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■ 台湾へ
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9月14日、土曜日。
8時半出発はなかなか早い。国際線は1時間半前には空港に着きたいので、5時過ぎに起きて、6:16の急行でセントレアへ向かった。
混雑もなくチェックインを済ませ、Richardと相談の結果、前述の通りセントレアで両替する。
適当に時間を潰して、ターミナルからバスで飛行機へ。スターフライヤーは初めて利用したが、真っ黒の機体で格好良かった。それに、シートも高級感があり、座席間隔も広かった。食事も美味しかったし、是非また利用したいところだが、行けるところが福岡と台北しかない上、後述するが、台北は帰りの時間が少しの遅れで終電ギリギリになるのが怖い。
飛行時間は離陸から着陸まで2時間40分程度。機内では動画に『世界ふれあい街歩き』の台湾のが入っていたので、それを見る。
受託手荷物がないので到着したらすぐにMRTに乗って市街に行くつもりだったが、入国審査に1時間もかかった。前回の旅行はそんな記述も記憶もないので、予想外だった。時間のせいか日程のせいか。
これを書いている今現在、日韓の関係が非常に悪く、香港も月単位で続いているデモで情勢がよろしくない。相対的に台湾の需要が高まっているのかもしれない。
入国審査の列で待っている間に、auの世界データ定額をONにした。前回はiTaiwanだけで頑張ったのだが、Richardが世界データ定額が今なら台湾は無料だと教えてくれたので、人生で初めてデータローミングをONにした。
どうもこの「データローミング」=「高額請求」という恐怖があるのだが、大丈夫だろうか。請求はまだ先なのでわからないが、ずっとインターネットにアクセスできるというのは、想像より遥かに便利だった。
入国審査を終えると、そのままMRTの駅へ。ここで1日乗車券を買おうと思っていたのだが、案内のおじさんに150元で台北駅まで行ってから買えと言われる。
言われるまま1回券を購入して後で調べると、どうやら空港線は別扱いらしい。やってきたMRTに乗り込むと、台北駅まで50分ほどかかった。普通と急行があることすら知らなかったので、少々勉強不足。今調べたら14分も違った模様。
ちなみにMRTは飲食禁止なのだが、空港線は50分。この後、中山から淡水まで行ったが、それも40分ほど。暑い中、水のひと口も飲めないのはどうなのだろうと思うが、その分、駅も車内も綺麗だったので難しいところだ。
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■ 伍柒玖牛肉麵
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初日の主目的は淡水。できれば夕日を見たいということで、リズホテルに15時にチェックインして、その後淡水に向かう計画。
台北駅到着が12時くらい。Richardが小さいキャリーケースだったので、台北でロッカーに荷物を預けた後、昼飯を食べ、台北当代芸術館に行き、荷物を持ってホテルに行くことにした。
空港MRTの駅を出てすぐにあったロッカーに荷物を預ける。まずこれがミスだった。
それから台北地下街と中山地下街を延々と歩き、伍柒玖牛肉麵という店に行ったのだが、これが想像以上に遠かった。
ようやく店に着くと外に人が並んでいて、人気店かと思ったら隣の店だった。今調べてみたら、京鼎楼という有名店らしい。
店で牛肉麺と小籠包、焼餃子を注文。体調がいまいちだったのでビールはやめておき、Richardが注文したものを一口もらった。
牛肉麺というと、2017年の時、台北101のフードコートで食べたのだが、肉の臭みが受け付けられずに撃沈した。
その時よりは体調がいいのでどうかと思ったが、肉を一切れすら食べられずに終わった。
わかった。どうやら自分は牛肉麺は口に合わないらしい。体調のせいではなかった。
小籠包も高記で食べたものより感動はなかった。混み具合相応の店だったということだろう。
店を出た後、中山駅の方にぶらぶら歩いて戻る。曇りの予報だったが、晴れていて暑い。蒸し暑い。つい忘れがちだが、台湾は沖縄より南にあるのだ。
ダイソーがあったので少し寄ったり、三越でキャラクター展のようなものをやっていたので見に行ったりしていたら、台北当代芸術館どころか、ホテルに15時にチェックインするのも難しい時間になっていた。
中山駅で48時間券を購入。改札をくぐったのは14:42だった。
台北駅に戻り、ロッカーに戻ったのだが、これがものすごく遠い。延々と空港MRTの駅まで歩いて戻り、また延々と中山地下街の方に戻ってくる。
さらに、中山駅まで行かなくても台北駅からでもそんなに変わらないかと思って歩いていたら、横断歩道の関係でダイソーの前まで戻ってきてドッと疲れた。動きに無駄が多すぎる。
中山駅からリズホテルも微妙に遠かった。実は食事をした伍柒玖牛肉麵からリズホテルはとても近く、無駄に4kmくらい歩いたのではなかろうか。いっそ中山駅周辺でお茶でも飲んで、荷物は放置した上でチェックインし、そのまま淡水に向かえば良かったのだが、台湾に着いてまだ数時間の状態では、そこまでは思い付かなかった。