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■ イタリアへ
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さて、2回目のイタリアである。前回は2009年、JALPAKでやはり成田から行ったのだが、セントレアから国際線扱いだった。
今回はセントレアから成田は国内線で、成田でクラブツーリズムの手続きやら、アリタリアの発券やらを行い、国際線に乗る。
天気良好で、名鉄も無事に動いていた。関東を除く私鉄では自殺率トップで、油断すると止まっているのでとても怖い。
6時48分名古屋発のミュースカイでセントレアに向かい、荷物を預けて飛行機へ。
なお、国際線のチケットは成田で発券する必要があったが、荷物はそのままミラノまで行くとのこと。
何か入れ忘れていないか、出し忘れていないか、荷物はちゃんと到着するか。毎回不安で仕方ないが、今回も無事にミラノまで届いた。
あっと言う間に成田に到着。
少し到着が遅れた記憶があるが、成田で乗り換えが4時間近くあったので、むしろ助かるくらいだ。
空港の有料ラウンジなども事前に調べていたが、到着からターミナルの移動、アリタリアカウンターでの発券、クラブツーリズムの窓口での手続き、昼食、出国手続きなどをしていたら、意外と暇することなく時間が過ぎていった。
写真は成田の中華でとった昼飯。今回はこのSuicaのペンギンぬいぐるみを持って行ったのだが、結局旅行中、1回撮っただけだった。釜山では誰の目も気にせず、時間も気にせず、好き勝手撮れたが、やはりツアーとの相性は悪い。
いざ、飛行機へ。今回はB777。
ドイツに行った時の大韓航空のA380-800と比較してはいけないが、クロアチアの時のフィンエアーのA330-300よりは遥かに快適だった。
快適な理由は広さの他に座席が良くて、真ん中4列シートが、後ろの方に行くと3列になり、その通路側。隣はご夫婦で、つまり真ん中の奥さんは必ず旦那さん側から通路に出るから、誰にも迷惑をかけないし、誰からも迷惑をかけられないポジション。しかも前が空いていたので、座席も倒れて来ない。
機内の様子。出発前に撮影。
今回、クロアチアの反省から、機内ではなるべく寝るように心がけた。
どういう失敗をしたかというと、クロアチア旅行記から引用。
>いつもは飛行機では睡眠を試みるのだが、ぶっちゃけ朝なのだし、着いたら夜ですぐ寝るのだし、今回はまあいいかと思い、最初から無駄な抵抗を放棄。
これがダメだった。これのせいで寝不足になり、初日のドブロヴニクでは熱中症っぽい症状になり、翌日以降も毎日バファリンを投与する破目に。
寝られなくても目を閉じて脳や体を休める。これ絶対!
ということで、今回は『陽炎、抜錨します!』とか入れていたが、読まずにひたすら寝る努力をしていた。(寝られたとは言っていない)
機内の食事。これはまあまあ美味しかった。帰りに出てきたのは絶望的に口に合わなかった。
到着の2時間くらい前かな。Kindleで期間限定で無料になっていた『ひとりぼっちの地球侵略』というマンガの1巻を読んだ。
これが大いに面白くて、旅行中にホテルで全巻購入し、長いバスの移動時間などに読み耽っけていた。
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■ ミラノ到着
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定刻通り、ミラノ・マルペンサ空港に到着。
飛行機を降りた通路の先で、添乗員さんのもとに集まる。どのツアーでもそうだが、この時点では特に参加者同士で会話することもない。
入国審査は今回も何も聞かれずにパスできた。結局、初めて行ったオーストラリア以外、一度も何も聞かれていない。
荷物も無事に出てきて一安心。バスへ移動してホテルに向かう。写真はバスの中から。まだまだ明るい。
ホテルに着く時間は早く、ミラノの街に繰り出せるかな、なんて旅のしおりが到着する前は考えていたのだが、実は今回の旅行、初日のミラノのホテルも含めて、次のジェノバ以外、すべてホテルが郊外。
まあ、後から考えると、街の中心部にあるホテルだと、値段がどうのより、翌日渋滞にかかったりして、次の街に行くのに時間がかかってしまう。主目的がその街ではない以上、郊外のホテルも仕方ない。
バスの中で今回の旅行のざっとした説明がある。その中で、バスの座席について、「すべての席を一人で使うことはできないので、毎日交代で前の方は二人で座ってもらう。席は毎朝貼り出す」というのがあった。
クラブツーリズムの方針らしい。確かに不公平感はないが、一人参加の自分は見ず知らずの人と座ることになる。今まで40人近くいたドイツもクロアチアも、座席を一人で使っていたので、今回はちょっと大変になりそうだ。
なんて思っていたのだが、結果的には、後ろの方でも夫婦で並んで座る人も多く、席が余って、全日程一人で座ることができた。
というわけで、泊まったホテル。
今回は28人なので、いつもに比べるとチェックイン手続きなども速い。
部屋に荷物を置いたら、ホテルの周辺を散策に。
見事に何もないが、何もないなりに色んな写真を撮ってみる。その一枚。
ホテルに戻る。
食事をなんとかしないといけない。
成田空港でメロンパンとドーナツを買ってきてはいたが、せっかくなので何か食べたいと、ホテル併設のバーっぽいところへ。バーというか、レストランというか。
自分以外に誰もいなかったが、ビールの注文に成功。このビールが確か5ユーロで、しかも写真のようにスナックまで付いてきた。これで夕飯終わり。飛行機の中で食べたのもあり、十分だった。
部屋に戻り、長い長い初日終了。
部屋でWi-Fiに接続し、『ひとりぼっちの地球侵略』の続きを購入したり、FacebookやTwitterに書きこんだり、少しグラブルをやったりした。
思うのだが、便利になったけれど、こういうことが出来てしまうことに一抹の寂しさも感じる。
前回イタリアに行った時は、ガラケーだったこともあり、旅行先では一切インターネットに接続しなかった。
今回もそうだが、ここ最近の旅行が今一つインパクトに欠けるのは、ツアーの性質ではなく、日本モードと海外モードの境が曖昧になり、上手く切り替えられていないせいという気がする。
せっかく海外まで来て、グラブルやってちゃダメだよな、などと思いつつ眠りについた。