■ セドナ

7月8日 4時00分

やばい。シャレにならん。ほとんどまったく寝られなかった。
大人しく21時にベッドに入るも、まったく眠れず、目覚ましが聴こえないといけないと思って控えていた耳栓を23時半頃投入。
単に暑いせいではないかと、24時過ぎにエアコンを入れるも、最高温度でも寒すぎて断念。
25時過ぎにはズボンを脱ぎ捨ててみるも効果なし。
大通りに面した構造や、温度の問題、ふかふかすぎる布団など、要素は多そうだが、やはり一番は時差だろう。
鏡を見たら目が真っ赤だった。意外と海外旅行では寝られる自分が、今回は本当に寝られない。
今日は本当に不安だ。

7時50分

もちろんバスで寝られるはずもなく、極めて眠たいままサンフランシスコに。
空港でも休みたかったが、チェックインして保安検査を通ったら、もう後1時間しかない。
おにぎり弁当を食べながらこれを書いている。
今日まで食べた中で、この弁当が圧倒的に一番美味しく感じるので、自分の舌はやはり日本食に特化しているようだ。
あっ、飲み物買い忘れた。
飛行機ではなんとか少しでも寝たい意向。

大雑把な感じだが、なかなか美味しかった。


12時00時

フェニックス着。飛行機は毛布がないトラブルもあったが、多少は休めた。
もちろんまだまだ眠いが、朝から徹底して休むことを心がけた結果、なんとか今日の旅はこなせそうなところまで持ってきた。
セドナまでまたバスで2時間くらいかかるから、車窓を楽しみつつ、ここでもなるべく休みたい。
気温は43℃くらいになるらしい。空港を出た瞬間から空気の違いは感じたが、とにかく暑さにやられないように気を付けたい。

アリゾナには、サボテンとグランドキャニオンしかないらしい。
ガイドさんの機転で、少しだけ寄り道してサボテンと撮影した。
サボテンは、腕が1本生えるのに70年とかかかるらしい。この辺のサボテンは何百年物だから、勝手に採ったら罰せられるそうだ。
砂漠には砂砂漠、土砂漠、岩砂漠、塩砂漠の4種類あって、ここは土砂漠らしい。
この辺にいるのは、野ウサギ、リス、コヨーテ、そしてサソリ。サソリはフェニックスの民家でも出る。
アメリカの東は州が小さくてごちゃごちゃしている。西は大きくて直線的。東は先に人がいて州ができたが、西は先にざっくり州を作ってから人が入ったらしい。アメリカは東から始まった。

セドナは見る場所ではなく、感じる場所。
岩が赤い。

サボテンとバス。サボテンの大きさがおわかりいただけるだろうか。

休憩所で、ガイドさんが隣に停まっていたトラックと写真を撮ってくれた。珍しいトラックなのだろうか。生憎知識がない。


17時00分

セドナ観光終了。
着く直前に雨に振られたがすぐに止んでくれた。
ベルロックははじめ雲がかかっていたが、帰り際に日が差してくれた。
カセドラルロックは車窓観光。左側だったので、右席だった自分はスルー。
アップタウンの自由時間は2時間弱。ピザを食べようとしたら、メニューにあるスライスが無いと言われ、1枚を偶然後ろにいた他のツアー客とシェアした。
その後は無目的にぶらぶら。岩染めのTシャツを買おうかと思ったが、着る機会がいまいち思い付かなかったので、結局何も買わなかった。
体調は悪くない。朝のバスと飛行機で、寝れないなりに休んだのが良かったよう。

ベルロック。右の巨大な岩山も圧巻だった。

バスから。この日は指定席で、今回の旅行で唯一前の方に座っていたので、前側の景色も。

シェアしたピザ。やや小さめ。

アップタウンの雰囲気。

アップタウンからの遠景。

岩染めのTシャツはこんな感じ。ガイドさんのトークが上手で、たくさんのツアー客が買っていた。やっぱりちょっと欲しかったかも。

エアポートメサから。


21時00分

18時に一度、フラッグスタッフの今夜の宿にチェックインし、18時半集合で食事に。
ミスで提供されたグランドキャニオンビールを半分飲みながら、チキンを食す。美味かった。
同テーブルの人たちと談笑。60代、70代の方ばかり。クラツーではこれくらいの年齢層が多いらしいが、3年連続で利用した中では、今回が一番平均年齢が高いかな。
ただ、新婚さんが2組いるので、平均年齢としては低いかもしれない。
店を出ると下がかなり濡れていた。だいぶ降った模様。
明日はグランドキャニオンだが、予報は曇り。どうにか晴れて欲しいが、とにかくアンテロープさえ入れればとも思う。
まあ、グランドキャニオンの天気と、アンテロープに入れるかはまったく関係ないが。

ホテルに帰ったら20時半だった。ホテルから遠くないレストランだったので、かなり長い食事だった。
これが街中にあるホテルだったら、その時間を観光したかったと悶えるところだが、周りに何もない場所なので、他のお客さんとの交流も楽しい。若い人たちのテーブルはだいぶ退屈そうだったが。
連泊なのでホテルでシャツやら何やら色々洗ってみた。あまりしっかり絞っていないが、果たして明後日の朝までに乾くのだろうか。
さて、まったく眠れずに迎えた一日だったが、どうにかしのぎ切った。
明日はホテルを出たら割とすぐグランドキャニオンで、車窓も楽しみたいし、体力回復ポイントは無い。
さすがにそろそろ寝させてくれ……。

連泊する部屋。

夕飯のポーク、だったと思うもの。見た目はいまいちだが、とても美味しかった。