■ パンケーキ

　今回の旅の目的に一つに、パンケーキを食べるというのがあり、検索したら近くのIHOPという店がヒットした。
　チェーンらしいが、日本にはないということで行ってみる。
　メニューにあるシンプルな3段のパンケーキを指差しながら、「I want to eat simple pancake like this」みたいな感じで言ったら、普通に理解してもらえた。
　3段と5段があると言われ、3段にしたがもちろん十分だった。むしろ最後の方は飽きていた。
　ドリンクはホットココアを注文し、チップ込みで計17ドル。（Hot Cocoa $4.59、Short $9.99、Tax $0.69）
　その後ホテルに戻り、乾燥機に行って事件が起きる。
　確かに動いていたのに、何も乾いていなかったのだ。
　びしょびしょのままのシャツやズボンを持ってフロントに文句をつけると、エンジニアを呼ぶから待っていてくれと言われる。
　しかし、待てども全然来ないので諦めた。ここでこれに時間を費やすのは得策ではない。
　お金は所詮4.25ドルだし、時間もその間にパンケーキを食べていたのでいいのだが、それよりも靴とズボンがないのが問題である。
　エアコンはあるが、冷房と送風しかない。靴だけドライヤーをひたすら当ててなんとか履ける程度に乾燥させて、外に出ることにした。

IHOPのパンケーキ。ランドリー。



■ アラモアナセンター

　夕方、若干の日差しもあり、風も強かったので、もしかしたらビーチでのんびりしながらズボンと上着を広げていたら乾くのではないかと、濡れた衣類を持って外に出た。
　公園のテーブルに広げて、しばらくくつろいでいたが、もちろん乾くはずがない。真夏のギラギラした日差しとは違う。
　結果的に、無駄に重たい荷物を持ってショルダーバッグもパンパンだし、ウィンドブレイカーを持って来なかったので、夜とても寒い思いをしただけに終わった。
　ワイキキビーチを西に歩き、ヒルトンラグーンを眺めながらアラモアナセンターまで歩く。思ったよりだいぶ距離があった。
　アラモアナセンターはなかなか賑わっていて、フードコートも充実しているし、良い場所だった。もっとも、特に買い物したい欲求がない。
　本屋があったので、漫画コーナーを眺める。『徒然日和』の英語版が置いてあった。
　ちょっと欲しくなったが、とにかく荷物が多いので諦める。
　他にも日本を紹介した本とか、色々興味はあったが、やはり荷物が限界なので、結局何も買わずに店を出た。

公園。この天気で乾くはずがない。ヒルトンラグーン。

アラモアナセンターの入口。本屋。かなり広く、品揃えも豊富だった。



■ ボードゲームショップ

　その後、事前に調べていたThe Armchair Adventurerというボードゲームショップに行ってみることにした。
　このショップ、偶然空港からワイキキに行ける20番のバス路線上にあるので、可能であれば最終日の帰りに寄ろうと考えていたのだが、恐らくそんな時間はない。
　アラモアナセンターから20番のバスに乗り、ショップまで30分以上はかかった。
　そして店の入っているショッピングセンターがまた、ハワイのピエリみたいな様相。（※現在、ピエリは復活した）
　店も期待したほどではなかった。事前に口コミを見たら、ここに来ればボードゲームは何でも揃うみたいなことが書かれていたが、ヨドバシカメラのボードゲームブースよりも遥かに少ない。
　ニムトみたいな小箱のゲームを2つか3つ買って帰ろうと思っていたが、まったくそんな店ではなかった。『Village Rails』というゲームだけは少し気になったが、やはり荷物的にやめておいた。
　帰りはまた雨が降ってきて踏んだり蹴ったり。バスの中は寒いし、なかなかうまくいかない一日である。

ピエリ感。旅行で来るような場所じゃない。こうして見るとだいぶまし。店は全然やってないが。

向かいの映画館。金曜日の19時とは思えない閑散っぷり。



■ ウルフギャング

　とりあえず一度ホテルに戻り、重いだけだったズボンと上着を部屋に置き、替わりにウィンドブレイカーを着て外に出た。
　夕飯はハンバーガーを食べようと、検索してふらふら歩く。すでに20時を回っており、いくつかの店はすでにラストオーダーの時間。
　ロイヤルハワイアンセンターのマハロバーガーが良さそうだと思って行ってみたら、フードコートみたいな感じだった。
　たった2日の旅とは言え、ハワイの最後の夕食にこれは少し寂しい。
　ロイヤルハワイアンセンターを見て歩いていたら、3階のウルフギャングのメニューに、30ドルくらいで、ニューヨークサーロインステーキサンドウィッチなるものがあった。
　これだ。
　入口から席に案内してくれた女性に、念のためサンドウィッチは食べれるか聞いたら、入ったばかりでわからないと言われた。
　これがいけなかった。
　まずはビールを注文し、持って来られたメニュー表にサンドウィッチがない。聞いたら、それはランチメニューとのこと。
　マジか……。わざわざちゃんと店の人に確認までしたのにな。
　ビールも頼んでしまったし、別にお金がないわけではないので、気持ちを切り替えてラムチョップを頼む。
　70ドルくらい。これもこんなに量要らないから、もっと安く、少なく提供して欲しい。
　美味しかったは美味しかったが、サンドウィッチのつもりで入ったので満足感少なめ。
　お会計はチップ込みで120ドル。
　まあ、ウルフギャングでステーキを食べたというのも一つの思い出。よしとしよう。

細い通りのマーケット。賑わっていた。ロイヤルハワイアンセンター。

$75.95のラムチョップ。サラダは$12.95。一人で入る店じゃない。