- ■ モニュメントバレー
- 7月10日 8時00分
- 部屋の外にスーツケースを出して、出発まで後30分待機。
昨夜は22時半過ぎにベッドにインしたが、またあまり眠れず、2時間くらい過ぎたところで耳栓を導入。必須アイテムだな。
他のツアー客に聞くと、やはり入眠剤を持ってきているという人がちらほらいる。参考にしたい。
天気は晴れ。少々の眠気と、後ずっと目がかゆい。
ズボンは昨日グランドキャニオンで一日穿いていたズボンにした。洗ったズボンは最終日と日本で欲しいから、今日、明日とこれで乗り切りたいが、今日の汚れ方次第かな。
今日はモニュメントバレーオンリー。まずいきなりバスで3時間半。アメリカでかい。
今回は移動が多く、街歩きもないので、撮った写真の枚数がこれまでの旅と比べて圧倒的に少ない。
泊まったホテルの外観。後から出て来るが、この時点でナンバープレートに興味があったらなぁ。
- 8時40分
- 現地ガイドさんの土産物紹介がすごく上手で、添乗員さんが今まで何度もこのツアーの添乗をしているが、初めてパワーストーンやドリームキャッチャーを買った、という話からスタート。
実際、自分も普段ああいうものは買わないが、ガイドさんの話で欲しいと思って買った。
地球の誕生を1月1日、今日をその1年後とすると、グランドキャニオンは12月31日の昼頃に出来たもので、すごいスピードで出来たらしい。
岩が脆いからこそで、グランドキャニオンはまだ出来たばかりで、これからさらにどんどん侵食して、やがて平らになるそうだ。
世界遺産は自然遺産と文化遺産に大分され、文化遺産の方が多いのだが、アメリカは自然遺産の方が多い。歴史が浅いことにもよる。
アメリカは自然を見に来るところ。
七大自然美。グランドキャニオン、ナイアガラ、イグアス、エンジェルフォール、エアーズロック、グレートバリアリーフ、カナディアンロッキー。
ツアー客に、この内の6つを回ってる人がいる。残りはエンジェルフォールらしい。
5つ行った人もいて、イグアスとエンジェルフォールに行っていないとのこと。
※帰宅後に七大自然美をググったが、出て来ない。ガイドさんオリジナル?
- 9時40分
- 昨日寄った土産物屋でトイレ休憩。
店を出てすぐのところに吊り橋があって、昨日撮り逃したのだが、無事にカメラに収めることができた。
土産物はあまり見ずにバスに戻る。また色々欲しくなってしまう。
まあ、欲しいと思ったものは買った方がいいのだが。
ガイドさんの今日のTシャツはモニュメントバレー。
ヨセミテ、セドナ、グランドキャニオン、そしてモニュメントバレー。毎日行き先のTシャツを着ている。全部写真撮りたかったなぁ。
ナバホネーション。ナバホ国。モニュメントバレーはアメリカが国立公園にできない。ナバホ族が管理する土地。アンテロープキャニオンも然り。
だから今日と明日はナバホ族のガイドがつく。
ナバホ族は笑顔をあまり見せない。ナバホキャンペーンという名の、ナバホ族強制移動の歴史。
結局金目のものが出てこなかったので、またこの土地に戻されたが、そういう歴史が彼らから笑顔を奪ってしまった。
土産物屋のそばにかかっている橋。通行はできない。
再び店の中もパシャリ。ナバホラグ。
- 10時50分
- モニュメントバレーとナバホ族の紹介ビデオを見た。
窓の外にはただただ広い枯れた大地が広がっている。
道は大地を裂くように真っ直ぐ伸びているが、後方の席に座っているのであまりそれは感じられない。道というのは、障害物がなければ真っ直ぐ造るものだと、昨日ガイドさんが言っていた。
左手で、ずっと線路が並走している。先程工事車両が線路上にいたので、待っていても列車は走らないのだろう。
どこまでも続くブッシュの上に、時折黒く雲の形が浮かんでいる。
丸っこい緑の木が点在している。遥か彼方には巨大な砂の山がぽつんとぽつんと聳えている。
前方に緑が増えてきた。それでも、対向車線を走る車の他に、人の気配はまったくない。
大地はどこまでも続いている。
バスの中でモニュメントバレーのビデオを見る。
車窓に線路と工事車両。
車窓。存在感のある岩。
車窓がずっと絶景で感覚が麻痺してくる。
- 11時30分
- メサとビュート。横に長いのがメサ。縦に長いのがビュート。
上は平ら。隆起したものではなく、我々のいる場所が沈んだところ。硬い部分が残った。
車窓がモニュメントバレーっぽくなってくる。こういうのはビュート。岩にはどれも名前がついている。これはフクロウ岩。
ユタ州に入るところでバスを停めて記念撮影。ガイドさんがこういうポイントを押さえてくれる。
来た側の道。
- 13時20分
- 食事と資料館終了。
ナバホ料理とのことだったが、くせもなくて普通に美味しかった。
昼飯。ナバホタコ。
資料館。ゴールディングさんと映画に関する資料がたくさん並んでいる。ゴールディングさんがここに交易所を作ったのが、その後のナバホ族を大きく変えていくことになる。
- 16時10分
- バレーツアーも終了してバスに戻ってきた。暑かったが、屋根も窓もある普通の車でのツアーだった。揺れに揺れたが。
最初は写真を撮るのに残念だと思ったが、あんなに揺れたらまともには撮れないし、停まった3箇所が素敵だったので、結果的にはあれで良かった。
今日は往復6時間で、観光としてはこれで終了。
ナバホ族の子供は親から崖登りを教わる。いつでも白人から逃げられるように。
ナバホ族は太平洋戦争にも駆り出されている。暗号部隊として。資料館に何もわからずに持ち帰った日本軍のヘルメットや日の丸があるらしい。
ヤーテー、こんにちは。
ハコーネ、さようなら。
あっひゃへー、ありがとう。鼻から抜ける感じで。
ホーガン。ナバホ族の住居。
入口は必ず東側にある。左回りに入り、入口から左側が女性、右側が男性、奥が長老。
モニュメントバレーの奥地でホーガンに泊まる日本のツアーがあるらしい。集客は悪いらしいが。大自然に包まれる旅。
星が凄いらしい。日本で見えてるのは本当に明るい星だけ。とにかく星が凄いらしい。
車窓に竜巻の始まりがいた。右側だったので写真は撮れなかったが、何か光の渦が集まっているようだった。たぶん砂。
これがモニュメントバレーだという写真。今回、旅行記のタイトルはアンテロープにしようと思っていたが、結局モニュメントバレーにした。やはり惹き付けられる何かがある。
ホーガン。今でもこの伝統的な家に住む人たちがいるらしい。
バレーツアーの道がわかりやすく伝わる1枚。自分の車は右に傾いているが、すぐ前の車は左に傾いている。
ツアー中の1枚。ところで、掲載時には消しているが、この日の全部の写真の右上にミラーの汚れが入っている。正確にはグランドキャニオンの朝から入っている。セドナでは夜まで入っていない。その間にレンズは替えていない。定期的に青空を撮るなどして気にはしていたが、気付かなかった。翌日の写真にも入っている。悲しい。
そういえば、ここで全体写真を撮った。今までツアーでこういう集合写真って撮ったことがなかったので新鮮。やはりガイドさんや添乗員さんによって、旅の雰囲気ががらりと変わる。
- 18時10分
- 車内で「駅馬車」を見た。ディスプレイの真下の席なので見るのに疲れたが、まあせっかくモニュメントバレーに来たのだし。
ダラスが可愛かった。あと、最後の決闘があっさりしてて少し残念だった。
- 19時10分
- 中華のバイキング終わり。
やはり映画を見ていた疲れはあるが、ホテルすぐそこで、今日はゆっくり休めるので、まあいいや。
書いている間にホテル到着。
近くにスーパーがあるし、疲れてはいるが後半日だし、さすがに外に出てみようかな。
中華バイキング。初めて話した人たちと同席だった。
- 21時00分
- ホテルの部屋でシャワーも浴びて、すべてが終わった後。
食事の後すぐ、ホテルに着いて、丁度いいタイミングで訪れた夕日タイムを楽しむ。グランドキャニオンに沈む夕日。昨日欲しかった感はあるが、こればかりは仕方ない。
明日のアンテロープが晴れてくれればよしとする。
部屋に荷物を置いて、少しそこまで散歩。
今日の昼に、各州のナンバープレートがあることに気が付き(全部かは知らないが)、近くのスーパーにナンバープレートを撮りに行く。
事前に、持ち主に見つかったら怒られるかなと現地ガイドさんに聞いたら、「大丈夫でしょ」とのことで、ドキドキしながら撮っていたら、案の定一件事案が発生。
見事に撮っているところを話しかけられたので、陽気に「ニューヨークから来たの?」と聞いたら、「いやいや、借り物だよ!」と笑って答えてくれた。たぶん。
あと、食事を終えた後に、大阪と書かれたTシャツを着た人と遭遇して、話しかける勇気が出なかったのだが、散歩に行ったら、丁度その人が帰って来たので、「やあ、大阪好きなの?」と話しかけてみた。
笑いながら、「いやいや、知らないし行ったこともないよ!」と答えてくれた。たぶん。
本当はもうちょっと色々話したかったが、言語の壁は厚い。
ちょっとしたことだが、やはり現地の人との交流は思い出になるね。もっとがっつり絡んでみたいものだが、言葉の壁が。
さて、明日はいよいよ観光ラスト。午後は実質移動だけ、明後日も移動だけなので、明日の午前で観光は終わる。
最後まで頑張りたいので、最後まで快晴で頼みたい。
ホテルに着いたら丁度日の入りの時刻だった。グランドキャニオンに沈む夕日。これが昨日欲しかった。
カメラを固定して向かいのホテルを撮ってみた。