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■ トロギール
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9時間くらい寝てなお、朝起きると頭が痛かった。
どうやら飛行機疲れによる肩凝りから来ているっぽい。
まずは近隣を散歩。海は驚くほどに透き通っている。
朝食後、バファリン投入。こんなにも体調の悪い海外旅行は初めてだ。
9:00出発でトロギールへ。
いつも通り8:00出発で、トロギールでの自由行動を増やしてほしかったが、まあとにかく観光地にいることが嬉しいツアー客ばかりではないだろうから、その辺は難しい。ローテンブルクの時のように、観光地自体に宿泊していれば、早朝に散歩がてら観光ができるのだが。
ということで、ホテルから出発後すぐにトロギール着。
小さな街で、案内なしでオールフリータイム。素敵。
トロギールも路地が素敵な街だった。
事前に他のツアー客から、聖ロブロ大聖堂の鐘楼からの景色が素晴らしいと聞いていたが、この日は日曜日でミサのために入れず。
正確には11時からOKだったのだが、11時15分出発だったので断念。
まったく無目的にぶらぶらする。
雰囲気のいい民家。
雰囲気のいい路地。
雰囲気のいいベイエリア。
海沿いを歩くと、カメルレンゴの砦が見えてくる。
入場料を払って中へ。
中は拍子抜けするほど何もなく、小さな城壁を1周するだけ。要塞を楽しむものではなく、要塞からの展望を楽しむもの。
景色は間違いなく素晴らしい。
その後もひたすらぶらぶら。
橋を渡って、対岸からも写真を撮る。
自由時間の終わり頃、Blanc du Nilというブランドのお店で、トートバッグが気になる。
その時は知らなかったが、今調べたらフランスのブランドのようで、それはちょっと残念だったが、とにかく入ってみる。
クーナが少なかったので、事前に覚えていた、「May I pay by credit card?」を投入。
大丈夫とのこと。
かかっていたやつをくれと言うと、もっと大きいのとかあるよとオススメしてくれる。
いやいや、このサイズがいいんだよ、と心の中で必死に伝える。「New one?」と聞いてみたら、「いやー、これしかないんだよ」とのことで、「OK, OK」とレジへ。
ユーロも使えるか聞いてみたらOKとのことで、ユーロで支払う。
1ユーロお釣りが出てしまい、店員さんが困っていたので(クーナしか無い)、「Keep the change」を投入。喜んでいただけた。これ便利だわー。
残り1、2分で青空市場の写真を撮って、自由時間終了。バスに戻った。
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■ スプリット
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食事の後、スプリットへ。
食事は行程表で見ると「魚料理」とのことで、こんなの。見た目よりはだいぶ美味しかった。
スプリットはドブロヴニク的な暑さ。
陰になる場所もそれなりにあり、ドブロヴニクの城壁よりはだいぶましだったが、それでも暑い。
まずは、ディオクレティアヌス宮殿の外で現地ガイドさんからお話を聞く。
スプリットとはつまりディオクレティアヌス宮殿と言っても過言ではないと思うが、興味のある人はWikipedia先生やGoogle先生に聞いてください。
今や買い物スペースとなっている地下宮殿を通って内部へ。
なお、ここはスリが多いから注意とのこと。
中に入ると、自分の好きなタイプの建物が出てきた。
この界隈で、しばらくガイドさんの説明。歴史を知れば観光もまた楽しめる。というか、ツアーはそこに価値を見出すべき。
説明を拝聴。あんまり覚えてないけど。それこそ旅行記に残すべきなのかもだが、まあGoogle先生に……。
ぐるぐるツアーで回る。
ここもいい雰囲気。写真の鐘楼は、自由時間の時に登っている。
大聖堂の中にも。
煌びやかな装飾などなど。
ひたすら歩いて宮殿の外にも。
右側、みんなが触って、親指だけ金ピカのグルグールの像。
そんなこんなでツアーは終了。
40分くらいだったかな。自由時間が与えられたので、少しぶらっとしてから鐘楼へ。
これが怖い。高い場所苦手。
毎回、綺麗な写真を撮るために高いところに登っているが、実は本当に高いところ苦手で、ここもチビりそうだった。
下から見上げた階段。外と繋がっていたり、内側にも落ちることのできる構造の階段とか、本当にダメ。今写真を見ているだけですくむ。
だが景色は本当に素晴らしい。
景色が素晴らしいのはわかっているから、怖くても登らざるを得ない。
鐘楼を降り、一度集合場所に顔を出して、まだ10分くらいあるやと、もう一度ふらっと歩き始めてからトラブル発生。
ガチで道を迷った。
こっちの方かなとテキトーに歩くと、とうとう宮殿の外の、見たこともない大通りに。
カバンに入れていた『タビトモ クロアチア・スロヴェニア』を開き、大聖堂の写真を指差しながら、アイスクリーム屋のおねーちゃんに道を聞く。
「Excuse me! I want to go here!」
英語は通じる。答えもわかりやすかった。
「Go straight」「Big statue」「Right」の3つの言葉を聴き取り、それに従って走る。
なんとか宮殿内に戻るも、入り組んだ路地でさらに迷う。
レストランのおにーさんを捕まえて、同じように尋ねる。
そうして、集合時間ぎりぎりに到着。自分以外は全員揃っていて、反省しきり。まあ、間に合ったのでお咎め無しだが。
とにかく、しょぼい地図ではあったが、本を持っていたのは良かった。これ、今回の教訓にする。
街歩きの荷物は減らしたいが、必ず地図を持参する。写真つきだとなお良い。
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■ コレニツァへ
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汗だくでバス。
この日は後は、翌日のプリトビチェのために、近郊のコレニツァまでひたすら移動。
車窓に戦車を発見。
海沿いのダルマチア地方を後にして、内陸へ。景色もこんな感じに。
そんなこんなでコレニツァ。ホテルはエアコンがなかったが、大丈夫だった。
夕食まで、ちらっと外を散策。こんな感じの通りが1本走っているくらいで、特に何もない。
夕食。
可もなく不可もなく。
日本人だから米がいいだろうと思って作ってくれたらしい、ピラフのような何かを、多くの人が残していたのが本当に申し訳ない。
こうじゃないんだ、という感じの味だった。とても空腹だったので自分は食べたが。
やることもなく、Wi-Fiも部屋ではつながらずで、速やかに就寝。
そういえばこの部屋、ダブルだった。