『 ふたりはプリキュア 』 感想





- 発端と解説 -

 『ふたりはプリキュア』というアニメは、名前しか知らなかった。黒いのと白いのがいることすら知らなかった。
 2006年元旦、暇なので何か映画でも見に行こうと考え、ネタとして一番面白そうな『ふたりはプリキュア MaxHeart2』を見た。
 客の圧倒的大多数が小さな子供連れの家族客の中、四捨五入して30歳の男が一人でプリキュアを見ている光景はあまりにもシュールで、友人たちにも大いに受けた。
 ネタとしてはそれで終わりで良かったのだが、ちょっと気になったので、映画『ふたりはプリキュア MaxHeart』もDVDをレンタルして視聴した。そして、とうとうテレビ版も見てみようという流れ。
 以下の感想は、2本の映画が予備知識として存在し、かつそれ以外にはまったく知識がない状態で書いている。


2006/01/05第1話『私たちが変身!?ありえない!』
とりあえず、二人がプリキュアになった経緯がわかった。『光の園』とか『ドツクゾーン』とかは、この先少しずつ理解していくとしよう。今のところさっぱりわからない。それにしても、何もかもが受動的な展開。変身後の決め台詞やら、マーブルスクリューやらは、何か大いなる意思に操られているようだった。まあ、じわじわと能動的な戦いになっていくのだろう。それにしても、まさかマーブルスクリューが第1シリーズの第1話から出てくるとは思わなかった。2作目の映画でも同じような技だったので(「マックス」が付いただけ?)、この先新しい技は出てきそうにない(汗)。
2006/01/07第2話『カンベンして!闇に狙われた街』
『光の園』についての説明がちょっとあった。変な2体がプリズムストーンとやらを持っていて、ドツクゾーンとやらがそれを狙っているわけだな。ちなみにプリキュアは、「光の園に伝わる伝説の……」らしい。戦闘シーンはちょっとピンチの後、必殺技で撃破というお決まりパターン。たまには肉弾戦だけで勝つ戦いも期待したい。そういえば前半で、食事とか睡眠とかいう話が出てきた。たまごっちブームにあやかった育成ネタか?
2006/01/09第3話『イケてる実習生に気をつけろ!』
「お父さんもお母さんも、今いないから」「お仕事?」「うん。二人とも、天国にいるの」なんて悲しい……。いや、嘘だぞ? 今回、プリズムストーンの説明があった。「すべての力を生み出す生命の石」らしい。大仰だな。尻尾に入っているそうだ。この変な2体を守るのが、プリキュアの使命とのこと。なぎさも大変だなぁ。同情するよ。戦闘シーンは毎度同じのパターン。今回が一番楽勝だったかな。今のところ、マーブルスクリューに太刀打ちできるヤツは現れていない。
2006/01/12第4話『ミラクル!?生きている美術館』
時間の流れについての説明があったな。向こうでの1日がこっちの100年ということは、こっちでの1年は向こうでの15分弱。解決して国に戻ると、メップルお前もう戻ってきたのか、という感じだな。ん? ああ、逆が怖いな。向こうでメップルとミップルが瞬きをしている間に、なぎさとほのかはあっと言う間に年老いて死ぬんだな。哀れ……。ピーサードだが、ザケンナーみたいな下っ端使わずに、さっさとあの石化の技を使えばよかったのでは?
2006/01/12第5話『マジヤバ!捨て身のピーサード』
うぉーーっ! 萌えシチュエーション来たっ! 「なんだかなぁ。アカネさんにも言われちゃったけど、住む世界が違うって言うか、趣味が合わないんじゃないかなぁって。なんか無理して合わせてもらってる感じで、いまいち居心地が……」と、とても悲観的ななぎさと、「楽しかったねぇ〜」のほのか。この現実のギャップが萌え。別れ際に振り返ったほのかの心境は? なぎさの心中を察していたのかな。ほのかがちょっと百合っぽくなってきた! 元々初めて映画(『2』だな)を見たときから、ほのか→なぎさ→先輩という構図が浮かんでいてわくわくしていたのだが。そういえば、アカネさん初登場だが、黄色い娘はいなかった。MHまで我慢我慢。戦闘シーンは、何やら感動的な台詞がたくさん飛び交っていたが、そんなんより前半の萌えが圧倒的に大きい。ピーサード、前回逝ったと思っていたが、生きていたのか。ようやく消えてくれた。別に嫌いではなかったが、一人の敵をいつまでも引っ張られると飽きる。
2006/01/12第6話『新たな闇!危険な森のクマさん』
新展開。アリアハンからロマリアへ、という感じ。敵も変わったし、なんだか新しい技(レインボーセラピー)も出てきた。また使う機会があることを期待しよう。ちなみにゲキドラーゴだが、知能が低そうなのでいまいち。こう、本能のままに腕力だけで戦うのは、熊やライオンと戦うのと変わらない。まあ、カンダタってことで、とりあえずまた5話くらいで消えてくれ。二人の仲はちっとも縮まらない。いつまで苗字で呼び合っているのだろう(笑)。
2006/01/14第7話『熱闘ラクロス!乙女心は超ビミョー!』
おおっ、ゲキドラーゴが言葉を喋った! こいつ、知能があったのか! しかし、こいつらも大変だね。サラリーマンの俺としては、あの毎回怒られているシーンに同情を禁じ得ない。雪城さんと藤村君の関係が判明。「幼なじみのお兄ちゃん」なんて、レア中のレア。これはなぎさ、「恋人よ♪」と言われるよりショックを受けるべき発言だぞ? まあ、雪城さんは美墨さんラブだから(本当か?)、藤村君なんてアウトオブ眼中だろうがな。
2006/01/14第8話『プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!?』
「幼なじみってことは、子供の頃から近所に住んでたり、一緒にお風呂入ったり、おんなじベッドで寝たりしてたんだろうな……」いや、それはないと思うが。今回は萌え要素満点。前半の破局シーンがグッド。ずっと考えてて、プリキュア解散に行き着くほのかのさりげなく悲観的な思考も萌え。「雪城さんのこと、もっと知りたい。一緒にお風呂に入りたい。おんなじベッドで寝たい」熱い告白だ。いい展開だ。そしてとうとう名前で呼び合う仲に! ふたりはラブラブ。
2006/01/15第9話『取り返せ!メポメポ大作戦』
完全独り言少女! あんな大声で、あたかも誰かと会話しているかのような独り言。これはやばい。一度病院に連れて行った方がよいかと。最近、戦闘シーンが短縮されてきた。なんかこう、変身して、とりあえずマーブルスクリュー放っておしまい。俺としては物語が希薄で無意味に戦闘シーンが長いより、戦闘が少なくてストーリー重視の方がいいから、最近の流れは歓迎だ。別に戦闘シーンは要らないと思うのだが、まあこれは『水戸黄門』のようなものなので、しょうがない。
2006/01/16第10話『ほのか炸裂!素敵な誕生日』
ほのかの両親登場。実は話にだけ出てきて顔は出てこないキャラなのだと思っていたから、ちょっと驚いた。ベタベタの大甘。すごいプレゼントの量だった。少し俺にくれ。現金で。ほのかが炸裂した。なんかこう、正論や綺麗事をべらべら並べ立てられるとダメな年齢になってしまったらしい。何も感じない……。戦闘シーンが短いのはいいが、ちょっとゲキドラーゴが弱すぎる。先に出てきたピーサードの方が強かったぞ? まだ一度としてプリキュアを追いつめていない。そろそろマホカンタ使って、マーブルスクリューを跳ね返そうぜ。
2006/01/19第11話『亮太を救え!ゲキドラーゴ・パニック』
よく密着してくるお姉ちゃんだ。エロいプロレス技を習得して、密かにやり返してやるがよろしかろ。ゲキドラーゴが6話で消えてくれた。最終形態があまりにも情けない。そういえば、弟を放置していくシーンが面白かった。あれはないだろ。非道なお姉ちゃんだ。今回は特に感想なし。ゲキドラーゴ、結局いいとこなしで消えていったなぁ。
2006/01/20第12話『悪の華・ポイズニー参上!って誰?』
新しい敵キャラ参上! 今回はなんといっても、公園でほのかが操られた人々にあんなことやこんなことをされてボロボロになってしまうシーンが萌えたな。しかもその少し前には、なぎさが部屋で大量のザケンナーによってたかって……。プリキュアに変身できないなぎさを! なんて卑劣な! めちゃめちゃやね。そういえば、序盤にポイズニーが手からザケンナーを出したときの、あのザケンナーが妙に可愛かった。うねうね。
2006/01/26第13話『ご用心!年下の転校生』
キリヤの「大事な身体ですから、気を付けてくださいね」が、妙にエロいな。俺の気のせいか? エロいよな? 普通は言わないよな? あとはあれだ。先輩の肘が触れたときのなぎさの反応の大げさなことといったら。いや、待て。中学生ってひょっとしてああいうものか? 俺もそうだっけか? 今となっては……。いや、相手が好きな子なら状況は変わるかも。今回はやかましい生物の出番も少なく、ストーリー的にも面白かった。
2006/01/30第14話『ウソホント!?にせプリキュア大暴れ』
とても平和なプリキュアが出てきた。戦闘シーンがちょこっとだけ長かったが、結局マーブルスクリュー一発で終わりだから、微妙だ。やはりピーサードが一番強かった予感。今回ちょっと思ったのだが、実はプリキュアって、殺してはいけないのかもしれない。いや、戦闘の一番最初に、いきなり突き落とせば終わりじゃんとか思ったわけだが。元も子もないというよりは、プリキュアがいないと石の在処がわからないから、少なくとも石の在処を白状させるまでは殺してはいけないのかも。と、もどかしい戦闘を好意的に解釈してみる。
2006/02/26第15話『メッチャ危ない家族旅行』
とても忙しくてひと月も空けちまった。まあ、『カトリ』なんて3ヶ月も空けちまったが。今回は家族愛を描いた素晴らしい話だった。面白い父親だなぁ。一緒にいるととても疲れそうだが。戦闘は久しぶりにピンチに陥る。今度こそ死んだかと思ったら、伝説の伏線がここに生きて、なかなか見応えがあった。最後のパパラブラブななぎさ萌え。あー、娘がほしい。
2006/02/28第16話『ストレス全開!マドンナはつらいよ』
あー、前半がとても面白かった。小田島先輩、結構いいキャラだから、このままレギュラー化しないだろうか。この回1回で終わらせてしまうには惜しい感じ。戦闘はほのかの「出して、出してぇ!」が圧倒的に萌えた。だ、出してもいいのか? 出すよ? それにしても、圧縮プレイとはまたマニアックな。戦闘もなかなか面白かったかな。中盤の小田島先輩がうじゃうじゃ出てきた辺りが今ひとつ。
2006/03/12第17話『ハートをゲット!トキメキ農作業』
内容のある回だったなぁ。一番最初の、弟の前で服を抱きしめてゴロゴロ転がっているなぎさが不気味でよかった。とてもワロタン♪ ほのかとキリヤ君の話も子供向けの良作。大人としてはむずがゆさを覚えずにはいられないが。ミミズやムカデにやられそうになっていたほのか萌え。うむ、大人の感想だ。ああそうだ。なぎさと藤村先輩が二人きりで農作業。あれは現実的に考えてドキドキする光景だ。好きな子と二人で……うむ、ドキドキする光景だ。あとは、「ダメだメポ」が「ダメダメぽ」に聞こえた。ダメぽ。
2006/03/16第18話『ドキドキ!中間テストは恋の迷宮』
面白くなってきたなぁ。キリヤはどっちに転ぶのだろう。鏡の中から二人を助けたのはキリヤなのかな? まあ、それ以外にはないだろうが。ほのかの「大人じゃないもん!」が可愛かった。一番大人びていて、大人しいほのかがあんな剣幕で怒るシーンは珍しい。貴重だ。あー、そういえばキリヤのテスト結果はどんな感じなのだろう。キリヤの学園生活は極めて断片的で、まともに生活できているのか非常に疑問だ。
2006/04/04第19話『こわすぎ!ドツクゾーン最後の切り札』
衣替え夏服来たっ! いいなぁ、夏服。今回はミップルとメップルが喧嘩する話だな。俺としてはこいつらどうでもいいので、どうせならなぎさとほのかが仲違いする話を。前にあった気もするが。新しい敵が登場。というか、今までずっと姿は出てきていたのだが。イルクーボ。強いなぁ。圧倒的じゃないか。メップルが立ち向かっていって、あの珠が割れたのが不可解。う〜む。ぼろっくそにやられて次回に続くようなピンチに陥るのもありだと思うのだが。
2006/06/13第20話『どっちが本物?ふたりのほのか』
ふた月ぶり。ポイズニー逝く。最後強かったなぁ。結局いつものパターンで負けるのかと思ったら、1発避けてくれたのがよかった。ただ、前半のふたりのほのかパートは余分かな。今日みたいな戦いなら、25分間ずっと戦ってくれていて結構。もっとも、二人ともどれだけダメージを受けてもピンピンしてるが。ところで、電車の中のあれは不自然すぎる。周りの乗客はあの状況であそこまで無反応でいられるものだろうか。
 第21話『衝撃デート!キリヤの真実』
 
 第22話『ウッソー!忠太郎がママになる!?』
 
 第23話『危うし!夏合宿の悪夢』
 
 第24話『決戦!プリキュアVSイルクーボ』
 
 第25話『いざ光の園へポポ!私たちも!?』
 
 第26話『さよならメップルミップル!?やだー!』
 
 第27話『新たな闇が迫る!迷子のポルンを救え』
 
 第28話『レギーネ登場!ってもう来ないで!』
 
 第29話『嵐の夏祭り!カミナリ様は超コワイ!?』
 
 第30話『炸裂!プリキュアレインボーストーム』
 
 第31話『マジ家出?ポルンはいったいどこー!?』
 
 第32話『ポルンを励ませ!とっておきのカーニバル』
 
 第33話『Vゲット!心でつなげ光のパスライン!!』
 
 第34話『なぎさぶっちぎり!炎のガチンコリレー』
 
 第35話『これってデート?怒涛のハッピーバースデー』
 
 第36話『自由を掴め!番人決死の大脱走』
 
 第37話『いざ初舞台!!負けるなロミオとジュリエット』
 
 第38話『ガッツでGO!亮太のおつかい大作戦』
 
 第39話『涙キラ!汗がタラ!結婚式は大騒動!!』
 
 第40話『夢の世界へご招待!?一泊二日闇の旅』
 
 第41話『負けないってばー!!闇の力をぶっとばせ!』
 
 第42話『二人はひとつ!なぎさとほのか最強の絆』
 
 第43話『激揺れまくり!藤P先輩に届けこの想い』
 
 第44話『最高ハッピー!?なぎさのホワイトクリスマス』
 
 第45話『歌えさくら組!合唱は勇気を乗せて』
 
 第46話『サイアク〜!石の力が奪われた〜!?』
 
 第47話『最強戦士登場!っても〜ありえない!』
 
 第48話『史上最大の決戦!プリキュア最後の日!』
 
 第49話『未来を信じて!明日を信じて!さよならなんて言わせない!』
 


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