■ 北京動物園

 オプショナルツアーの2つ目にして、いよいよこの旅行の最後の目的地となった北京動物園。
 メルボルンを旅行したときには自発的にメルボルン動物園に行ったが、今回は別にそれほど興味はなかった。もっとも、パンダの夫婦はすごく喜んでいたし、足つぼマッサージの若い夫婦もお土産を買っていたから、好みは人それぞれと言ったところか。


 これは、パンダの館の入り口。主目的がパンダとサルで、実際に時間の都合もあってそれしか見なかった。ああ後、爬虫類の館にも入り、Mr.Rがヘビに男のロマンを感じていた。
 まあ、一応パンダ。


 ところで、この一番最後の観光地で、小生とMr.Rは、初めて4人家族の息子の少年と話をした。この後の夕食でも、彼は自発的に我々の隣に来たし、夜のロビーでも少し話したことを考えると、少年とももっと早く知り合っていればと思う。
 そうしたら、素朴な女の子と話す機会もあったかも(邪)。いや、少年は両親だけでなく、ねーちゃんとも、「別に仲良くないし、話さないし」と粋がっていたから、やっぱり無理だったかも知れないが。
 う〜む。今回はめぐり合わせが悪かったという方向で。


■ 最後の晩餐

 最後の夕食は、北京ダックを始めとした北京料理。ともにビールを飲むことになっていたのでMr.Rと隣同士に座ると、反対側に少年が座りに来た。口では何に対しても「別に」とか「興味ない」とか「どうでもいい」とか言っていたが、彼としても話し相手ができて嬉しかったのではなかろうか。
 もちろん、それは小生やMr.Rも同じだったので、この夜はひたすら3人で話していた。Mr.Rだけでなく、少年にも感謝している。やっぱり、一人で参加すると、一緒に話せる人の存在はとても大きい。
 写真は北京ダックを、コックが切り分けているところ。


 Ryan氏が「写真を撮ってもいい」と言ったので、別に撮る気はなかったのだが、なんとなく撮ってみた。
 味の方は、まあ別にこれというほどのものでもなかったが、雰囲気とシチュエーションとアルコールのおかげで、だいぶ美味しく感じられた。
 そういえば、この席でも、小生やMr.Rの話は周囲にウケていた気がする。昼だったかどこかでは、やはり笑っているところを見たことがなかった瑪瑙の奥さんすら微笑させたのだが、結局素朴な女の子の表情は、一度として崩すことができなかった。
 確かにギャグの質が、少々おじさんおばさん向けだったかも知れないが……。
 ちなみに、全体として一番ウケたのは、やっぱり「一人で来て、周りが全部若いカップルだったら、逃げるしかないですもんね」という話だった感じ。いや、実際逃げるしかないだろう。