■ エジプトへ

 出発が21時45分と遅く、集合もその2時間前の19時45分。
 午後休を取得して、午前は普通に仕事をした後、少し早めにセントレアへ。
 19時から受付が開始されたが、自分の他にも20人くらい来ていた。
 受付を済ませてチェックイン。
 エティハド航空は座席の変更が難しいと添乗員さんから聞かされていたが、カウンターの日本人女性が頑張ってくれて、セントレアからの便もアブダビからの便も、中央列の通路側にしてもらえた。ひとまず安堵。今回はセントレアからアブダビは13時間を超えるフライトなので、ストレスなくトイレに立てるかは非常に大事である。
 チェックインの後、アメリカドルを50ドル追加。本を読んだりゲームをしたりしている内に時間になり、飛行機へ。
 事前に想定はしていたが、このフライトは過酷なものになった。悪天候で揺れたとかではないが、とにかく長い。
 まず、座席についてからいきなり、ソウル上空が混雑しているとかで出発が40分遅れた。
 機内食が一度出て、駐機する北京へ。この駐機の意味を勘違いしていた。一度大半の乗客が降りて、掃除も入り、また新しい乗客が大量に乗り込んできた。これが約1時間。
 要するに、ずっと座ってはいるが、セントレアから北京便と、北京からアブダビ便を乗り継いだようなものだ。従って、北京を出てすぐにまた、機内食が出てきた。そんなに食べれない。
 元々飛行機の中では寝られないので大変なのだが、それにしても寝る体勢にちっともなれない。乗ってすぐ機内食、その後すぐに駐機、出発してまた機内食。ルフトハンザ航空でフランクフルトに行くより遥かにツライ。
 しかも、北京からの出発も悪天候のためか遅れたようで、結局セントレアからアブダビまで15時間も飛行機に乗っていた。もちろん過去最長の上、アブダビからさらに乗り継がなくてはいけない。
 アブダビの乗り換えは2時間程度で、バタバタしていたら過ぎ去った。
 そしてアブダビからカイロがさらに4時間。もちろんまた機内食が出てきたが、だんだん気持ち悪くなってくる。
 結局飛行機の時間は計19時間、セントレア着からだと約24時間かけてカイロに到着。
 そういえば、このカイロ行きの機内で、隣のエジプト人が大の日本好きで、少し話をした。相変わらずリスニング力が壊滅的だったが、外国人と30分以上会話したのは人生初で、良い経験になった。
 途中で「Many Japanese are not good at English. Me too.」という怪しい英語を言ったら、「I know.」と笑顔を向けられた。本当にすまぬ。
 空港では今回も無事にスーツケースが出てきて、39人顔を合わせる。
 体調はこの時点ではそこまで悪くなかったが、やはり飛行機ではほとんど寝ておらず、この後急激に悪化する。

初めて利用する。北京の乗り継ぎがツライので、できればもう利用したくない。飛行機自体は悪くなかった。

北京を出てすぐ、2回目の機内食。そんなに食べられない。

アブダビからカイロ便。この飛行機がまた4時間で、セントレアからグアムより長い。

カイロ空港到着。同じツアーの人たちと歩いているが、この時点ではまだみんな見知らぬ人たちだ。