■ この夜について

 ツアーで有名な観光地に行くよりも、自分の力でする小さな冒険の方が心に残るというのはよくあることで、この夜の小さな冒険について、1ページ使って書こうと思う。
 今回のツアー、「ナイトウォーカー」という、ナイトマーケットやパブストリートを散策できるオプショナルツアーが用意されていた。
 一人35ドルで、パブストリートで1ドリンク付く。少々高いが、パシフィック・ホテルからパブストリートまで5kmもあり、治安を考えるとバスで送迎してもらえるのは有り難い。
 ツアーの時間は2時間。
 一番のネックはお金よりも時間で、この日ホテルの戻りが21時。OPツアーに参加すると、23時にホテルに帰ることになる。
 それだけならいいが、翌日はアンコールワットの朝日鑑賞で、4時半モーニングコールの、4時50分出発。翌日の行程を考えると、23時戻りはかなりきつい。
 そういうわけで、行くかどうかかなり迷っていたが、前日の食事の時にみんなの話を聞くと、結構みんな頑張るよう。みんなが行くなら行くかという気持ちになっていた。そこまでが前日の意気込み。

 当日のこの日、ホテルのWiFiを使って調べると、パブストリートや周辺の治安はまったく問題なさそう。
 もちろんスリには気を付けないといけないが、警察もたくさん立っているし、身の危険は心配なさそうだった。実際に警察がたくさんいるのは、車窓でも確認している。
 また、トゥクトゥクを使うと、交渉次第ではあるが、片道3ドルくらいで行けるらしい。つまり、往復6ドルである。
 ぶっちゃけ、1ドリンクは要らないし、2時間もいなくていい。ちょっと行って、雰囲気を味わって帰ってくるだけでいいから、ホテルの前に停まっているトゥクトゥクで行くのはありじゃないか?
 もちろん、レンタルWiFiなどは持っていないので、現地ではスマホが使えないし、そういう不安はあるが、経験的にどうにかなりそうと考えた。
 事前に紙の地図を用意したり、Googleのオフライン地図をダウンロードするなどして準備する。
 そして夜、21時にホテルに戻り、荷物を置いて、一人で夜の街に繰り出すことにした。


■ パブストリート

 事前にガイドさんに、トゥクトゥクの安全性について聞くと、ホテルのフロントに言って呼んでもらうのがいいと言っていた。
 フロントで、表にいるトゥクトゥクは安全か聞いてみると、全然問題ないとのことで、玄関を出てホテルの前にいたドライバーたちに声をかけた。
 現地でかかる時間がわからないので、当然片道で考えていたが、向こうから往復かと聞いてきたので、それでお願いする。値段は8ドル。
 交渉の余地はあっただろうが、ぶっちゃけ35ドル払おうと思っていたことを考えたら10ドルでもいいくらいなので、言い値でお願いした。
 このトゥクトゥクライドは動画を撮ったので、これもまたOne of the Starsのチャンネルにでもアップしたいと思う。
 結果として、何の不安もなかったし、座席はふかふかで夜風が気持ち良かったし、一人で優雅に乗れて楽しかった。
 書き忘れたが、実は他のツアー客の3人組のご婦人に声をかけていて、一緒に行くことになっていたが、直前でやっぱりやめておくと言われ、今回一人になった。結果的にはそれで良かった。
 キャンセルした理由は、やはり翌朝早いからで、結局オプショナルツアーに参加したのも1組だけだったそう。気持ちはわかる。

夜の街へレッツ・ゴー。こちらは動画のキャプチャ。

同じく動画のキャプチャ。明るくなってきた。動画のキャプチャ。到着!

 パブストリートに着くと、降りた場所で待っていると言ってくれた。30分から1時間で戻ると告げて、街に繰り出す。
 パブストリートはすごい華やかで賑わっていた。音と声で溢れていた。
 オールドマーケットも歩いたし、現地の雰囲気を大いに味わった。恒例のぬいぐるみも買った。セブンイレブンで1ドルでジュースとビールも買った。
 いつまででも居れそうな空気だったし、ぶっちゃけどこかお店に入ってビールくらい飲みたい気持ちだったが、トゥクトゥクを待たせているし、翌日がある。
 45分前後で待ち合わせ場所に戻り、無事にドライバーを見つけられて、ホテルに戻った。お釣りがなかった関係で9ドル払ったが、まったく問題ない。
 22時半、部屋に戻る。小さな冒険だが、大きな思い出になった。

パブストリート入口。賑わっている。レストランの一つ。

オールドマーケット。手作り。

可愛い。ここでではないが、一つ買った。楽しい。30分や1時間では足りない。

川より南はちょっと空気が違う感じがする。時間もないし、不用意に近付かない。ドライバーと無事合流。動画のキャプチャ。iPhoneすごいなぁ。暗すぎてカメラは役に立たなかった。