■ 水路経由ホテル行き

 美味しい朝食を摂った後、バスでベニスへ。このバスがものすごく汚れていて、窓も汚かったので車窓の写真を撮る気にもなれず、ひたすら寝ていた記憶がある。
 今までずっと海の見えない都市にいたので、リベルタ橋が見えてきた時にはテンションが上がった。ベニスもシエナなどと同様、バスで市街に入ることはできない。ベニスに関しては、乗用車も不可なのだが、北部の駐車場からホテルまでは水上タクシーを利用して移動した。写真はその水上タクシーから撮影したもの。ほとんど手を上に突き出してのランダムシャッターなので、大した写真ではないのだが、それなりに雰囲気や臨場感が伝わる一枚を選んでみた。ちなみにここはまだCanal Grande(大運河)にいて、速度も速い区間。


 次の写真は、少し中に入ったところ。写真などでは見たことがあるが、本当にあたかも道が水没してしまったかのように水路になっているのが面白い。


 ホテルに到着。部屋に入るのは少し後の話になるが、このホテルは素晴らしく綺麗だった。下は夕方戻ってきた時に撮影した室内。


 ベニスの旅行では、本土に宿泊することはあまりないらしい。Isabellaさんも久しぶりに本土に泊まったと言っていたし、かなりラッキーだったもよう。ミラノなどでは、そんなに素敵なホテルでなくても、場所によってとても高いというから、ベニスのこのホテルも相当高かったのではないかと思う。ここになら、一人部屋追加料金10,000円も致し方なし。


■ 迷路経由サンマルコ広場行き

 さて、ツアー開始。サンマルコ広場まで歩くのだが、この道を覚えようとして早々に挫折。そもそも、広めの通りからホテルに入る道からして難しい。


 こんなのがずっと続くものだから、覚えられるはずもなく、後からサンマルコ広場で、一旦帰る人と、その場でフリーにする人という選択肢を与えられたが、自分も含めて全員が一度ホテルに戻った。
 どこをどう歩いたかわからないが、昼食のレストランに到着。ここでは「イカ墨のスパゲッティー」「魚介のフライ」「ジェラート」というメニューだが、そもそもイカ墨が好きではなく、魚介も白身を期待したらエビとイカ。苦手。ジェラートは確かアイスクリームだと思ったが、これだけ美味しく食べられた。  サンマルコ広場で現地ガイドさんと合流する。イタリアの人だったが、日本語ペラペラの上、冗談も面白くて楽しいガイドさんだった。そういえばJALPAKのアンケートの、「良かったガイドさん」にこの人も書いておけば良かったと、今思った。
 主にドゥカーレ宮殿とサンマルコ寺院を見学。どちらも写真撮影不可のため、外観にて撮影してもらった写真を掲載。


 この宮殿本当に素晴らしくて、写真が撮れなかったのが本当に残念。記録していない記憶はただ忘れていくのみ。
 ちなみに、展示室のようなところに武器が並べられていて、食い入るように見た。よくこんな重たそうな片手剣を振り回すなぁとか、ファンタジックに思いを巡らせていたのだが、これは今後小説を書く上で役に立ちそうな気がする。
 その後、ベネチアングラスの工場見物。実物が本当に綺麗で、自分も一つ欲しいなぁと思ったが、あまりにも高くて断念。町で売られていた安物でも良かったが、本物を見た後にチープなものを買う気も起こらず、結局何も買わなかった。写真はベニスでの一般的な土産物屋のウィンドウ。ここには無いが、他には仮面が有名で、仮面が並んでいる店も多くあった。