■ リアルトタワー

 食事を終えた後、我々はリアルトタワーへとやってきた。地上55階から、メルボルン市街を眺めてやろうという魂胆だ。
 ドアをくぐり、またまた"One adult, please."でチケットを購入すると、エレベータでぐいんと上る。そして見下ろした景色がこれだ。


 随分ぼけてしまっているが、許されたし。あの重たいカメラを1秒も固定しておけるほど、腕力も精細さもない。
 もう1枚。こっちは手すりで固定したか何かで、かなり綺麗に取れている。もっとも、夜景としては1枚目に劣るが。


 撮った時は意識していなかったが、右手にドームが見えるので、どうやらSpencerSt駅の方角のようだ。
 展望台には外に出られるところもあり、比較的長い時間楽しむことが出来た。
 下に降りると、出口のところに、昔のメルボルンの街の写真が展示されていた。今思えば、全部撮って来れば良かったなぁと思うが、とりあえず撮ってきた2枚を載せる。






■ クラウンカジノ

 さて、いよいよ初日ラストである。
 いい加減精根尽き果て、足の痛みも限界に達しようとしていたが、倒れるまで遊ぶつもりだった我々は、クラウンカジノを見に行くことにする。
 リアルトタワーはホテルの真横にあるのだが、わざわざホテルから遠ざかるように歩いてクラウンへ。
 カジノの中は写真撮影禁止なので画像は一枚もないが、とにかく煌びやかで賑やかですごいところだった。もちろん、貧乏な挙げ句、英語に不自由な我々は1ドルも賭けていない。
 途中で、カジノの店員のお姉さんが、会員にならないかと声をかけてきた。小生は「5ドルで入れるよ」と聞き取り、Michaelは「入ると5ドル分、無料で楽しめる」と聞き取った。実際には定かでないが、どうやら後者が正しそう。
 良くわからなかったので、小生が買い物の時に使う、
"We are just looking."
 と言うと、お姉さんは非常に不服そうな顔をして立ち去っていった。


■ セブンイレブン

 カジノを出ると、真っ直ぐホテルに戻る。しかし、ホテルに入る前に、セブンイレブンに立ち寄った。
 ああ、メルボルンにはセブンイレブンが本当に多く存在する。下は4/30に撮った画像。メルボルンのセブンイレブンは、ガソリンスタンドもやっているらしい。


 ここでの買い物は、実に普通だった。水を1本買ったのだが、値段を言われてお金を支払って終了。
 しかし、2回目はそうではなかった。
 これは翌日5/30の話になるのだが、Michaelに頼まれたこともあって、夜に一人でセブンイレブンへ行った。そして飲み物を2本買うと、店員さんに何か、恐らく単語を2つ言われた。けれど、小生はこれをまったく理解できなかったのである。
 これまで、店でも大聖堂でも、比較的相手の言っていることを理解してきたが、それは、「ここではこう言っている可能性が高い」という経験的な推測や、ジェスチャーによる理解が大きかった。けれど、実際にジェスチャーも何もない状態では、まったく聞き取れないのが現実なのだ。
 小生はひどく疲れていたこともあって、
"Sorry. Can't understand."
 と返した。店員さんは仕方なさそうに値段を告げた。
 後から推測すると、袋は要るか、という質問だったと思われる。4/29に1本だけ買ったときは袋がついてこなかったが、2本買ったときは袋に入れてくれた。
 まあとにかく、これは今回の旅行が終わった後にもMichaelと話していたのだが、我々は相手に自分の意思を伝えることはできるが、相手からのレスポンスを理解できない。今後の課題はその辺りにありそうだ。