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