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■ 釜山へ
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今まで中国もイタリアもドイツもクロアチアもすべて一人で行ったが、ツアーでの旅行だった。つまり、知り合いはいないが、ガイドさんも他のお客さんもたくさんいる旅行だった。
今回、初めての単独旅行でいささか緊張しつつセントレアへ。荷物はリュックとショルダーバッグのみ。預け入れは無し。衣類とカメラとお金さえあればいいだろうという考えだ。
ちなみにカメラは、K-30に純正の18-135mm。本当はSigmaの17-50mmが良かったが、天気予報がいまいちだったので悪天候に強いレンズにした。あとは、予備にDMC-LX7。
出国手続きの後、水を3本買ったが、東横インの冷蔵庫に1泊につき1本入っていたこともあり、そんなに買わなくてもよかった。汗をかく季節ではないし。
機内でおにぎりが出て、それを食べている内に釜山へ。本当に近い。札幌より近いのではなかろうか。
入国審査はオーストラリアでのトラウマがあるのでいつも緊張するが、今回も入国カードを見せただけで何も聞かれなかった。多少英語を勉強したので、ちょっと聞いてほしい気もする。
指紋と写真を撮られたら、いよいよ入国である。
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乗った飛行機(セントレアにて) |
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■ ホテルへ
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まずは両替だ。空港にある釜山銀行で両替できる。
いつもはツアーなので、日本で両替していくのだが、今回は日本円オンリー。
さんざん迷った末、5,000円だけウォンに両替した。別に余ったら次の旅行で使うだけなのだが、市内の方がレートがいいらしいので最小限にする。
ちなみに、後述する射撃場をクレジットカードで支払った以外、この約50,000ウォンで足りた。もっとも、移動と食事にしかお金を使っていないが。
両替が済んだら、やはり空港にあるセブンイレブンで交通系ICカードを購入する。
インフォメーションでもらったガイドについていた写真を指差しながら、「Do you have a card like this?」みたいに頑張って伝えると、T-moneyカードならあるとのこと。
バスも乗れるか聞くと、バスも大丈夫とのことで購入。購入後「I want to charge」と言って、確か5,000ウォンほどチャージする。500円だ。
なお、今回の韓国旅行で使用した英語は、以上である。
イタリアもドイツもクロアチアも、公用語は英語ではないが、大体どこでも英語が通じた。しかし釜山は、そもそも欧米人がほとんどおらず、英語で話す文化がない。もちろん、日本語も通じない。
さて、ICカードを手に入れたので、いよいよ外へ。
金海軽電鉄で沙上まで行き、地下鉄2号線に乗り換え、西面で1号線に乗り換えて、中央駅まで行く。
帰ってきた今となっては簡単なことなのだが、初めてで緊張。
車内は混んでいたが、なんとか座席を確保。考えてみれば、地下鉄では常に座っていた気がする。
地下鉄に乗って思ったのは、韓国では老人や女性に席を譲る文化が根付いている。その点においては日本も見習うべきだが、日本は譲られたら怒り出す老人がいたりするので、難しいところ。
素直に「ありがとう」と言って座ってくれれば、もう少し日本にもこの文化は定着すると思う。
そんなこんなで中央駅へ。
外に出たら、何もなかった。釜山の中央駅というくらいだから、もっと栄えた場所かと思ったが、全然そんなことはなく、すっかり夜になっていて、ビクビクしながら東横インへ。
治安は問題ない。もっとも、1本入ると真っ暗で人気もないので、不必要に大通りから逸れない方がいいだろう。
東横インは日本語OK。スカイゲートで見ていた時、アメニティは無料となっていたが、歯ブラシとヒゲソリは有料だった。注意。
ドライヤーはある。トイレはシャワートイレ。ここ重要。エアコンのリモコンが全部ハングルでさっぱりわからなかったが、Wi-Fiを利用してスマホで検索したらGoogle先生が教えてくれた。なお、時々ものすごくうるさくなって、夜中に何度が目が覚めたので△。
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銀行の窓口で両替 | T-moneyカードゲット |
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金海軽電鉄 | 東横イン |
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■ 西面でデジクッパを食べる
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少し休憩してから外へ。今度は中央ではなく、釜山駅まで歩く。距離は同じくらい。いずれにせよ、地味に遠い。
西面まで6駅。これも地味に遠い。
さて、土曜日の夜、もう20時を回っていたが、西面はものすごく賑わっていた。名古屋の栄なんて目ではない。
事前に調べていたデジクッパ通りに行き、慶州朴家デジクッパという店へ。
しかし、入りづらい。勇気を出して突撃。伝票を置いてくれたので、その一番上の文字を指差して、「This, This」とアピール。
すぐに登場するデジクッパ。これ、お粥なのだね。デジクッパを目当てに行きながら、まったく知らずに、普通にご飯にキムチを乗せて最後まで食べてしまった。
これはまったく自分の常識知らず。韓国に興味が無さすぎた。
会計も伝票を持ってレジへ行くだけ。言葉は不要。6,000ウォンでお腹いっぱい。
西面の夜をグルッと一回りして戻ってきた。
帰りにホテルの隣のセブンイレブンで、1,400ウォンのカフェオレと、確か1,700ウォンのhiteの缶ビールを購入。
風呂に入った後、翌日のシャツがないことに気が付く。おかしい。入れたはずなのだが……。
仕方なく、洗って干すことに。なんだか最近、いつもホテルでシャツや靴下を洗っている気がする。
初日終了。
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西面の繁華街の一角 | デジクッパ(食べ方は間違えた) |
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カフェオレとビール | 間違った三脚の使い方 |