■ リガへ

 旅行2日目。本格的な観光としては初日。
 朝、5時半くらいに目が覚めて、6時頃、ホテルの周辺に散歩に出かける。と言っても、本当に何もない郊外の住宅街だが。
 朝はひんやりしていたのを覚えているが、日中は長袖で暑かった記憶がある。
 なお、サブ機のGF9のセンサーに汚れがあるのを発見したのもこの朝で、ブロアーやカメラの機能でも綺麗にならないと知って絶望した。
 もっとも、この時はまだ、サブ機などそんなに使うことはないだろうと思っていた。


 朝食バイキング。
 この写真ではそうは見えないが、バルト三国、どのホテルのバイキングも種類が豊富で、野菜もたくさんだった。


 出発。天気は快晴だが、リガがどうかはわからない。
 タリンからリガまで、バスでおよそ4時間。午前中は移動だけだ。
 9人しかいないので、バスは1人1列使うことができる。日差しに合わせて右へ左へ、みんな動いていた。
 車窓の菜の花畑。設定を変え忘れてシャッター速度が遅く、流れてしまった。車窓はシャッター速度を1/800秒くらいで。画質は二の次。WBはオート。


 二度目の休憩はエストニアとラトビアの国境だった。
 シェンゲン加盟国なので煩わしい入国手続きはなく、この国境の設備も跡地という感じ。


 さらに走ってリガへ。リガで最初に撮った写真のタイムスタンプが12時55分だから、休憩を含めて4時間半ほど走ったことになる。
 iPadのメモを見ると、少し寝ていたようだ。
 移動の多い旅では車窓を楽しむのも大事だが、あまりにも森ばかりで飽きた。


■ リガ観光 その1

 着いてすぐ、まず食事。
 オシャレな店内。ローカルビールを注文。
 今回の旅行、なんとレストランで毎回水が出て、そのせいか自分の他に誰も、昼食にアルコールは頼まなかった。何人か食後のコーヒーを頼んだのみ。後はコーラを少しか。
 水が出るとはいえ、少し珍しい感じだった。
 ちなみにビールは安かった。確か写真のスモールビールで3ユーロしなかったはず。



 食事の後、現地ガイドさんと合流するまで30分くらい自由時間がもらえたので、近くを散策。
 徒歩圏内にすごくでかい教会と、レストランの前に黄色い可愛らしい教会があった。すごくでかい教会では結婚式をやっていて、中には入れなかった。



 現地ガイドさんと合流したら、バスに乗ってまず中央市場に向かった。
 広大な屋内のマーケットと、その外に屋外のマーケット。
 リガのガイドさん、すごい勢いで、どんどん説明してどんどん歩く人で、マーケットでは気にならなかったが、市街観光の時は少々せっかちな感じで大変だった。
 マーケットはGF9にて。屋内の狭い場所などで大活躍だ。



 ちなみに、マーケットで瓶ビールを2本購入した。
 どれがローカルビールかわからなかったので適当に買ったのだが、バスで現地ガイドさんに確認したら、両方ローカルビールとのこと。
 そう言っていた気がするが、こちらの質問が正しく伝わったか定かではない。
 今回、それぞれの国でビールを2本ずつ買ったので、写真は最後に。


■ リガ観光 その2

 さて、いよいよ世界遺産にもなっているリガの歴史地区へ。
 まず最初に聖ペテロ教会に登った。エレベーターがあるので楽々だ。
 今回、GF9のパノラマ機能を試してみたので、その写真を載せてみる。これ、面白い。簡単だし、とても便利だ。


 聖ペテロ教会では、中で何かの展示をやっていた。新しい。


 聖ペテロ教会の後は市庁舎広場。何かカラフルなクマがいた。


 少し自由時間があったので、散策していたら不思議なオブジェがあった。オブジェというか、芸術作品というか。
 先ほどのクマや、教会の中の展示といい、ホテルには絵がたくさんあったし、芸術が盛んなようだ。


 再びツアーに戻り、旅のしおりにあるスポットを、大聖堂→猫の家→スウェーデン門→三人兄弟の順に回る。
 大聖堂は逆光。中には入らず。


 猫の家の猫。今回は135mmだから結構攻められる。
 ギルドに入りたかったが、お金持ちだったのにドイツ人ではないという理由で入れてもらえなかった人が腹いせでつけたとかなんとか。


 猫の家のすぐ近くにあった石の顔。道祖神的な何か。
 キリスト教以前、八百万の神を信仰していたのだが、その内の一つらしい。こういうものを崇めていたそうだ。


 スウェーデン門の後、三人兄弟へ。ここで、チューバとホルンの二人組が演奏していた。
 我々が日本人とわかると、国家や他の日本の曲を即興で演奏してくれた。楽譜もなしで、いきなり日本の曲を演奏できるのはすごいと思う。いくらか小銭を入れておいた。


 その後、リガ城(大統領官邸)を回って、ツアー終了。
 なんというか、実にあっさりしたツアーだった。時間も予定よりだいぶ早かったようで、この時まだ17時15分。
 ひとまずバスでホテルへ。車窓から何やら鉄道博物館っぽいものが見えて、その時点ではまだ開いていた。
 やはり後から出かけるかと思いつつ、チェックイン。この写真を撮ったのが17時50分。食事は19時から。今日、ほとんど体力を使っていないし、行くしかないでしょ。




■ リガ散策

 ホテルを出たらちょうどトラムが来たので飛び乗る。
 出国前に少し調べて、とにかく運転手に2ユーロ払えば乗れるということだけはわかっていたので、そのようにする。
 3駅くらいだったか、橋を渡って、リガ城に戻ってきた辺りで下車。乗ってきたトラムを見送る。


 歴史地区には入らずに、そのまま来た道を戻る。
 順光の鉄橋に列車が見えた。すごく速度を落としていたのは、乗客へのサービスなのか、運行上の問題なのかはわからない。


 国立図書館の前の愉快なモニュメント。
 まったく同じ形をした大小の像で、手前の方が圧倒的に小さいのだが、遠近法で同じ大きさに見える。


 バスの中で見た鉄道博物館は、今調べたらラトビア鉄道歴史博物館なる建物だった。
 残念ながら18時までだったようで閉まっていた。
 外から覗き込んだ写真。鉄道にそこまで興味があるわけではないが、被写体としては雄々しくて良いと思う。


 地図を見ると、Victory Park Sakura Gardenと書かれている公園を歩いてホテルに戻る。
 バスからちらりと見えた碑(後で調べたらソ連軍勝利記念碑らしい)はすっかり忘れていた。もしくは、疲れていたか、夕食の時間が気になってスルーした。
 一応この写真の奥に小さく写っているから良しとする。


 ホテルに戻ったらすぐに夕飯。もちろんビールも飲む。


 フロントでは魚が泳いでいた。不思議なホテルだ。
 なお、旅行中、このホテルが一番立派だった。設備も良かったし。
 2日後に戻ってくることになるが、その時は天気や体調、時間の問題で外には出なかった。