■ 上海観光(前半)

 いよいよ最終日。飛行距離が短いので、5日間でも盛りだくさんだ。
 昨夜遅かったこともあるし、この日は上海市街を少し観光するだけだからか、出発は8:45と遅めだった。
 ちゃんとジュースもあるバイキングで食事にする。
 天気は晴れ。やっと晴れたが、上海、暑い。張家界でこの天気が欲しかった。上海はむしろ曇ってくれても良かった。
 平日の朝ということもあってか、ホテルでバスに乗り、市街地で一度バスを降りるまで1時間20分もかかった。
 この間に、上海の歴史とか、アヘン戦争の話とか、年金の話など、色々な話を聞く。
 中国は年金が都市によって違うらしく、上海のような都会だと、年金がたくさん出るので、若者は街に出てきて、そこの住民になりたいそう。
 ガソリン車と電気自動車の話もしていた。緑のナンバーは電気自動車。ナンバープレートは無料だが、青のガソリン車のナンバープレートは、それ自体が高額らしい。
 国としては電気自動車に移行したいから、そんなことになっているとか。ただ、電気自動車は事故が起きると火が出るので、電気自動車NGの駐車場もあるそう。
 あと、正式な統計は出ていないが、コロナで老人が壊滅して国が若返ったみたいな話もしていた。有り得ない話ではない。
 そんなこんなで、旅のしおりによると、浦東新区という場所に到着。いくつかの高い建物や、テレビ塔の写真を撮る。
 このテレビ塔、完成した時は不人気だったそう。いわゆる、早すぎたというやつで、だんだん評価され、今では大人気スポットだそうだ。

充実のバイキング。車窓。青ナンバーばかり。電気自動車禁止の駐車場なのかも。

車窓。「金」が3つの漢字。車窓。有名な日時計らしい。綺麗に撮れた。

車窓。順光で撮れた綺麗なビル群。

これも車窓。順光で綺麗。こちらは10分ほどの下車観光。

 ガーデンブリッジ (外白渡橋)にも行ったが、これはちょっとわからなかった。ただの橋だ。歴史は教えてもらったが、あまり感慨無し。
 それより、写真的には逆側の西洋風の建物がたくさんある方に行きたかったが、こちらは車窓観光になった。
 上海、楽しめそうなので個人でふらっと来てもいいが、でもやっぱり中国はなぁ……。今回、インターネットもなしで来ているし、難しそう。

車窓。この辺は車窓観光。上海を代表する景色だが、この時間は逆光。

ガーデンブリッジ。こちらは下車観光で、この前からバスに乗った。

車窓。あの時計台みたいな建物、気になる。このエリア、個人旅行でぶらっとしたい。



■ 上海観光(後半)

 残すところ後わずか。
 古城公園という公園を通って、豫園にやってくる。豫園自体は今回は入場しない。
 入口だけ見て、豫園商場へ。ここ、活気があって面白かった。
 ただ、今回は時間もないので、自由時間はなく、雰囲気を楽しむだけ。中国ツアー特有のお買い物タイムもあるし。
 今回はお茶屋さん。お茶、ちょっと興味はあったけれど、高いので買わなかった。興味が持続したら、名古屋にある中国茶の店にでも行こう。
 最後に綺麗な建物のレストランに移動する。火鍋の店だったが、火鍋は出て来ない。旅のしおりにある通り、小籠包などの上海点心料理。
 最後なので、昼だがビールも投入。麻婆豆腐も出てきたし、卵スープも美味しかったし、大満足だった。
 食事中に雨が降り出したが、建物を出た時もまだ土砂降りで、折りたたみ傘、せっかく乾いたのに、バスに行くまでにまた濡れた。下は裸足にサンダルなので無敵。

古城公園は本当にただの公園だった。豫園の入口。

豫園商場、活気がある。ここ、自由時間が欲しかった。そこら中にいるミッフィーもどき。

お茶屋。なかなかいいお値段も、結構みんな買っていた。そこら中にカラフルなレンタサイクルがある。便利そう。

車窓。ローソンがあった。最後の食事。美味しゅうございました。

 空港に移動。予定では、上海発が17:15で、2時間半のフライト。時差もあってセントレア着が20:50。
 今回は定刻で機内に案内されたのだが、ここで最後の50%ポイント発生。
 駐機場から飛行機が動かない。アナウンスも一切なし。
 これ、前日のようにロビーで待たされるより、遥かにつらい。1時間経っても、理由も状況も見込みも、何もアナウンスがない。
 あのさぁ、中国君さぁ……。
 結局、飛行機が動き始めたのが18時過ぎ。機内への案内が16時半だったから、すでに1時間半、機内にいる。
 そして、上海空港、でかいし離発着が多すぎて、飛び立ったのはそこからさらに30分後。フライト時間とほぼ等しい2時間、上海空港で理由もわからず足止めを食らったことになる。
 何が焦るって、セントレアの終電だ。
 予定飛行時間は2時間半だったが、滅茶苦茶飛ばしたのかオンタイムなのか、2時間で帰ってきた。
 スーツケースも早めに出てきて、丁度いい電車があったので、滅茶苦茶走って22:26の急行に駆け込む。まあ、47分の特急でも良かったけれど。
 ちなみに、道中よく喋っていた2人組は、浜松からバスで来ていたそうで、恐らく間に合わなかったと思われる。
 上海空港、事故こそ起きていないが、離発着が多すぎて、機能していない気がする。今回の遅れの理由は不明だが。
 この日は少し上海を歩いただけだったが、それでも歩数が15,883歩。ミニハイキング、本当にたくさん歩いた旅だった。

南浦大橋。アウトレットらしい。

1つ1つが上海の有名な高層ビルの形をしている。本当に待たされた。飛行機に乗った時は明るかった。

この景色は怪我の功名。機内食。行きのカスタードの、欲しかった。

 総括としては、とにかく天気が悪かったのと、迷子になったり時間を守らないおじいさんが多すぎた。
 しかし、ではまた張家界に行くかと言われたら、まあまあ満足したかなという気もする。大きな心残りもない。
 トラブルは多かったが、スーツケースがなくなったとか、物を盗まれたとか、飛行機が飛ばなかったとか、その規模のトラブルはなかった。
 50%は楽しんだ。元々、あまり欲を出さずにと思っていたし、十分な旅だった。


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