■ ようやく入れたセントパトリックス大聖堂

 メルボルンのガイドであるKlein氏をもってしても、「観光地としてはいまいち」と言わしめたメルボルン。そのメルボルンの数少ない観光名所の一つがセントパトリックス大聖堂である。
 しかし、メルボルンに到着してから丸2日が過ぎてなお、我々はこの建物の中に入っていなかったのである。
 この日5/1は、ツアーに参加してグランピアンズ国立公園、翌日5/2はグレートオーシャンロード。しかも5/2は朝が早いため、チャンスはこの5/1の朝しかなかった。
 Michaelの持っていた本によると、開くのは朝の7時だと言う。ツアーの待ち合わせ時間が7時55分。7時ちょうどに入れば、ツアーの集合時間までには余裕で帰って来られる。
 ということで、朝早く起きて、てきぱき用意して外へ。ここで、トラムが行ってしまったばかりだったので、タクシーに乗ろうかと思ったら、あっさりと不愉快そうに断られた。聞こえた単語は"close"と"walk"。近いから歩いて行けということらしい。
 結局のところは、トラムで行った。車内で2時間チケットを購入。そうそう。トラムのところで書き忘れたが、チケットは車内でも買うことができる。ただし、硬貨しか使えないので要注意だ。
 やってきました、セントパトリックス大聖堂! 写真は初日に撮ったもの。


 到着時間はちょうど7時。神父様のような人がちょうど扉を開けているところだった。
"Good morning, sir. Can I see?"
 と、すっかり慣れた感じで話しかけると、"OK"だか"Of course."だかと答えてくれた。
 喜んで中に入ったのだが、まだ暗い! 先ほどの神父様が、一つずつ少しずつ明かりを点けている最中だった。
 と言って、我々には時間がなかったので見て回る。写真はすべてシャッター速度1秒くらいで撮っているので、ほぼ壊滅。数少ない、ましなのを3枚ほど載せるに留めよう。ちなみに、画像はすべて明度を上げてある。実際はとても暗い写真。


 これは突き当たりから入り口を振り返って撮ったもの。セントポールズ大聖堂とは異なり、ステンドグラスはこのように後ろ側にあった。


 像。明かりを灯す順番があるのか、とにかくこれは他より少し明るかったので、まずまずまともに撮ることができた。


 絵。カメラを固定したので、かなり綺麗に撮れた。
 これら以外は、ほぼ壊滅だと思ってもらえれば良い。
 ところで、まあ、時間的な問題や、向こうではchoirを見たり特別な思い出を作ったりしたからかも知れないが、全体的にセントポールズ大聖堂の方が良かった。
 もっとも、こっちでも何か特別なイベントを経験していれば別だったとは思うが。