『 魔法少女リリカルなのは 』 感想




2010/02/13第1話『それは不思議な出会いなの?』
劇場版を観てきて、思いの外良かったのでTV版も見てみることに。それにしても、劇場版見た時にも思ったが、本当になのはが主人公なのに違和感ありまくり。自分の小説にも何度か出しているにも関わらず、どんな子だったかまるで覚えていない、完全に脇役の印象。ちらっと出てきた恭也と美由希が、一線を退いた主役達のような一抹の寂しさが。さて、劇場版見てきたばかりなので新鮮味はないが、やはりなのはの声が可愛い。変身シーンがエロい。こういうアニメは変身シーンは売りの一つ。コスチュームは劇場版のより簡素だな。劇場版ではTV版のシーンがどれくらいカットされていたのか、それを着眼点の一つにしたいが、第1話は家族紹介以外はほぼそのままだった。フェイトの登場が待ち遠しい。
2010/02/14第2話『魔法の呪文はリリカルなの?』
うぉぉ、なのはカワユス! とても強くて前向きな子だなぁ。異常事態にすんなり対応しているのは家系のせいだろうか。最初の戦闘シーンは随分あっさりしていた印象。映画はもっと派手だった気がするから、だいぶ付け加えたようだな。「リリカルマジカル」とか、確か映画では言ってなかった気がする。確かに、響きがコミカルだし、シリアスなシーンには合わないかも。ディバインバスターだっけかを初っ端から使っていたかな、映画では。二度目の戦闘もあっさり。これは映画では割愛されていたが、なのはの強さを再確認するための戦闘のようだ。ぼちぼちこの無敵っ子をやっつける人が出てくるかな?
2010/02/14第3話『街は危険がいっぱいなの?』
映画では全削除されたエピソード。それにしても、街は大丈夫なのか? なんかすごいことになっていたが。閉鎖空間とか何か空間にバリアみたいなの張った方が良くないか? いや、誰がやるか知らんが。後は、なのはのパンツがリアルだったのと、一緒にお風呂入りたいのと。変身シーンの幼児体型が異様にエロいんだが。下手に膨らんだり凹んだりしてるよりエロい。あるいは、それをエロく感じる俺がやばいのか。翠屋で三人ともジュースもケーキも残していたのがちょっと気になった。そうそう、今回いよいよなのはが砲撃した。魔砲少女の異名を取るなのはの片鱗。この先がんがん撃って行こう。このアニメの楽しみの一つのようだし。
2010/02/14第4話『ライバル!?もうひとりの魔法少女なの!』
フェイトキターーーーーッ! さよならなのは。君のことは愛してるけど、フェイトのことはもっと愛してるんだ。てへ。前回もそうだったが、今回もフェイトにやられた後になのはが鬱モード入ってて萌えた。すげぇ前向きで元気で明るいんだが、いきなり激しく落ち込むそのギャップがカワユス。フェイトの方はまだ名前も出てきてない、謎の女の子。瞳が暗いね。ギャグっぽさの多いアニメなんだが、フェイトの登場で一気にシリアスになるかな? どう考えても悲惨を形にしたような女の子だし。「いくつかは、あの子が持ってるのかな。大丈夫だよ、殺してでも奪うから」そういえば、なのはがディバインバスターを撃とうとしていた。今回は不発だったが、爆撃への期待が高まる。忍の声が思ったより高かった。元々あんな感じだっけか。とらハ3をやり返したくなる。でもやったらとりあえず那美に走りそうだが。
2010/02/14第5話『ここは湯のまち、海鳴温泉なの』
おおっ、殺すかと思った! 殺すかと思った! 「話し合いなんて無駄。あなたを殺して奪った方が早い」みたいなことをさらっと言いそうな子なんだが。1つだけ持っていくところが真面目だ。全部持って行けばいいのに。それにしても、フェイトの入浴姿も見たかったなぁ。いやまあ、この際入浴シーンじゃなくてもいいのだが。要するに、フェイトの、その、あれだ。それを見たい。どれだ? フェイトの変身シーンはないのか? 技は一つ一つ大仰なんだが、変身シーンはないのか? そういえば、アリサいいなぁ。にひひっと笑うか、うるさいうるさいうるさいと言うか、何かそういうファンサービスはないのか? ないな。
2010/02/14第6話『わかりあえない気持ちなの?』
「一人で帰るのって、そういえば久しぶりかな。ユーノ君のせいで、あたし独りぼっちになっちゃった」なのはがどんどん陰鬱モードに入っていく。だがしかしそれでも俺がフェイトに萌えるのはきっと、境遇のせいだろう。高町家の人々がいかに温かいかはとらハ3をコンプした俺にはよくわかるから、アルフが言うとおりたぶんなのははすごく恵まれた環境にいて、心配してくれる人がいて、友達もいて、俺が心配するまでもない、と感じるわけだ。その点フェイトだな。こんな悲惨な境遇の子はそうも見たことがない。それにしても、なのはの「話さないと、言葉にしないと、伝わらないこともきっとあるよ」に驚いた。お前が言うのか、それを。誰にも話さず、自己解決型のお前が! アリサいいなぁ。もっと罵声してくれ。
2010/02/14第7話『三人目の魔法使いなの!?』
ああああああああああああああっ! たぶんこの回で多くのなのはファンがフェイトに転がったんだな。俺も映画見て、この辺りからフェイトに傾向。なんて可哀想に。映画みたいにケーキぐちゃってされることはなったけど、虐待シーンは映画よりひどかった気がする。勃起したし。いや、してないけど。フェイト頑丈だなぁ。あれだけ撲たれてすぐにこれだけ動いて戦えるなんて。そして健気だ。俺の娘に……。「止まれ、止まれ、止まれ」は映画見た時も、「時をかける少女」を思い出した。止まって良かった。両手が吹っ飛んだらどうしようかと。美由希が木刀振り回していたなぁ。さっき『とらいあんぐるハート3』をインストールして、プロローグを少し眺めていた。なのは可愛い。おにーちゃん、おねーちゃん。何か融合させた小説を書きたい。
2010/02/14第8話『それは大いなる危機なの?』
クロノ、貴様、フェイトを撃ったな。あんな健気で可哀想なフェイトを! 包帯巻いてたぞ? 劇場版では血まで出ていた記憶があるが、クロノ許すまじ。あんな小さな女の子に手加減を知れ。おおーん、可哀想なフェイト。アルフが切れて母親に襲いかかって返り討ちにされて殺されて完全に独りぼっちになってしまったらどうか、とか鬼畜なことを思った俺を許しておくれ。なのはサイドは特に変わりなく……というか、この辺りもう大半のシーンが劇場版でも端折られていないから、新鮮さがないと言うか、フェイトしか見えないというか。そういえばフェイトって、過去がないんだよなぁ。いや、なんとなく。
2010/02/15第9話『決戦は海の上でなの』
ユーノの声がパズーみたいだった。それはともかく、なのはの言動に戸惑うフェイト萌え。「友達、何それ、美味しいの?」みたいな。友達とか絶対にいなさそう。まあ、いないわな。俺が友達になってあげるよ。トランプして遊ぼう。ふと思ったが、俺は映画でフェイトと母親の話を知っているから普通に見ているが、いきなりこのアニメだけ見ると、よくわからんかもと思ったり。たぶん、だから映画でフェイトや母親のエピソードをふんだんに盛り込んだのだろう。エピソードというと、逆に映画では割愛されていたなのはが一人に慣れてるエピソード。これにどうにも違和感がある。父親が重傷というのが無理矢理っぽく見えるし(もっとも、とらハ3では重傷どころか父親死んでいるのだが)、頑張って設定をフェイトに近づけてみました、みたいな印象。やっぱりなのはには優しい家族の中で不自由なく育ったという方が似合う。いい悪いではなく。#『とらハ3』をやり直したのだが、ゲームでも多少なのはは寂しい思いをしていたっぽい。だからしっかりした子になったというようなエピソードがあった。俺の記憶違い。
2010/02/15第10話『それぞれの胸の誓いなの』
アイキャッチが悲しそうだった。「わたしたちのすべては、まだ始まってもいない。だから、本当の自分を始めるために。始めよう、最初で最後の本気の勝負」なのはのこの台詞、確か映画でフェイトが最後に同じようなことを言っていたと思うが、まさにこの二人の関係のことであると同時に、フェイト自身のことであると思う。過去を持たず、偽りの記憶しか持たないフェイト。その事実を知った時がフェイトの本当の誕生であって、フェイトを描くとしたらこの一点しかないと思う。ああ、二次創作の話だが。そういえばフェイトが鞭で打たれていたのも今回だったかな。痛ましい。監禁事件とかあると、どうして逃げ出さないのかと思うが、恐怖はすべてに優先するのだろう。ましてやそれが家族で、逃げ出しても行き場がなかったりしたらなおさらか。
2010/02/15第11話『思い出は時の彼方なの』
「まあ、いいのかな」よくないだろ、フェイト。来たねぇ、なのはvsフェイト。映画を見て本気で笑ったシーン。映画より戦闘シーンはずっと簡素だった感じ。TV版でも十分それに近かったが、なのはの2発目、明らかに元気玉。映画館で思わず「殺す気かっ!」とひとりごちた俺を誰に責められようか。本当に、フェイトよく無事だったな。「フェイトのそれはほんとにまずい」のは、なのはのそれも同じに思えたが。そして明かされた過去。フェイトの最初の回想シーンみたいなのが、映画では全編に散りばめられていてしっくりと来たのだが、TV版では唐突感が否めないな。まあ、プレシアがフェイトを嫌っていて、道具としてしか見ていなかったことはしっくり来るが。これだけ悲惨なヒロインは滅多に見ない。パッとは思い浮かばない。作り物、人間ですらなく、過去は与えられたもの、虐待されてなお愛した母親は実は母親ではなく(ある意味で母親だが)、捨てられた上、嫌いだったと言われ、もう何も残ってない。ああ、作り物の哀れなヒロインというとミランシャを思い出した。第10話の感想で書いたが、この日この時をフェイトのスタートライン、0としたら、未来はいくらでも広がっているとも考えられる。『生きてりゃなんとかなる』
2010/02/16第12話『宿命が閉じるときなの』
ぞくっ、来た! なのはが手を重ねて、フェイトが一瞬瞳を閉じた時、キスしろ、と思った。それにしても、なのはがフェイトの名を連呼する中、フェイトが不自然なまでになのはの名前を呼ばない。まあ、最後の名シーンのために取ってあるわけだが……映画では、なのはの名前を覚えていないことを明確にする呟きがあったが、それでもまあこれだけ周囲が「なのは、なのは」と連呼していれば、普通思い出すわな。「わたし、まだ始まってもいなかったのかな」たぶんね、フェイト。俺と一緒に始めよう。クロノの「世界はいつだって、こんなはずじゃないことばっかりだよ」がなんか名台詞。子供の発言じゃないな。何かツライことでもあったのか? 普通の子供はこういうことは考えない。それにしても、最後の最後でなんだかプレシアとアリシアが可哀想に思えた。なんかもう、邪魔せず二人をアルハザードに行かせてやれよと思った。前回フェイトとミランシャを比較したが、やはり未来が閉ざされている方が悲しい。ただ、すずかとアリサがちらっと出ていたから、放置したらきっと何か地球にも悪影響が及んだのだろうな。そういえば、YouTubeのコメントに「ちょっと俺も今の自分を終わらしてくるわw」とか書いてあってウケた。俺も終わらせたい。今日誕生日でとうとう3X歳になったが、何かもうダメな気がする、色々と。
2010/02/16第13話『なまえをよんで』
キタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ! 萌え死ぬ! 映画ではなんか二人がキスでもしそうな雰囲気だった気がするが、TV版ではそうでもなかった感じ。そういえばリンディの養子になる話とかもなかったな。映画では「次」がすでにある状態だったからその情報を入れたが、まだ「次」があるかわからないTV版でそれを入れたら、確かにちょっと蛇足な印象があったかも。アルフって結局なんだったのかとか、映画ではTV版で色々足りなかった面(主にフェイトの周辺)を補っている。もう1回映画観に行こうかな。もちろん行きたいのだが、リピートポイントカードが無いから逆に行くのもなぁと思うところもある。『リリカルなのは』、存在は遥か遥か前から知っていたのだが、『とらいあんぐるハート3』のファンとしては、逆にとらハを知らない人たちがこのアニメを見て喜ぶ姿に、意地になって見ていなかった。それが、映画をきっかけにこうして改めてこの作品を見られて良かった。逆にとらハの内容をほとんど忘れてしまった今だったから良かった。"Merci... Nanoha." "Oui... Fate-chan!" "Nous nous reverrons." "Oui. On se reverra!" 感動をありがとう。さあ、『A's』に行こう。


 ▲ Back