旅013 『木曽福島〜諏訪』 2007/03/21, 492km

はじめに
2007年に入ってから国道旅行をしていなかったが、それは飽きたからではなく、日が沈むのが早い上、北にも西にも雪があって動けなかったのである。ちょうど春分の日にある娯楽に1万円ほど使おうと思ったのだが、それに1万円使うくらいなら、国道旅行に行った方がましと考え、リハビリがてら一人でぶらっとドライブに行く。目指すは東海三県で唯一撮影していない361号と、松本旅行で取り逃した諏訪湖周辺の看板である。


記録256号 / 12時17分 / 111km地点
場所岐阜県中津川市坂下
県道3号との分岐点
旅行の決定が当日だったこともあり、通勤割引の時間帯がとっくに過ぎた10時半出発。東名阪から小牧線を経由し、中央道に乗る。恵那山トンネルを避けるために中津川で下り、19号で北上を決めていたのだが、地図を見たら256号という国道がある。国道ノートを見ると、この看板撮っていない。何故岐阜旅行で取り逃したかは不明だが、実は361号の他にまだ、東海三県で取り逃している看板があるかもしれない。写真自体は難なくゲット。


記録19号 / 12時40分 / 130km地点
場所長野県木曽郡大桑村大字野尻
19号はさすがは一級国道、星になる看板は無数に立っているが、車を停められそうな看板は皆無だった。しかしまあ、すでに取得済みの看板だし、気にすることなく走っていたら、大桑村のとある登坂車線に看板が! これを撮らない手はない。


記録寝覚の床
国道旅行は遠出をしながら観光地に寄らない、純粋に道を楽しむドライブだが、せめてどこか一ヶ所くらいは寄りたいところ。ということで今回は19号沿いですぐに行くことができた寝覚の床に寄る。写真ではなかなか伝わらないが、白い巨石群は圧巻だった。思いの他楽しくて満足。


記録361号 / 13時52分 / 162km地点
場所長野県木曽郡木曽町新開
主目的の361号。19号には西から合流し、わずかな重複区間を経て東に抜ける。行き先は東だったが、すぐに看板が撮れるならと思い、少しだけ西に走ると、美しい看板が立っていた。場所としては、木曽山林高校という高校のすぐ北。今何気なくググってみたら、なかなか綺麗なサイトがあった。


記録361号 / 14時06分 / 171km地点
場所長野県木曽郡木曽町日義
361号2枚目は先程の逆で、東に少し入った場所で撮影した。手持ちの地図には権兵衛トンネルはまだないが、事前にすでに完成済み(しかも無料)であることを確認してあった。ところでこの361号、道の脇には雪が残っており、正直今回の旅行はここで終了してしまうのではないかという恐怖があった。雪にはまったく耐性がない名古屋人である。ビクビクしながら東へ突き進んだが、幸いにも道には雪はなく、凍結もしていなかった。


記録20号 / 14時55分 / 228km地点
場所長野県岡谷市今井
岡谷IC下りてすぐ
361号、伊那のストレートが気持ち良かった。ということで爆走した結果伊那ICを大幅に行き過ぎ、県道でちまちま戻った後、中央道で岡谷へ。国道20号は星になる覚悟をしていたが、高速を下りてすぐのところに撮影できそうな看板を発見。躊躇なく車を停めて撮影した。1枚もうけた気分。ちなみに今Mapionで確認したら、なるほどこういう造りになっていたわけか。どうやら撮影した場所は、湖北トンネルへの抜ける新道(たぶん)のようである。


記録142号 / 15時26分 / 239km地点
場所長野県諏訪郡下諏訪町樋橋
国道20号をちまちま走り、下諏訪から142号へ。この142号がちっともいい看板に巡り合えず、結局新和田トンネルの手前まで走らされた。まあ、背の低いいい看板に出会えたのでよしとしよう。ところで結果論だが、湖北トンネルを経由して新和田トンネルには入らずに、手前で142号を南下できたことを考えると、長野道を下り、20号を撮った時点で東に行くべきだった。ただまあ、地図から得られる情報量でそれを判断するのは至難。


記録299号 / 16時13分 / 267km地点
場所長野県茅野市湖東
20号の南下に思いの他時間を食ったが、言うほどの苦労はなく152号に乗る。299号は152号との重複看板はたくさんあったが、どうしても単独の看板が欲しかったので、結局行った分だけ戻る行程でメルヘン街道へ。152号から分離してすぐの場所で撮影したのだが、背景の青い空と雪をかぶった山々が美しい。看板も綺麗だが写真として気に入っている。雪はドライブの敵だが、背景の彩りとしては格別である。


総括



長距離走ると大抵の場合日暮れぎりぎりまで看板を追いかけるが、今回は目的がはっきりしていたこともあり、まだ明るい内に高速に乗る。諏訪から飯田79.5kmと、飯田から小牧99.7kmの2回に分け、通勤割引の恩恵を最大限に受ける。一人旅は自由気ままだが、金銭的な負担が大きいのでケチれるところはケチらないと。ちょっとしたドライブの予定が、総走行距離490kmと、日帰りとしてはなかなかの旅になった。しかし、出発が遅く体調が良かったことや渋滞に巻き込まれなかったこと、乱暴なドライバーに遭遇しなかったことなど、色々な条件が重なり、ほとんど疲労感のない旅だった。天気も良かったし、綺麗な看板が多かったし、満足である。



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