■ 旅行概要と雑感

 旅行の概要は以下の通りである。

◎ツアー名
 とくとく北京
◎日にち
 2004年8月18日(水)〜2004年8月21日(土)
◎料金
 79,800円+一人部屋追加料金12,000円=91,800円
◎観光内容
 ■初日
  【日本時間13:00】名古屋空港発
  【現地時間15:00】北京着
  【夕食】中華麺料理と水餃子
  雑技観賞
 ■2日目
  万里の長城→明の十三陵
  【昼食】広東飲茶
  天壇公園→中国茶芸実演見物と中国茶試飲
  【夕食】四川料理
 ■3日目
  天安門広場→故宮博物院→景山公園
  【昼食】上海料理
  北京最大の繁華街王府井
  【夕食】北京料理
 ■最終日
  【現地時間08:25】北京空港発
  【日本時間12:00】名古屋着

 これを見てわかる通り、この旅行は実質丸2日であり、初日はともかく、最終日は完全に移動しかない。
 ただ、北京の有名な観光名所はすべて網羅しているし、食事も四川料理、上海料理、北京ダックを含む北京料理など、やはり有名なものは全部出る。
 値段も手頃で、一人部屋追加料金が12,000円というのも魅力的だ。他のツアーでは、一人部屋追加料金が30,000円のものなども存在した。

 さて、先に全体の雑感と、一人で参加した感触を述べようと思う。
 まずツアー内容だが、これは非常に満足のいくものであった。実際には上の通りには回っていないが、もちろん削られたものはなく、逆に上にはない企画が2つ追加された。詳細は後々書いていく。
 ただ、各旅行先で一々土産物の説明販売があり、それらが観光より長いこともあった。もちろん、そう言ったものが組み込まれているから、ツアー代金が安いのだろうが、日本人に比べて中国人は売りつけ方がしつこく、えげつないので、その場にいるのも聞いているのも断るのもうんざりした。
 一人で参加した感想だが、まず何より、完全な一人旅ならともかく、行動が自由にならないツアー旅行に一人で参加するメリットは一切ないことがわかった。
 ただ、それを差し引けば──要するに、一人で参加したツアーとしては、この旅行は非常に楽しめたと思う。
 まず構成メンバー。これはに詳しく書くが、申し込み段階で予想したとおり、中高年夫婦が多く、比較的多くの人と会話することができた。もしも若いカップル5組と小生一人とかだったら、その場で逃げ出す以外に手はなく、そういう意味では恵まれたと思う。
 それから、中国という場所。中国では食事が円卓なので、必然的にツアー客同士で喋る機会があり、自然に溶け込むことができた。
 残念だったのは、同年代の人もいて、それなりに話したにも関わらず、結局すべて一期一会で終わってしまったことである。
 これでこの先にもつながる出会いでもあれば満点だったが、ツアー終了時の寂寥感はなんとも言えなかったので、全体として今回の旅行は90点と評価しよう。