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■ カドリオルグ宮殿
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解散後、ヴィル門をくぐって、一旦ホテルに戻る。
これがヴィル門。
何度か書いている通り、今回の旅行はK-70がメイン機で、GF9はあくまでサブ機の位置づけだった。
なので、交換バッテリーは持参してきたものの、元々ディスプレイが大きくて電池の消費が激しいGF9を、フル充電2本では夜まではとてももたない。
そう考えた上で、タリンのツアー中もなるべくバッテリーは2本、均等に使い、一度ホテルに戻って少しでも充電することにしたのだ。
帰る途中、キオスクでスマートカードを購入。この日の夜に撮った写真があるのでここで掲載。
ちなみに、タリンカードという、色々な施設に入れる1日乗車券もあるのだが、情報によると26ユーロ。そんなには使わないだろうと思ったが、この後行ったカドリオルグ宮殿と海洋博物館だけで差額の23ユーロに達する事態で、ちょっと調べが甘かった。
30分弱、ホテルでくつろいでから、まずはカドリオルグ宮殿に向かう。
トラムではなく、バスに乗車。乗り方は同じだが、降りる時はボタンを押さないといけない。
バス停を降りてすぐに、右へ行くか左へ行くか迷ったので、日本でダウンロードしてきたオフライン地図を利用。
存在はだいぶ前に知って、毎回用意はしていくのだが、現地でまともに使ったのは初めてだ。大活躍というほどではないが、この後に行った聖ビルギッタ修道院跡でも役に立った。
ということで、カドリオルグ宮殿。今回の旅行記の表紙もこの宮殿だ。
ドイツ、ベンラート城の反省から、事前に写真撮影が可能であることも調べた。目で見る感動もいいが、写真に残さないとすぐに忘れてしまう。
入場料は確か8ユーロで、近くのミッケル博物館も一緒に行くなら10ユーロだった。
ミッケル博物館についても事前に調べていて、「▲個人所有の絵画など。写真が撮れたら」というメモがある。せっかくなので合わせて購入。
宮殿の中はとても美しかった。ルンダーレ宮殿と同じような感じではあるが、人は少ないし、快適。もっとも、ガイドさんの説明がないから何がなんだかさっぱりなので、雰囲気を味わう。
庭の方はルンダーレ宮殿と違って無料だった。
市民の憩いの場になっている、という感じでもなかったが、ちらほらと人がいた。
自分が鶴舞公園に行って名古屋市公会堂に何も感じないのと同じで、市民には見慣れた建物なのかもしれない。
その後、ミッケル博物館へ。
こちらも良かった。写真撮影も大丈夫そう。そもそも2階の展示フロアに係の人もいないし、緩い感じ。
しばらく見学して、トイレを借りて後にした。
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■ 聖ビルギッタ修道院跡
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バス停に戻る。次は聖ビルギッタ修道院跡という場所を目指す。
最寄りのバス停はPirita。そこへ行けるバスがなかなか来なくて不安になったが、ようやく来たかと思ったらまさかの超満員。これは予想外だった。
若者が多かった。この先海沿いを走り、海水浴場もあるようなので、恐らく目的地はその辺りだろう。
ということで、Piritaのバス停を降りたところ。いい天気。ノイズ取りが大変だったが、忘れよう。これを書いている現在、旅行で大活躍してくれたGF9は手放して、新品を買い直した。
少し道を間違えつつ、聖ビルギッタ修道院跡に到着。事前の調べでは「〇大きくはないが、好きなタイプ」と書いたが、大きかった。
撮れる場所の問題もあるが、GF9の広角で入りきらない。
中も裏手も圧巻の廃墟で興奮する。
そもそもこれは何なのか。タリン観光ページに、1577年に破壊されたとある。別のページを見ると、ロシア軍に破壊されたとか。
修道院の後、観光マップにある『Tallinn Olympic Yachting Centre』というところを目指したが、よくわからなかった。
事前調査では、無印で「近くを通りがかったら歩く程度」と書いたのだが、その程度の場所はスルーすべきだった。
橋の上から撮った写真。恐らく奥の緑色の建物がそうなのだと思うが、辿り着けなかった。
バスで市街に戻る。
帰りは空いているかと思ったら、そんなことはなかった。
すでに16時で、海から戻る人たちだろう。先頭を確保したので、パシャパシャ写真を撮って遊んでいた。
掲載写真は圧巻のバスレーン。これ、日本でもやったらいいのにと思うが、渋滞が発生するような場所に、こんなに道路に余裕はない。
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■ 再びタリン歴史地区
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また少しだけホテルでくつろいでから、今後は旧市街を目指す。この時、17時。
まずとにかく、午前中に入れなかった市庁舎の塔へ。
そういえば、入れなかった理由だが、2回目にチャレンジしたときに係の人が無言でスマホの翻訳結果を見せてくれて、「混んでるから10分くらい待って」とのことだった。
今回はそんなことはなく、すぐに入れたのだが、確かに思ったより遥かに狭い場所だった。
景色は圧巻。再チャレンジしてよかった。
ただここ、写真を撮るにはいいが、じっくり景色を眺めるような場所ではない。
登り切ったところの足場。怖いとしか言いようがない。1秒でも早く戻りたくなる。
階段を下りていく人。
狭い。こんな幅の螺旋階段をひたすら上って、ひたすら下りる。
市庁舎の塔の後は、午前中に見た壁に。
厳密に言うと、この壁を目指していたわけではなかった。太っちょマルガレータの塔と呼ばれる、最北端を目指していたのだが、道を間違えたのだ。
太陽の角度が変わって、壁側が逆光になっている。つまり、登って見える景色は順光ということだ。
景色はこんな感じ。
登らなくてもよかったとは言わないが、ちょっとこの後の海洋博物館のことを考えると、ロスだったかなと思わないでもない。優先度の問題。
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■ 海洋博物館
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この後、迷走する。
壁から出て真っ直ぐ歩くと、タリン駅に着いた。
ここのマーケットは事前にチェックしていたが、海洋博物館より圧倒的に優先度が低いので、数枚写真を撮って撤退する。
地図と睨めっこしてトラムに乗る。
地図と睨めっこしていたら、親切な人が「助けようか?」と話しかけてくれた。嬉しいが、英語を喋るのはドキドキする。
太っちょマルガレータの塔の近くで一度下車。先ほど書いた通り、元々市庁舎の塔の後、この停留所を目指していたのだ。
バスを乗り換えて、海洋博物館を目指す。
ここ、路線が少ないから、バスの本数がそこまで多くない。
ということで、海洋博物館に到着。
バス停を降りてすぐのところに廃墟があったり、裏には魅力的な海の気配があったが、まずは主目的である。この時写真のタイムスタンプは18時15分。
海洋博物館、19時までだった。最終入場は18時30分。しかも15ユーロもかかる。
怯んだ。一度外に出た。その1分、2分すら無駄だった。
トゥラカイ城で7分に8ユーロ払ったではないか。
入場券を購入。さすがにカウンターの人に、「19時までだが大丈夫か?」というようなことを聞かれたが、大丈夫。40分もあるではないか!
中に。
結論を述べると、ポテンシャルが高すぎて3時間くらいほしい規模の博物館だった。
中央の潜水艦の他に、戦車やら戦闘機やらが展示してあり、どれも好きに触ってくれという感じ。
潜水艦の中を見ていたら、係の人が来て「1階は見たか?」と確認された。たぶん。その時、18時35分。
急ぐよ、頑張るよ、みたいなことを適当に答えて、駆け足で回る。
本当に、壁に登ったのは後悔していないが、駅の方に出てしまったのと、Piritaのヨット探しが無駄だった。
結局、30分ほどで一通り見て回り、土産物屋へ。
リアルな魚のぬいるぐみがどうしても気になったので購入。
写真はこのすぐ後に行った港で撮ったもの。
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■ 港
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海洋博物館の後、港の方へ。19時だが、外はまだまだ明るい。
変な遊具があったのでパシャリ。
さて、港だが、ここがすごかった。
結局このタリン観光の残りの時間をすべてここで費やすだけのポテンシャルがあった。
こんな感じで船がたくさん展示されている。
軍艦と思われる船も置いてある。
奏とパシャリ。
別の船の側面。カッコイイ。
さらに歩いて行くと、Tallinn Shipyardの、どう見ても跡地と思われるものがあった。
胸熱。この上もずーっと歩いても大丈夫そうだったし、もう好きにしてくれという感じだった。さすがに奥の建物の中には入れなかったが。
この後、もう一度船の展示してある場所に戻ってきたのだが、そこですごいことに気が付いた。
この船、自由に乗ってもいいのではないか?
日本だと、何か自衛隊のイベントでもなければ体験できないようなことが、無造作に展開されている。
海洋博物館の裏に戻ってくる。向こうに何か素敵な廃墟が見えるが、まずは北へ。
すでに足腰は限界で、ベンチに座ったりしながら這うように進んだ。
国旗がはためく船。さすがに海に浮かんでいる船には自由には乗れなかったが、時間によっては見学できそうな気配もあった。
先ほど見えた廃墟の方へ歩いて行く。
これ、調べてみたら刑務所の跡で、パタレイ刑務所博物館として有料展示もしているよう。
していたのかな。トリップアドバイザーでは営業終了になっている。
バス停に戻る。最初に見えた廃墟も見てみたが、こちらもなかなかすごそうだった。
中には入れない。タリン、この規模の廃墟がごろごろしている。恐らく、地震もないし倒壊の心配が日本より格段に低いから放置されているのだろう。
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■ 市街地へ
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バス停でバスに乗ったのが19時55分。
港にかなり長い時間いた気がしたが、1時間程度だった。たぶん、疲れがひどくて体感がおかしくなっていたのだろう。
北から入って、まだ見ぬ道を歩く。
聖霊教会の時計。さすがにバイオリンのお姉さんはいなかった。
ラエコヤ広場で大道芸のお兄さんが芸を披露していたので、しばらく座って眺める。
この後、この夜はローカルビールを飲みながらピザでも食べようと思っていたのだが、それが叶わなかった。
店員さんに断った上でカフェに入ったのだが、メニューを一向に持ってきてくれない。
仕方なく、これも店員さんを目を合わせながら自分でメニューを持ってきたが、一向に注文を取りに来てくれない。
心が折れた。これはピザを頼んでもいつ出てくるかわからない。寒くなってきたし、心が折れて店を出た。
これが言葉の壁、第2弾。
ホテルに戻ってからは、スマートカードを返却しようと再び外に出て、キオスクを目指す。
そこでは返却することができず、一番近い返却できる場所を聞いてみたが、説明の英語がまったくわからない。
店員さんには呆れられるし、後ろの客にはため息をつかれるしで、心が折れて店を出た。
言葉の壁、第3弾。
結局スーパーを見つけたので、土産用のビールと、これから食べる用にパンを買った。
まさか最終日の夜が1つ1ユーロもしないパンになるとは……。
そのパン。まさかこれだけ充実した一日の最後の食事がこれとは。
最後に、各国2本ずつ買っていたビール。
免税範囲を超えているが、大した額ではないことに気が付いたので、気にせず買った。
どれも1本1ユーロから2ユーロ程度。
そんなこんなで、長い長い1日が終了。
食事はともかく、観光に関してはやはりじっくり調べた分、とても充実していた。