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■ 旅行日程表
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ここではJALPAKから送られてきた旅行日程表の内容を記す。一部実際の内容に即した改変を加えてある。
◆ツアー名称
AVA ゴールデンルート<成田発着日本航空直行便で行く!>よくばりイタリア夢紀行8日間
◆日程
2009年7月23日(木) 〜 2009年7月30日(木)
◆第1日目 7月23日(木)
06:30 中部国際空港 集合
08:30 名古屋(中部)出発 JL054便
09:45 東京(成田)到着
13:40 東京(成田)出発 JL409便
19:20 ローマ到着(※時差7時間、フライト12時間40分)
食事:機内食2回
ホテル:HOTEL ROYAL SANTINA
◆第2日目 7月24日(金)
ローマ
終日:バチカン博物館<入場>観光
ミケランジェロの壁画『最後の審判』で有名なシスティーナ礼拝堂など
および
ローマ市内観光
・サンピエトロ大寺院(バチカン市国)<入場・入館>
・サンピエトロ広場(バチカン市国)<外観(下車・徒歩)>
・コロッセオ<外観(下車・徒歩)>
・トレビの泉<外観(下車・徒歩)>
・真実の口<外観(下車・徒歩)>
・ヴィットリオ・エマヌエレ2世記念堂<車窓>
・ベネチア広場<車窓>
食事:朝食○ 昼食○
昼食:“スパゲッティー・ポモドーロ”、“サルティンボッカ”、“タルト”
ホテル:HOTEL ROYAL SANTINA
◆第3日目 7月25日(土)
ローマ
シエナへ(ローマ〜230km〜シエナ)
午前:シエナにてドゥオモ<外観(下車・徒歩)>、カンポ広場<外観(下車・徒歩)>の観光
および
“ペンネ・アラビアータ”の昼食
自由散策
その後、フィレンツェへ(シエナ〜70km〜フィレンツェ)
フィレンツェ
“ポルチーニ茸のフェトチーネ”、“ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風ステーキ)”、“ティラミス”の夕食
食事:朝食○ 昼食○ 夕食○
ホテル:HOTEL LONDRA
◆第4日目 7月26日(日)
フィレンツェ
終日:フィレンツェ市内観光(徒歩中心)
・ウフィッツィ美術館<入場>
・ドゥオモ<外観>
※日曜の午前は入場不可のため、外観のみの見学
・シニョーリア広場<外観>
・ベッキオ橋<外観>
・ベッキオ宮殿<外観>
および
ピサ観光
ピサの斜塔<外観>、洗礼堂<入場>、ドゥオモ<入場>など
食事:朝食○ 昼食○
昼食:“ラビオリ”、“ローストチキン”、“プリン”
ホテル:HOTEL LONDRA
◆第5日目 7月27日(月)
フィレンツェ
ベニスへ(フィレンツェ〜250km〜ベニス)
ベニス
午後:ベニス市内観光(徒歩)
・サンマルコ寺院<入場>
・ドゥカーレ宮殿<入場>
・ためいきの橋<外観(下車・徒歩)>
・サンマルコ広場<外観(下車・徒歩)>
・ゴンドラ運河めぐり
食事:朝食○ 昼食○
昼食:“イカ墨のスパゲッティー”、“魚介のフライ”、“ジェラート”
ホテル:HOTEL UNA VENEZIA
◆第6日目 7月28日(火)
ベニス
“イタリアの古都”ミラノへ(ベニス〜270km〜ミラノ)
ミラノ
午後:レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作『最後の晩餐』の見学
および
ミラノ市街観光
・ドゥオモ<入場>
・ヴィットリオ・エマヌエレ2世ガレリア<外観(下車・徒歩)>
・スカラ座<外観(下車・徒歩)>
・スフォルツェスコ城<車窓>
※時間があったので実際には下車して外観見物を行った。
食事:朝食○ 昼食○
昼食:“生ハム”、“ピッツァ・カプリチョーザ”、“マチェドニア(フルーツのデザート)”
ホテル:ANTARES HOTEL CONCORDE
◆第7日目 7月29日(水)
ミラノ
出発まで自由行動
空港へ
21:45 ミラノ出発 JL418便
食事:朝食○
◆第8日目 7月30日(木)
16:35 東京(成田)到着(※時差7時間、フライト11時間50分)
18:30 東京(成田)出発 JL053便
19:50 名古屋(中部)到着
食事:機内食2回
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■ その他の基本情報
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前ページで比較したもう一つのプランと比べて「高い」と書いたが、料金は以下の通り。
基本代金 354,900円
一人部屋追加料金 60,000円
現地空港税 2,180円
中部国際空港税 2,500円
旅行代金合計 419,580円
一人部屋追加料金が入るからどうしても高くなるのは仕方がないが、それにしても現在サーチャージが軒並み下がっている中、このツアー代金はかなり高いのではなかろうか。まあ、往復日本航空、成田からガイド付き、ホテルもいいホテルばかりということで、仕方ないかもしれない。ホテルだが、どうせ寝るだけなのだからもっと安いところで良く、しかも追加料金がかからないシングルでいいと思ったのだが、ローマのホテルはひどく、ミラノのホテルは遠く、「これでいいホテルなんだ」と感じた。つまり、向こうのシングルをこちらのビジネスホテルと同クラスに考えてはいけないわけで、やはりこの辺りが妥当なのかもしれない。
参加者は15人。自分以外はすべて2人組で、年配のご夫婦(実際には違うかもしれないが、便宜的に社長夫婦と呼ぶ)、年配の女性二人組(実際にはわからないが、見た目からセレブな二人と呼ぶ)、若い姉妹、他は話していない人たちもいるので定かではないが、すべて新婚カップルに見えた。中国でツアーに参加した際、自分はむしろ一番若い部類だったため、今回もそのようになる想定だったが、今回はむしろ自分は年長組に入り、実際に食事の際のテーブルや、旅行中の会話はほとんど社長夫婦およびセレブな二人としていた。
ところで、これはこの節の主題から逸れる総括的な話になるが、中国の時に、「恐らくもう一人でツアー旅行に参加することはないだろう」と思ったのだが、今回こうして再びツアー旅行に参加した。それは前のページで長々と書いた理由により、一緒に行く人がいなくてやむを得ずだったが、今回は最後に空港でバラバラになった後にも前回のような寂寥感はなかった。恐らく、(1)中国旅行に比べて他のツアー客と会話や行動を一緒にしなかった、(2)前回寂しい思いをしたので今回は初めから身構えていた、(3)後述するフィレンツェでの出会いがあり、旅行の後も継続する人間関係ができた、(4)再び会うことはないだろうが、一応社長夫婦やセレブな二人とメールアドレスを交換した、という4点だと思う。
また、ツアーに参加するメリットは、色々な解説を受けられるのがその最大のメリットで、他は大したことはないと思っていたが、今回「世の中には予約をしなければ見たり入ったりできないものがある」ということを知り、多くの建物において長蛇の列を横目にスイスイ入ったことで、ツアー旅行の良さを実感した。もっとも、ローマにしろフィレンツェにしろベニスにしろ、多くの観光名所は自由行動において回っている。例えばローマのサンタンジェロ城やフォロ・ロマーノ、フィレンツェのジョットの鐘楼やベッキオ橋、ベニスの大鐘楼やリアルト橋からの夜景、これらはすべて自由行動がなければ見ることができなかった。今振り返って「面白かったなぁ」と強く感じるのはやはり自由行動中の出来事。
ツアーにはツアーの良さがあるが、自由行動には自由行動の良さがある。イタリアの夏は日照時間が長く、夜9時でも明るいため、夕方に解散になった後でも十分自由行動の時間が取れたので、今回の旅行はツアーの良さと自由行動の良さの両方を存分に楽しめた。もっとも、その分歩いたし、その分睡眠時間を削ったり、食事のランクを落としたりしたが、話し相手のいない一人旅の醍醐味は、形として残る「写真撮影」である。食事という一時的な満足よりも、綺麗な景色や建物の写真を撮ることを主目的として行った自分には、大満足な旅ができた。