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■ エフェソス遺跡
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船での睡眠はまったく問題なく、2日目の朝を迎える。この日は唯一申し込みをした船のオプショナルツアーでエフェソス遺跡へ行く。
Aさんはすでに行ったことがあって不参加。同じく一人参加のBさんも不参加で、他にクラブツーリズムの人はたくさん参加していたが、ツアー中、ほとんど誰とも喋ることはなかった。
さて、船はクシャダスに7時に到着し、オプショナルツアー申込客から優先的に下船する。メモによると5時半にクラブツーリズムのガイドさんのモーニングコールがあり、それから食事と準備をして、Musesラウンジに6時半か6時45分集合。眠い。
慌ただしく下船。よくわからないままバスへ向かう。
この日も快晴。暑くなりそうだ。
バスのガイドさんは日本語ペラペラのトルコ人。熊本で嫁さんを見つけたとか、ここら辺は自分の地元だとか、そういう話を聞きながら一路エフェソスへ。
車窓はこれと言って何もなかった。写真のタイムスタンプによると、港からエフェソスまで35分。
バスを降りた場所(遺跡の入口近く)はこんな感じでお店が立ち並ぶ。
トイレの時間を取り、入場券を受け取っていよいよ中へ。
いきなりテンションが上がる。この時はまだ遺跡にときめいていたというか、この遺跡を見たせいで、この先の遺跡にあまりときめかなかったというか。
ガイドさんの話はあまり覚えていない。昔は港と繋がっていたとか、そういう水にまつわる話が多かった記憶がある。
そこまでべらぼうに暑かった覚えはないが、まだ朝だったせいか、記憶違いか。話を聞く時にわざわざ柱の陰に入ったりしていた覚えがあるので、やはり暑かったのかもしれない。
公衆トイレ。水路がずーっと港まで繋がっていたらしい。その後、海の位置が変わってしまい、街も廃れていったとかなんとか。
クシャダスと言えばこれ、という感じのやつ。図書館。
そして劇場。今でもコンサートなどで使われているらしい。
そんなこんなでエフェソス遺跡は終了。
出口の手前で解散。自由にバスまで戻るとのことで、土産物屋を眺めていたら、いい感じの木製の笛が売っていた。
安いのが2ユーロ、ちょっといいのが10ユーロ、装飾があるのが20ユーロ。どう見ても20ユーロのが良かったが、高いなぁと渋って店を後にする。
すると、店のおっちゃんが追いかけてきて、「へい、ブラザー、15ユーロでいいよ」と言ってきた。いや、日本語ではないが。
15ユーロなら買うかと財布を開けると、ちょうど15ユーロがなく、12ユーロならあった。
お釣りをもらうのもあれだし、12ユーロでどうか聞いたら、ダメとのこと。諦めてバスに戻ろうとしたら、「わかった、ブラザー、12でいい」と言うので購入。
いい買い物をしたが、まあたぶん12ユーロでも十分な儲けが出るのだろう。翌日夜に、ミコノス島で買ったウーゾと一緒に撮った写真。
なお、少し吹いたら運指はリコーダーと同じで良さそう。
まだどこで何の音が出るかまでは確認していないが、その内何かに使いたい。
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■ 聖母マリアの家
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エフェソスの後は、聖母マリアの家へ。エフェソスからバスで10分か15分くらいだろうか。あっと言う間に到着。
聖母マリアの家は所在がわからなかったが、ドイツの修道女のお告げで場所がわかったとかなんとか。
せっかくなので、自分もロウソクを1本立ててきた。
少し休憩。みんなガイドさんの勧めでトルコのチャイを飲んでいたがパスした。
0.5ユーロなのでとりあえず飲んでみても良かったかなぁと今は思うが、暑さのせいかテンションが上がらなかったのだ。
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■ 土産物屋
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ここからがいただけない。これは今回のクラブツーリズムのアンケートにも、船の感想シートにも書いたことだが、ここから起きたことがどうにも納得できない。
聖母マリアの家を出たのは11時。クシャダスの最終乗船が12時45分。真っ直ぐ戻れば、クシャダスで1時間くらいは時間があるかなと考えていた。
そうしたら、突然革製品の店に立ち寄る。まあ、それはクラブツーリズムの旅のしおりにも書いてあったので仕方がない。しかし、これが長い。ショーとか始まるの。
いや、こういうのいいし!
その後のショッピングの長いこと長いこと。
店を出たら11時半を回っていて、もうクシャダスの自由時間は、30分あるかないか。
絶望していたら、まさかのもう1軒!
深い絶望。
結局、最終乗船時間にすら間に合わなかった。もちろん、船のツアーが遅れたのだから船は待っていてくれたが、クシャダスでの自由時間0秒。
納得がいかないのは、どちらの店にも、他のツアー客が来なかったこと。
船のオプショナルツアーに申し込んだのはもちろん日本人だけではない。しかし、あの2つの店に寄らされたのは日本人だけという気がする。
申し込んだのは船のオプショナルツアーで、実際にクラブツーリズム以外のグループも数名いた。にも関わらず、あの店に寄らされたのが日本人だけだとすると、人種によって船のツアーの内容が異なることになる。
それは不公平だろう。ということを、両アンケートに書いておいた。
イライラしながら船に戻ると、タオルが犬になっていた。癒される。
そして昼飯。まあ、行けなかったものは仕方がないので、さっさと気持ちを切り替える。