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■ アテネへ
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では旅行の詳細を。と言っても、これを書いている現在、出発日から2週間以上経っていて、だいぶ細部は忘れ始めている。ざっくりなぞっていきたい。
例年、旅行は午前出発の夜到着、そのままホテルというパターンなのだが、今回は成田を夜出発の、アテネ朝着、そのまま観光という旅程。
集合は20時なので、午前中は家でのんびりしてから、新幹線で東京へ。
友人と会って少しお茶してから、1,000円の東京シャトルで成田空港へ。この1,000円のバス、安いし本数も多いし快適でとても良い。
写真のタイムスタンプを見ると、成田空港第1ターミナル到着が18時半くらい。それから30分1,000円ちょっとのシャワーを浴びる。思いの外快適だったし、自分の場合30分もあれば十分なので、また活用したい。第2ターミナルからだと、ナインアワーズというカプセルホテルで1時間1,000円らしいから、もし第2ターミナルだったら、そっちに行ってみてもいいかもしれない。
クラブツーリズムのカウンターで手続きをして、チェックイン。このチェックインが大行列で、かなり早く並んだが30分以上かかった。
ガイドさんは今回はおっちゃんだが、最初にもらった電話で感じた通り、一癖ありそうな人だった。実際のところ、色々難しい人で、他のツアー客からの評判もいまいちだったが、最終的には「それも味か」と思える程度には慣れて、自分もアンケートでそこまで悪くは書かなかった。多少は書かせてもらったが。
さて、イスタンブール便は第1ターミナルから出る便では本日の最終便のよう。定刻より早まっているのは助かる。
SUBWAYがあったので、初めて入って買ってみたが、スカスカで全然腹が膨れなかった。少量で満足できて野菜を摂りたい女性向けのお店なのかもしれない。
入国審査の後、一度ツアー客で集まってガイドさんの説明を受けてから、いよいよ搭乗。
エアバスの330-200という機体かな? 快適だった。ディスプレイも綺麗だし、タッチパネルは押しやすい。食事も満足で、ターキッシュエアラインの自分の中での評価は上々。
飛行機の中はとにかく休む。ましてや今回は夜出発なので、体内時計も寝るよう促している。
まあ、それで寝られれば苦労しないのだが、とにかく頑張って休んで、12時間を超えるフライトの後、乗り継ぎのイスタンブールに到着した。
イスタンブールの乗り継ぎがまた大渋滞。
ゲートをくぐった後は、次の飛行機まで短い自由時間だったが、そんなに体調が良いわけでもなかったし、アテネ観光のために体力を温存する。
乗り継ぎのアテネ便はバスで移動。ちょうど朝日の昇る時間で、印象的な写真が撮れた。
2009年のイタリアの時はメイン機だったDMC-LX7。まだまだサブカメラとして現役で使っている。もっとも、やはり画質や解像度はK-30と比べると随分劣るが、コンパクトに使えるのは嬉しい。
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■ アクロポリス
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日付は変わって23日、朝。この日はまず、ツアーでアクロポリスのパルテノン神殿へ行く。
バタバタと、バスに乗ってそんなにもしない内にアテネの市街に到着。10:00。
もう当分バスには戻って来られないから、忘れ物のないよう言われて、落ち着く間もなく荷物を持って外へ。なんとも慌ただしい。これが朝着のツアーというものか。
すぐさま階段を上ってパルテノン神殿へ向かう。そこまで無茶苦茶暑くはなかったように記憶しているが、それは今、扇風機に当たりながら書いているからかもしれない。
入場券をもらって中へ。イヤホンガイドで日本人の現地ガイドさんがガイドをしてくれる。まったく記憶に残っていないので、あまり興味のある話ではなかった模様。
音楽堂。後から行こうと思っていたが、結局行かなかった。そもそも入れるものなのかも怪しいが。
るるぶによると、紀元161年に建設され、現在もアテネ・フェスティバルで使われているらしい。観光施設ではないかもしれない。
前門。写真の通り、すごい人。
ここでもしばらくガイドさんからの説明があったが、やはり何も覚えていない。
るるぶによると、前5世紀に建築家ムネシクレスによって設計されたらしい。
門をくぐって、ででんとパルテノン神殿。圧倒的な工事中。この工事、自分が生きている内に終わるのだろうか。
そのせいもあってか、なんだかあまり感動がなかった。どちらかというと、左手側のエレクティオン神殿の方が見応えがあった。
ガイドが終わると、しばらく解散。自由に見ながら、下の待ち合わせ場所に戻る。
展望台からの景色。
この辺りで同じく一人参加のAさんと少しお話をした。この後今回の旅行は、基本的にはAさんとご一緒するのだが、そのファーストコンタクト。
ハドリアヌスの門とオリンピエイオン。
オリンピエイオンも後から行こうと思っていたのだが、結局行かなかった。暑さと、Aさんと一緒にいたことと、後は微妙に「遺跡はどれも一緒かな」感。
待ち合わせ場所近くまで降りてきてから、前方の岩山に登る。
ガイドさんが宗教的な何かと言っていた覚えがあるが、不鮮明。アリオス・パゴスかな。るるぶに名前だけ載っていた。
ツルツル滑るので足元に気を付けながら下りて、待ち合わせのジュース屋さんへ。他のツアー客は大体ジュースを買っていたが、値段ほどの価値を感じなかったのでパスした。
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■ アクロポリス博物館
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再びツアーでアクロポリス博物館へ向かう。結構距離があったように感じたが、ツアーでの移動だったせいかもしれない。
ただ、「この距離を戻るのは嫌だなぁ」と感じていたのは確かで、後の自由行動でももうアクロポリスに戻ることはなかった。
先ほど上から見た音楽堂。一致したのは今で、見ていた時は頭の中で一致していなかった。
教会。ガイドさんが子供の何かの最中だと言っていた。
そういえばこの日は日曜日だったので、そういう礼拝があったのかもしれない。
そういうこうしてる内に、アクロポリス博物館到着。人がたくさん並んでいたが、ツアーなので優先入場。
こんなふうに、足元に遺跡が。どこを掘っても遺跡が出てくるので、地下鉄工事とかも難航するらしい。
館内は一部を除いて撮影禁止。とにかく像がたくさん置いてあった。
像はあまり覚えていないが、ガイドさんがしきりに大英博物館に本物があって、ちっとも返してくれないという話をしていたのが印象的。
撮影OKフロアにあるほとんどはレプリカで、本物は大英博物館にあるらしい。かつてはギリシアには保管する場所がなかったが、アクロポリス博物館ができた今となっては、さっさと返せよと。
そんなこんなでアクロポリス博物館終了。
あまり感動がなかったので、たぶん自分は、あまり像とか壺とかそういったものに興味がないのだろう。