■ ツアーでウフィッツィ美術館へ

 フィレンツェの朝食は美味しかった。写真は翌日ベニスへ出発する日に撮ったものだが、ここで載せよう。ベニスもミラノもなかなかだったが、ここが一番。フィレンツェ連泊は良かった。


 外に出て歩き始める。下の写真は中央駅すぐの場所にある教会。立派な教会だが、結局中には入らなかった。ちなみに写真は裏側。


 ドゥオモの前でガイドさんと合流し、話を聞きながら午前中最大の目玉であるウフィッツィ美術館を目指す。ちなみにここでのガイドさんは日本人の女性だった。


 ダビデ像。この奥がウフィッツィ美術館になっている。美術館はすごい列になっていたが、ツアーの特権でサクサク中へ。ちなみに撮影禁止のため、写真はないので悪しからず。印象に残った絵は、レオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』と、ボッティチェッリの『プリマヴェーラ』かな。『ヴィーナスの誕生』とかは元々違和感の強い絵なのであまり印象には残らなかった。


■ フリーで歩き回る

 美術館の後、ツアーの予定では革製品の店だかに寄ることになっていたが、Isabellaさんの取り計らいで私は昼飯までの時間を自由にすることができた。本来、ツアーとショップは切り離せないが、独身男性の一人旅の上、これまでの店でも何も買っていない様子を見て、配慮してくれたのだろう。本当に有り難い。
 ということで、歩き始めたのだが、まずいきなりGoogleマップを印刷した地図を紛失。本当に理由がさっぱりなのだが、水をカバンに出し入れしている際にどこかに置き忘れたか、何かいいものと勘違いされてスられたのかもしれない。
 まずはヴェッキオ橋に。と言っても、それがヴェッキオ橋であることは後から知ったのだが、橋を渡った後右折して、適当に歩いていたら教会があったので入ってみた。小さな教会だったのでちらっと見て、1、2枚パシャッと撮って出る。
 ヴェッキオ橋の一本西の橋を渡り、すぐにまた教会があったので入ってみる。ちょうど礼拝の最中だったので、邪魔にならないように中を見たり、しばらく椅子に座って神父さんの話を聞いたりした(内容はわからないが)。ここの教会は中に絵もあったりして、なかなか立派だった。


 さらに歩いて、レプブリカ広場へ。


 この後、大きな教会の前で先ほどの日本人ガイドさんとばったり会って、その教会や近くの建物について説明してもらった。ラッキー。元々粉屋ギルドの建物だったとか、そこは肉屋ギルドの建物だったとか、もうファンタジー好きの自分にはたまらないですな。ギルドだよ、ギルド。
 ガイドさんと別れた後、ウフィッツィ美術館裏の集合場所に向かう途中で、路上でギターを弾いている人がいて、上手だったのでCDを購入。2枚で20ユーロ。イタリアで買った数少ない物品の一つとなった。
 そして待ち合わせ場所に行ったのだが、ここで大事故発生。ペットボトルのキャップがゆるみ、カバンの中が水浸しになっていたのだ。カメラは無事だったが、携帯電話が水没。旅行日程表も再起不能なレベルになってしまった。まあ、日程表よりも問題は携帯電話。
 イタリアの強い陽射しの下にカバンの中身を並べて乾かす。後でツアー客の人に「物売りのようだった」と言われたが、とにかくカバンや、物を拭いた際に濡れた自分の服やズボン、そして日程表や携帯電話を干す。なんでこんなことに……。
 ちなみに携帯電話だが、しばらく怪しい動きが続いた後、3日後くらいにとうとう電源が入らなくなった。買い換えを決意して31日にドコモショップに行き、その場では購入を見送って(翌日になったら月が変わって安くなる可能性もあるため)、携帯電話に電池を入れたら復活! しばらく電池を外して置いておいたためか、原因はよくわからないが、今はなんとか動いているので、結局まだ買い換えていない。やはり5万も6万もするものを、そう簡単には買えない。
 皆と合流して昼食。昼食の後中央駅付近まで戻り、バスでピサに向かった。