『 魔法少女リリカルなのはA's 』 感想




2010/02/19第1話『はじまりは突然になの』
『A's』を見るのは、矛盾回避のために今書こうとしている小説を書き終わってからにしようかとも思ったが、そんなに待てるはずもなく早速見始めた。いきなり出てきたエネミーになのはぼっこぼこ。強すぎるなのはも微妙だが、こんななのはは見たくなかった。それにしてもなんて理不尽な暴力。秋葉原でのKが思い出される。フェイトとは積極的に友達になろうとしたなのはだが、身の危険を感じたのか、いきなり完全臨戦態勢だったな。でも負けたが。「友達だ」フェイトカッコヨス。そういえばなのはの写真見てふんわり微笑んでいたフェイトがでら可愛かった。こんなフェイトは見たくなかった(ぇ。はやて、関西弁の女の子。この髪型で関西弁で病弱な印象は完全にレン。上田佳奈という人は俺の大好きな福沢祐巳の役もやっているが、最初に知ったのが暴言のニュースでいいイメージが皆無。はやてを好きになれるかどうか。とりあえずはなのはとフェイトだ。冗談抜きで、あまり幸せなフェイトは見たくないかも。明らかに間違った方向に一途に転落していくフェイトが好き。

小説書くために『とらハ3』を引っ張り出してきてやっているが、ゲームのなのはは右のような感じ。「いかすぜとばすぜへへいへーい!」とか歌ったり、「見たい!きつねさん、見たい!!」と目を輝かせたり、普通の小学2年生。どうして1年でこんなことにw
 
2010/02/20第2話『戦いの嵐、ふたたびなの』
微妙だ。面白かったか、面白くなかったかと聞かれたら、面白くなかった。なのはサイドから見たら、完全に攻撃される覚えのない理不尽な暴力。数も多いわ強いわで、主人公サイドがぼっこぼこで悲惨極まりない。最終的には主人公たちが成長して勝つのだろうが、仮にも前作で活躍した強い二人が、こんなにいいとこなしでやられる姿は見たくなかった。しかもこっちは子供で、向こうはだいぶ年上に見える。なんか大人が理不尽に子供を嬲っているようで不愉快だった。子供同士ならまだ良かったかもだが。それプラス、今回全編戦闘シーンで、人間的なドラマも少なく、あくまで「繋ぎ」の回かなと。次回以降もまたあいつらが襲ってくるかと思うとげんなりだな。クロノに来て欲しい。前作でフェイトを撃ったことは水に流してやるから。今はちゃんと味方として認識しているよ?
2010/02/20第3話『再会、そしてお引っ越しなの!』
こういう話はいいね。やっぱり『リリカルなのは』と言うと、この日常と魔法世界のバランスだな。ようやく改めて再会シーン。なんだか空気悪かったが、見つめ合う二人に萌えた。「チューしろ、チューしろ」と何度か言ってみたが、結局ひしっと抱き合うだけで終わった。一度くらいチューしないかな、この二人。アリサとすずかがフェイトと会った。案外すんなり。フェイトってなのはと出会うまではごく特定の身近な相手としか話したことがない、社交性皆無の奥手っ子なので、もう少しもじもじするかと思ったが、ちょっと残念。そういえばビデオレターってのが、機械や電子機器に強いなのはらしい。この設定は『リリカルなのは』にも引き継がれているのだろうか。例の連中(名前を覚える気にもならない)、前作のフェイトとの決定的な違いに気が付いた。フェイトは物が目的で、たまたま同じ目的だったなのはとぶつかったが、連中は人が目的で、何もしていないなのはを狙ってきた。はやて、どういうつもりか知らんが、俺はあんたたちをまとめてエネミーと認識する。

ちょっとキャプってみた。今にもチューしそうなんだが……。
 
2010/02/22第4話『新たなる力、起動なの!』
フェイト転校。今回、すずかとはやてが友達になっていることで、前作よりは「学校」という場所に意味が出てきそうだが、でもやっぱりどうでもいい感じ。かけ算とか勉強してるフェイトには微妙に萌えを感じない。だがそれがいいという人もいるだろうが。フェイトというと、なのはの部屋で女の子座りしていた。それは萌え。夕陽の差す二人きりの部屋。もう完全にベッドシーン突入かと思ったが、そうはならなかった。どれだけ焦らすんだ、この二人。抱擁と接吻を交わせ。そういえばフェイトが、連中に悪意を感じなかったと言っていたが、本当かよと思う。目的のためには手段を選ばないのは、本来の意味での「確信犯」であって、悪意がないことは信念であり、罪がないわけではない。俺はいきなりなのはを襲った連中を許せないし、連中のシーンに興味ないし、従ってはやてが優しい感じだとしても偽善にしか見えない。そうそう、新しい変身シーンだが、なのはの胸が前より少し膨らんでいた気がする。フェイトのそれより大きく見えた。ようやくフェイトのシルエットも見れて満足。裸身ね。二人とも前よりずっとエロい感じ。ええのぉ。

ちょっとキャプってみた。なのは×フェイトで何か始まりそうなんだが……。
 
2010/02/24第5話『それは小さな願いなの(前編)』
少しわかったことがある。1話の感想で、「強すぎるなのはも微妙だが」と書いたが、なのはは強くていい気がした。魔砲少女だし、フェイトに元気玉を叩き付けるような、ハチャメチャな感じがいい。なんでもいいから、とにかく、撃て。ヴィータ(ようやく名前覚えた)に対しても優しすぎ。連中、なのはやフェイトを殺す気だったし、なのはも全力全開で撃墜していいぞ? 解き放て。いきなり問答無用で襲いかかってきた連中など、消し炭にしてしまえ。フェイトも強い方がいいね。フェイトを撃墜できるのは、なのはだけでいい。戦いは強く、弱点はそれ以外で。そういえば今回、クロノがいいとこなしだった。なのはとフェイトが束になってかかっても軽くあしらうくらいの力を持っていると思っていたのだが、そうではなかったらしい。ちょっと期待外れだ。シャマル、なんだかいい人そうな感じだが、どちらかというと正面からなのはやフェイトに相対したヴィータやシグナムに対して、完全に不意討ちを喰らわせたことは忘れない。はやては連中の動きを知らないのかな? 知らなければ許されるというわけではないが。ほら、フェイトも手枷つけられてたし。こうして見ると、「人」に対する感想ばかりだ。前作よりもキャラクター重視で、ストーリーは薄めに感じる。キャラも一気に増えたし。
2010/02/26第6話『それは小さな願いなの(後編)』
ほほう。こういう展開で俺を落とそうという算段かね。確かにヴィータなかなかカワユスなところを見せたが……ひとまずはやてがいい子なのはわかった。エネミーカテゴリーから外そう。それにしても、今回はなのはとフェイトの登場頻度が極端に少なかった。だがしかし、開始10秒にしてフェイトの一言で萌え尽き、思わず動画を止めてベッドで転がり回ったので、一瞬の登場ながら十分に満たされた。「あの、使い魔でも人間でもない擬似生命っていうと……私みたいな……?」台詞自体に直接的に萌えるのもいいが、これはもっと本質的な部分──フェイトがこの台詞を言ったということ自体に意味がある。つまり、フェイトは自分を人間でも使い魔でもない存在だと認識、あるいは自覚している。そして少なからず気にしている。これが萌える。リンディとクロノが必死に否定していたが、フェイトは納得していない様子。まあ、あからさまに死んだアリシアの肉体を見て、アリシアの記憶があって、プレシアに真実を告げられ、自分を人間だと考えられる点がない状況で、二人の言葉は慰めくらいにしかなるまい。そう言ってくれるということは、きっと嬉しいと思う。しかしいいなぁ。もう10回くらい聞いた。勃つ。
2010/03/02第7話『壊れた過去と現在となの』
今回は見ながらだらだらと:「3×9」とか。なのは見ていちいち頬を赤らめて微笑むフェイト萌え。フェイト、なんか大人と並ぶとちっちゃくて、子供みたいで可愛い。子供か。そうか。部屋で二人でいて雑談としかしてると、ふと会話が途切れた後エッチな展開になりそうな気がする。いや、悪人だろ、あんた。おおっ、このフェイトvsシグナム戦、カッコイイなぁ。今回、原画の質が高い気がする。気のせいか? フェイトがいつもより可愛く見えるが。民間協力者なのは。なんか声が穏やかな感じで、今日は一段と可愛いなぁ。刺々しい連中と対峙してるからか、主役の二人の素直でキラキラしてる部分が強調される。キターっ! 久しぶりの長距離砲撃! やっぱりこれがなきゃなのはじゃない。人気の大半をフェイトに奪われた今、これだけがなのはの武器だ。うおっ、久々にフェイトが血を流してる。舐めたい。ああ、フェイトが! マスク許すまじ。
2010/03/03第8話『悲しい決意、勇気の選択なの』
いちいち赤くなるフェイト萌え。赤面症か? もう少しなのはとラブラブしてくれると萌えるのだが。はやてはだいぶ悪いようだ。連中もなのはの言葉を信じて素直に言えば、なのはもフェイトも全面的に解決の道を探してくれるだろうに。なんか今回あまり感想がないが……フェイトとなのはがはやてと会ったねぇ。第1期でなのはとフェイトがぶつかったように、はやてとも戦いになったらと思うが、どうもそういう展開じゃないな。マスク対他全員みたいになりそう。
2010/03/03第9話『クリスマス・イブ』
いきなり展開してわけわからん。どこへ行ってしまうんだ、このアニメ。タイトルに「なの」がつかなくなってから物語が一気に進行するとは聞いていたが、まさかここまでとは。なのはとフェイトが連中とはち会った時には、どういうふうになるのかわくわくしたものだが。はやてもなんだかあれだし……うーむ。ところで、「はちあう」って変換できん上、Yahoo!辞書にもないが、よく使うし、検索してもたくさん出てくる。たぶん正式な日本語としては何か間違っているのだろうが、何かわからず気持ちが悪い。【追記】高校時代の国語の先生に確認した。「鉢合わせ」および「鉢合わせする」が正しい日本語らしい。言われてみればそうか。これで夜寝られる。
2010/03/04第10話『運命』
うーん。なんかちょっと俺の感性からずれた。たぶんこの闇の書さんがあまり好きではないからだと思う。つか実際のところ、『A's』から登場したキャラたち、全体的にあまり俺の好みではないが。右の触手っぽいのに絡め取られたフェイトに萌えたくらいかな。ああ、スターライトブレーカーに萌えた。第1期でフェイトを完膚なきまでに撃墜したのを思い出す。しかしこれはなのはが使ってこそ。『A's』はまだあまりなのはの砲撃を見ていないが、ここから3話でがんがん行くのかな? 撃たないなのははなのはじゃない。すずかとアリサがうろうろしていたが、どうしてだろう。あの空間、展開からすると一般人は排除されると思うのだが、何か特殊な事情でもあったのだろうか。明らかにされるといいが。 
2010/03/05第11話『聖夜の贈り物』
一番最初のなのはのモノローグが完全に小学3年生ではない。元々すごい小学生たちだなぁとは思っていたが。さて、フェイトのお話。フェイトの望む夢。やっぱりフェイトはああいう世界を求めていて、でもそれは決して手に入らないことを知っている。手に入るわけがないから、手放してしまう。俺なら夢でもいいじゃないかと思ってしまう。まあ、それが夢だと認識してしまったらどうかわからないが。「せやけど、それはただの夢や」とはやてが言ったとおり、夢は夢でしかない。はやて、結構いいね。最後の、「まあ、なんとかしよ」は、第1期のフェイトの「まあ、いいのかな」に匹敵する短い名言。ただ、フェイトに比べるとじっくり描かれていない印象。いや、フェイトも映画ではじっくり描かれていたが、TV版だけだとそれほどでもなかったか? いつか『A's』の映画をやったら、もう少しはやてという女の子をじっくり描いてほしい。なのははまた強力な魔法をぶっ放していたが、第1期のフェイトといい、どうも動けない相手を撃っているのが気になる。まあ、第1期のスターライトブレイカーは、連続で使った上自分のバインド魔法で相手を封じていたからまだいいが、今回のは特になんとも思わなかった。
2010/03/07第12話『夜の終わり、旅の終わり』
ふふり。最終戦だが、なんともこう、前回の感想でも書いたことに似ているが、今回もラスボスがまったく攻撃せずに終わった。キャラクターとその技の紹介みたいな感じ。避けたり止めたり受けたりというのがない戦いというのは、どうもこう緊迫感に欠ける。なのはとフェイトのあの、「殴り合って友情を深める」みたいな戦闘が良かったのだが。キャラが増えるとこうなるのか。プリキュアが2人から5人に増えたような感じ? アルカンシェルだけちょっと感動した。あと、挿入歌が神曲。なやてという子はよくわからんなぁ。第1期第1話、第2話のなのはでも適応力すげぇと思ったが、はやては次から次へと展開される色々なことをすべて知っていたかのように受け入れ、使いこなしている。13話でこれだけのキャラをじっくり描くのは無理なのだろう。これも前回書いたが、やはりはやてという子をもう少し深いところまで描いてほしい。
2010/03/07第13話『スタンバイ・レディ』
おおっ、最終話いいねぇ。ラストはぞくっと来て、ほろっとなった。ほろなた。なのはとフェイトがリインフォースを閉じる時、てっきり包丁でめった刺しにでもするかと思ってびくびくしてしまったぜ。良かった、魔法的な何かで。なんか、小学生が授業の一環で、泣きながら自分の育てた鶏を殺して食べる感じになるのかと。6年後、フェイトは地球に残っているんだね。しかもリンディと一緒に。ああ、クロノが艦長になったから、母親業に専念しているのか。あの6年の間にも、いくつもの事件があったんだろうな。二次創作の余地がたっぷりあるが、今書いているのが完成したら、たぶん俺は満足だろう。結局最後まで特にヴォルケンリッターに感情移入することはなかったので、彼らを描いきたいとは思わないし、はやては書きたいが、彼らのいないはやてはだしのないみそ汁みたいなものだし。例が微妙。さて、この後2クールのStrikerSを見るか否か。あまり大人になったなのはを見たいとは思わないが、ここまで来たら追いかけるべきか。考えてみれば都築真紀という人は、元々大人になった主役たちを書く人だ。『とらいあんぐるハート』シリーズでもそうだし、第1作目の唯子が『3』で先生になっていたり。でも、だから結局好きなのは『3』というのはあるのかもしれない。時間が止まった時点の作品。19歳とか25歳になったなのはを見た後、9歳のなのはに萌えられるか、という問題。わかりやすく言うと、今子持ちの母となった昔のアイドルに萌えられるか、というような話。たぶん無理で、それがきっとすごく寂しくなると思う。『シャナ』とか、第1期を全部見た後、飽きもあって結局第2期は見ずに終わった。『ハルヒ』も然り。そういう意味では、まあここで終わってもいいのだが、興味はあるし……うだうだ。とりあえず『A's』終了。感想読めばわかるが、第1期の方が圧倒的に気に入っている。キャラが増えて一人一人の気持ちの部分があまりしっかり描かれていなかったこと、戦闘の比率が多かったこと、その戦闘も割と一方的な場合が多かったこと(フェイトとシグナム戦が一番燃えた)、闇の書事件がプレシアの事件と比べてわかりにくかったこと、まあ色々と。そういえば『A's』のマンガを買ったのだが、結構好き。フェイトとなのはがベタベタしてるのをたくさん見たかったな。


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