■ このページについて

 このページは、『フェイリンと行くメルボルン紀行』というサイトの一コンテンツとして存在している。『フェイリンと行くメルボルン紀行』は、小生Young(仮名、日本人、25歳)が、友人二人とともに行ったオーストラリアの都市、メルボルンの旅行記で、かなり詳細な旅行のテキストと、200枚近い画像によって形成されている。
 このページは、Youngがメルボルンに行った後すぐ、単身で参加した近畿日本ツーリストのツアー『とくとく北京』の様子を記したもので、ページの名前もツアー名をそのまま使用した。
 ただ、メルボルン旅行記は、現地がすべて自由行動で、ほとんどすべて自分たちで企画したことや、小生の初めての海外旅行であったこと、それから複数人で行ったことで、会話や自分以外の出来事が多かったことなどから、かなり詳しい旅行記にしたが、今回はなるべく簡潔に、ガイドさんから聞いた話を中心とした旅行記にしてある。メルボルン旅行記とは系統が違う旅行記であることを、あらかじめ留意していただきたい。


■ 旅行の発端

 今回の北京旅行は、小生の人生2度目の海外旅行である。この人生2度目の海外旅行を、小生は一人でツアーに参加するという、大胆にして無謀な旅行にした。
 何故そうしたか、そうしなければならなかったかと言うと、2004年のお盆は、他の面々が多忙だったためである。毎年お盆、正月、GWは、横浜の友人や大阪の友人が地元に戻ってきて、ともに遊んだり飲んだりするのだが、今年は横浜の友人が多忙で帰って来られず、また名古屋にいる友人も盆休みが取れなかった。
 唯一休みが取れた大阪の友人は、彼女殿とともにタイへ旅行し、誠に残念なことに、小生は7月上旬の段階で、お盆が暇になることが確定してしまったのである。
 せっかくのお盆に、一週間以上、することもなく一人で家に閉じこもっていたら、きっと人生とは虚しいものだとわかって自殺してしまうだろうと悟った小生は、どこか旅行へ行こうと考えた。
 とは言え、海外旅行自体が2回目だし、完全な一人旅をする勇気はない。何があるかわからないから、あまり長い旅にもしたくない。ということで、小生はパンフレットを集め、近場で、それなりに内容が豊富な、安いツアーを物色し、ついに近畿日本ツーリストの『とくとく北京』に行き当たったのである。