- ■ はじめに
- これを書いている時点で、まだ9月の武陵源のツアーには行っていない。
9月11日出発の武陵源のツアーを申し込んだのが6月。そちらで書いた通り、元々トラピックスの計30万円オーバーのツアーから、一人部屋追加料金のかからない、クラブツーリズムの5日間のツアーにしたことで、お金も10万円ほど浮き、取得する休日も少なくなった。
そちらの記事では書かなかったが、実は2025年現在、中国入国のためのビザが免除になっている。これが12月31日まで。ビザの取得に、通常だと5千円とか1万円とかかかるらしい。
そうなると、もし中国に行くのであれば、2025年の内に行くのが良いということになる。この先、日中の関係もどうなるかわからない。ロシアのように、渡航すら出来なくなってしまうかも知れない。
中国は政治や国民には思うところがたくさんあるが、自然は素晴らしい場所が多い。有名な場所の一つが、9月に行く武陵源で、もう一つが九寨溝である。
位置はいまいちわからなかったが、武陵源は成都から東に1,000kmくらい。九寨溝は成都から北に400kmくらいの場所にある。九寨溝と黄龍は標高が2,000メートルから3,500メートルと高く、高山病はもちろん、雪にも注意が必要な場所とのことだ。
さて、こちらも色々な旅行会社で調べたが、まずトラピックスは中部発では8日間の長いツアーしかなかった。関西発だと、20万円で5日間の手頃なツアーがあったが、一人部屋追加料金が7万円もした。
旅物語は、中部発のツアーはなく、関西発だと6日間のツアーがあったが、一人部屋追加料金や燃料サーチャージを含めると40万円もした。
今はどうやら、クラブツーリズムが一番自分に合ったツアーを販売しているようだ。これを書いている今現在、検索に出て来ないが、中部発と関西発で、別々のツアーが販売されていた。どちらも一人部屋追加料金は不要。
もちろん中部からの方が便利なのだが、あることが決め手になり、関西発の『いいとこどり!九寨溝・黄龍 5日間』というツアーに決めた。
パンダだ。
実は今年、なんだかパンダが見たい気持ちになっている。
アドベンチャーワールドのパンダが返還されたせいかもしれない。
初めて知ったのだが、各社ひたすらパンダを見るツアーを用意しており、例えばトラピックスは『みんなで中国・成都のパンダに会いに行こう!PANDA LOVE 4日間』というツアーを出しているし、クラブツーリズムは『パンダのふるさと成都・雅安でパンダ大冒険 5日間』というツアーを販売している。
こういったものも九寨溝の前に計画していたのだが、色々な理由でやめにした。
そのパンダを、2日目の午前に成都のパンダ繁殖基地に見に行くという。むしろ2日の観光はこれだけだが、これはとても有難い。
何故出発地によって、そんなにも大きく内容が違うかというと、関空からは成都に直行便があるからである。
出発は関空が夕方発だし、帰りも関空着が午後なので、名古屋からの往復も余裕がある。
ということで、今回は関空発のツアーに決め、7月の段階で申し込みを完了した。
・・・以下は旅行後の最終集計。
代金は基本旅費が235,000円(燃料サーチャージ込)に空港使用料などがついて241,500円。それに、海外旅行保険や名古屋から関空の往復料金14,070円と、九寨溝で見たショーの料金6,000円を加えて、計261,570円。
飛行機に計4回乗った前回の張家界よりも高いのは、四川航空だからか。それでも、去年のベトナムやモンゴル旅行より安いし、内容を考えると魅力的なツアーだと思う。
- ■ 旅行の詳細
- 今回、参加者は15人。現地で使用したバスのサイズを考えると、これがほぼ最大人数のツアーと思われる。
ツアータイトルに「登山入門」とついているが、これは単に参加者に「結構山だよ」と伝えるだけではなく、クラブツーリズムの中で明確に、登山入門の場合は人数や引率の仕方はこうというルールが決められているそう。
添乗員さんは旅のしおりに書かれた人とは急遽変更になったが、そのせいで、まさかの2週連続で黄龍・九寨溝だったそうだ。そんなことはさすがに普通はないらしい。
前回の張家界と違って、今回は迷子や寝坊などはなかったが、一人参加の70歳オーバーの女性が一人、体は元気だが少し認知症の兆候があって、要介護だったかな。後半は添乗員さんが付きっきりになっていた。
難しいところ。関西人の気質か、お節介だし、悪い人ではないのだが、他人の心配をする前に、自分のことが全然出来ていないから、終盤は少し呆れムードになっていた。
自分はと言うと、今回旅のタイトルにも書いた通り、体調が悪かった。体調管理に失敗した。
急激に寒くなる、一番体調管理の難しい季節にありながら、マスクの着用や早めの就寝などが徹底できていなかった。
これまでも、旅の最中に疲れや暑さでひどい頭痛になったり、飛行機のトイレで吐いたり、下痢に悩まされたりということはあったが、いわゆる喉に違和感があるみたいな、風邪っぽい症状は初めてだった。
2回目の台湾の時は1週間前に風邪を引いたが、回復途上にあった。今回は完全にその逆で、これから悪くなるという最悪の状態である。
よって、関空までの移動時間や機内、移動のバスなど、観光以外の時間はすべて、体力回復や温存に努めた。
どうにかぎりぎり旅行は乗り切ったが、その後気管支炎になり、帰国後約2週間経つが、未だに咳が残って回復し切っていない。
まあでも、とにかく観光は出来たので良しとする。
今回、2018年のアメリカ旅行以来、現地でずっとメモを残していたので、それに少し加筆して旅行記とする。(実はメモを残すのは毎回やっているが、大抵観光に忙しくなって途中で挫折する)
以下、旅のしおり。九寨溝と黄龍で羅列されているたくさんのスポットを含め、すべてこの通りに巡った。
1日目 10月30日(木)
都市名 時刻 交通機関 スケジュール 関西空港
成都16:10
20:303U-3964
専用車■空路、直行便にて成都へ
◇所要時間:約4時間20分
■成都到着後、専用車にてホテルへ
<成都泊:RAYFONT HOTEL><食事>
朝食:なし
昼食:なし
夕食:機内食
2日目 10月31日(金)
都市名 時刻 交通機関 スケジュール 成都
成都東駅発
松潘駅または
黄龍九寨溝駅午前
午後
夕刻専用車
列車
専用車□ホテルにて朝食
※出発は8時頃を予定
■パンダ繁殖基地にて可愛らしいパンダとご対面(◎)
□ご昼食は100年以上続く四川料理の老舗「陳麻婆豆腐」
■高速鉄道(2等指定席)にてらくらく九寨溝エリアへ
(約2時間半)
※各駅で手荷物検査あり
■到着後、ホテルへ。
途中、アバチベット族の郷土料理のご夕食
<九寨溝泊:Howard Johnson Tianyuan Resort Jiuzhaigou><食事>
朝食:ホテル
昼食:四川料理
夕食:アバチベット族の郷土料理
3日目 11月1日(土)
都市名 時刻 交通機関 スケジュール 九寨溝 終日 専用車
エコバスと
徒歩■終日、貸切エコバス(※)と徒歩にて
【世界遺産】九寨溝(◎)の3つの風景区を観光!
鏡海
@箭竹海〜箭竹海瀑布〜箭竹海瀑布〜箭竹海バス停
(ミニハイキング/距離900m/時間30分/標高差29m)
パンダ海
A五花海一周ハイキング
(ミニハイキング/距離1.3km/時間30分/標高差0m)
B珍珠灘〜珍珠灘瀑布〜鏡海駐車場
(ハイキング初級/距離2km/時間40分/標高差100m)
C長海〜五彩池〜上季節海展望台
(ハイキング初級/距離1km/時間25分/標高差140m)
D諾日朗センター〜諾日朗瀑布〜諾日朗バス停
(ハイキング初級/距離500m/時間30分/標高差100m)
犀牛海
E老虎海〜樹正瀑布〜樹正瀑布展望台
(ミニハイキング/距離700m/時間15分/標高差38m)
F火花海〜双龍海瀑布〜芦葦海〜盆景灘
(ミニハイキング/距離2.6km/時間60分/標高差0m)
※すべてのハイキングにガイドが同行。
7コース合計の弊社基準は「登山入門」
(歩行距離約9km・歩行時間約4時間・標高差約407m)
□ご昼食は中華料理、ご夕食はキノコ鍋料理をご用意
<九寨溝泊:Howard Johnson Tianyuan Resort Jiuzhaigou><食事>
朝食:ホテル
昼食:中華料理
夕食:キノコ鍋料理
4日目 11月2日(日)
都市名 時刻 交通機関 スケジュール 九寨溝
黄龍
川主寺鎮
松潘駅発または
黄龍九寨溝駅発
成都着午前
午後
夜
夜専用車
徒歩、
ロープウェイ
電気カート
列車□ホテルにて朝食
■黄龍へ(約2時間半)
※標高4,000mの峠越えはしません
(2019年に開通したトンネル利用)
◇途中、宝石店にてショッピング
□郷土料理の昼食をどうぞ
■【世界遺産】黄龍観光(◎)
・電気カート降り場〜五彩池〜黄龍古寺〜分岐点〜黄龍中寺〜争艶池
〜明鏡倒映池〜金沙舗地〜迎賓彩池〜出入口〜観光センター
※1本道で途中休憩所あり、迷うことはありません。
※すべてのハイキングにガイドが同行。
弊社基準は「登山入門」
(歩行距離約6km・歩行時間約2時間50分・標高差350m〜400m)
■観光後、黄龍と九寨溝の中間地点の街・川主寺鎮へ
□名物・ヤクの煮込みスープを含めた郷土料理のご夕食
■その後、高速鉄道(2等指定席)にてらくらく成都へ
(約2時間半)
■着後、ホテルへ(深夜到着)
<成都泊:RAYFONT HOTEL><食事>
朝食:ホテル
昼食:郷土料理
夕食:ヤクの煮込みスープを含めた郷土料理
5日目 11月3日(月)
都市名 時刻 交通機関 スケジュール 成都
成都
関西空港早朝
9:40
14:35専用車
3U-3963■空港へ
※ご朝食はお弁当を用意
■空路、直行便にて帰国の途へ
◇所要時間:約時間55分
■通関手続き後、解散
<食事>
朝食:弁当
昼食:機内
夕食:なし
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