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■ タリン
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最終日。飛行機は夕方なのだが、観光はまったくなく、帰るだけである。
朝食。このポテトと温かいトマトが美味しい。
さて、この日の出発は9時だったかな。
朝食を終えて、準備が整ったのが確か8時前。
どうもスマートカードが、ホテルの前からトラムで2駅行った場所近くのキオスクで返せるという情報があったので、行ってみることにする。
スマートカードは24時間券なので、まだ使える。
行ってから気が付いたのだが、ここ昨日のツアーの開始点だ。
目当てのキオスク。
結論から言うと、返せなかった。やはり空港、港、バスステーションでしか返せないと言われた。
もうヘルシンキに行くターミナルで返せると信じよう。返せなければ記念に持ち帰ろう。
せっかくなので、旧市街を少し歩く。
昨日は見ていない教会だ。
あれだけ賑わっていた通りも、この時間は鳩しかいない。
旧市街を南に抜けて、Estonian National Opera。
これも昨日は車窓でしか見ておらず、しかも裏手で逆光で、写真も撮っていなかったので、来られて良かった。
Tammsaare Park。
ここを通ってViru駅に戻り、スマートカードを返せなかったのでトラムに1駅だけ乗ってホテルに戻った。
1時間だけだったが、この日は観光がないので、良い時間を過ごせた。
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■ 帰国
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バスでタリンの港へ。すぐに着く。
スーツケースをフェリーに載せる車に積んでもらっているところ。自分のスーツケースの小ささが際立つ。
さすがに8日間は苦しくなってきたので、もう一回り大きいのを買おうか悩み中。お金より置き場が問題だ。
スマートカードはターミナルのキオスクで問題なく返却できた。
バタバタする必要はまったくなかったが、今朝タリンの街を少しだけでも散策できたのは大きい。
行きと同じフェリーでヘルシンキに戻る。
バーで、座り心地の良い席をキープ。
太陽が当たる方だったかと思ったが、大丈夫だった。
小説を書いたり、突っ伏して寝たりして過ごす。
あっという間にヘルシンキの港に。
大型のフェリーが停泊していた。
バスに乗ると、運転手さんの予定ではヘルシンキの街に寄る行程になっていたらしく、添乗員さんからどうするか聞かれたが、誰も答えなかったのでそのまま空港に向かうことになった。
まあ初日に回っているし、寄って30分だけ時間をもらってもやれることは少ない。
最後の車窓を楽しむ。
ヘルシンキ空港はチェックインはおろか、荷物のタグまで自分でやるシステム。もちろん、聞けば教えてもらえるが。
座席は昨夜の時点で、中央列の通路側なのを確認していたので、そのまま発券。
水とさよならしてゲートをくぐる。ここでのゲートは、シェンゲン協定内のエリアへ行くためのものだと思う。
添乗員さんが続けてシェンゲン協定外へのゲートもくぐろうとしたが、自分も含めてその前に買い物をしたい人がいたため、そこで解散になった。
解散後、すぐにムーミンショップへ。ようやく4年前のクロアチア旅行でのやり残しを達成できる。
実は4年前、ニョロニョロのぬいぐるみがあって買おうと思ったのだが、シェンゲン協定外エリアのショップでもいいかと思ってスルーしたら、そちらにはなくて悶絶した。
だから今回、絶対にシェンゲン協定内の方で買おうと思っていたのだ。
だがしかし、なかった。
ないならもうここには用事はないので、シェンゲン協定外エリアへ。
ムーミンショップに行ったら、あった。
恐らく初日のヘルシンキのマーケットで見たものと同じだが、27ユーロもしなかったので、ここで買えて良かった。
その後は、出発までムーミンカフェで時間を潰す。
ハムサンド的なものを頼んだが、全然美味しくなかった。残念。
恒例のアンケートを添乗員さんに渡して、いよいよ機内へ。
機内でちょっとしたトラブルが発生。
ディスプレイが、恐らくこの機体が使われたと思われるロンドンからの到着の状態で止まったままだったのだ。
このままでは、食事のタイミングも、到着時間もわからない。
出発してからも何度か色々な人にお願いしたが、直りそうになかったので席を変わることになった。
中央列の通路側が空いていたので良かったが、自分の前の人は残念だっただろう。後ろがいなければ思いきり倒せただろうに。
機内では基本的には休んでいたが、『ムーミン 南の海で楽しいバカンス』という映画があったので見てみた。
なんだか勢いはすごかった。
ニョロニョロは出てこなかった。
今の写真が、本旅行で撮った最後の写真。
セントレアに戻ると、初めて免税範囲を超えた分を税関で申告。
500mlのビールを6本買ったのだが、支払った金額は100円。
今まで免税の範囲で頑張って買っていたが、6本買って100円なら、もっとたくさんビールを買おうと思った。
そうなると、今のスーツケースでは小さすぎるが。
総括として、今回の旅行は楽しかったのだが、すべてが想定の範囲内で感動は少なかった。
一昨年のクルーズや去年のグランドキャニオンと違って、体験したすべてが、他で経験したことと同質のものなので、ツアーで回るヨーロッパの限界はあるかもしれない。
もちろん、スイスの登山とか、体験型のツアーなら違うかもしれないが、綺麗な建物と教会は、とても好きだがもう感動が薄い。
あと、これはしょうがないのだが、7月の限界もありそうだ。花の綺麗な季節とか、紅葉のシーズンとかに行きたいが、これは休みの都合でどうにもならない。
来年からもしかしたらずらせるかもしれないから、少し考えたい。
後は、アジア圏とか、モンゴルとか、野生の動物が見られるところとか、そういうのもいいかもしれない。
飽きるほど海外に行きたいものである。