旅016-2 『門司〜山口全域』 2007/04/30, 460km

はじめに
門司港5時半。こんな時間から国道旅行をするのはもちろん初めてだ。今ならどんな星になる看板だって撮れる気がする。前日フェリーで2時間くらいしか寝ていないが、体調は悪くない。ただ、いつ糸がぷつっと切れるかわからないので油断はできない。この日の看板の目標は山口県のすべての看板と、岩国の数枚。宿泊は岩国。観光地としては秋芳洞と錦帯橋を見る予定。なお、道路地図は事前に購入した昭文社の『でっか字 中国道路地図』という1,600円の地図。結論から言うと、ものすごく役に立った。このシリーズいいかもしれない。


記録3号 / 6時03分 / 12km地点
場所福岡県北九州市門司区片上町
門司の1枚目の3号。門司では欲を出さずに、3号、199号、198号の3枚だけ撮影する予定。さてこの3号、案外西に走らされた末に撮影したのだが、果たしてこの看板、普通の時間だったら撮れたのだろうか。なんとなく朝の6時だから難なく撮れたという気もする。時間に感謝。


記録199号 / 6時12分 / 13km地点
場所福岡県北九州市門司区片上海岸
3号を右折。すぐに199号があり、看板もすぐ近くにあった。3号を撮影してから1kmしか走っていないのがその証拠。6時12分の割には案外車が多かった印象。ここも普通の時間だと、星にはならないにしろ結構迷惑だったかも。


記録198号 / 6時25分 / 16km地点
場所福岡県北九州市門司区西海岸1丁目
門司港の港国道198号。こういう短い国道は地図に乗っていないので要注意だ。国道ノートに港国道一覧が貼ってあり、旅の前には必ずチェックするようにしている。同じ話ばかりだが、門司駅前のこの道も、時間によっては撮影不可能なのではないかと思う。この時間は写真を見ての通り。


記録門司港レトロ
せっかくなので門司港をふらっと歩く。自分の他にも一人、写真を撮っている人がいた。朝早くからご苦労様。この人も阪九フェリーで国道旅行をしているのかもしれない。きっとそうだ。門司港レトロは夕日の時間と、冬場のイルミネーションがいいらしい。実際、この時間にふらっとしてもあまり感慨はなかった。


記録2号 / 6時41分 / 17km地点
場所福岡県北九州市門司区東本町2丁目
門司港ICから高速に乗ろうと3号を走っていたら、唐突に2号の看板に遭遇した。驚いた。2号は下関までしか走っていないと思っていた。後から見たらリアル兄が同じ看板を撮影していた。決して綺麗な看板ではないが、国道2号の終点での撮影という点に価値がある。


記録491号 / 7時05分 / 43km地点
場所山口県下関市小月本町2丁目
前日フェリーでの綿密な計画により、下関での191号の誘惑を無視して一気に小月ICへ。191号は下関から北上し、もう二度と遭遇できそうにないが、これが意外な場所で撮れるのでお楽しみに。491号の看板は小月ICから南下してすぐに撮影できた。バランスの取れたいい写真だ。


記録190号 / 7時22分 / 53km地点
場所山口県山陽小野田市大字津布田森本
491号から2号を使って南東に。190号は若干車通りもあったが、南に行った分だけ戻る行程だったこともあり、すぐに見つけた看板を頑張って撮影した。もっとも、車通りがあると言っても休日の早朝。たかが知れているが。逆光で暗くなってしまったが、無難にいい一枚。印象は薄い。


記録316号 / 7時48分 / 64km地点
場所山口県山陽小野田市大字厚狭
316号は2号との交差点で撮影。ここは316号の終点になる。如月の趣味で車の上にフーを載せたが、さすがにこの距離では視認するのも大変だ。写真では車の影もないが、実際は星になる交通量だった。


記録2号 / 7時48分 / 64km地点
場所山口県山陽小野田市大字厚狭
上記316号の看板の対向車線側にあった2号の看板を撮影。車は入れていないし、とても入れられる場所ではなかったので看板だけ。


記録435号 / 8時17分 / 87km地点
場所山口県美祢郡秋芳町大字岩永下郷山露
316号の北上は思ったより短かった。如月が助手席で手持ちの地図の尺度に苦しんでいた。435号を秋芳洞に向かって北東へ進む。写真はその最中に撮ったもの。反対側にあったものを先に撮影していたが、こちらの方が景色が良かったのでこちらを採用した。看板の位置が低かったので、フーを乗せたりして遊んだ。


記録秋芳洞
秋芳洞。駐車場を出て入場券を買い、中に入ってからメモリの残容量が少ないことに気が付く。メモリは車の中。しかも途中でバッテリーランプが点灯。換えのバッテリーも車の中。俺は準備はいいがどこか抜けているらしい。秋芳洞はとても面白かった。もう少しカメラのことを気にせずに楽しめると良かったが、正直メモリとバッテリーを気にしっ放しだった。写真は三脚+クロスフィルターを使用して撮影。クロスフィルターが「×」になってしまったのが残念。「+」が良かったが。ちなみに秋芳洞、中だけでなく外もとても綺麗だった。帰路でかっぱそばを食す。珍味。


記録秋吉台
時間に余裕があったので、ついでに秋吉台も見てくる。雄大で不思議な場所だった。如月とも話していたのだが、目で見ていた光景を写真がその1割も再現してくれないのが悔しい。人間の視野の広さに感動を覚える。写真はしょぼいが、ここは本当に雄大で素晴らしかった。


記録490号 / 12時29分 / 111km地点
場所山口県美祢郡美東町大字綾木九瀬原
ちょろんと道を間違え、一般道で南下。490号は典型的な田舎の長いストレートで、まったく苦労せずに撮影に成功した。看板も綺麗で申し分なく、山口県特有のオレンジ色のガードレールも良い。もっとも、撮影に苦労していない分、あまり記憶に残っていないが。


記録9号 / 12時51分 / 129km地点
場所山口県山口市吉敷下東
山口市内突入。9号はすでに京都で撮影していたが、難なく撮影できそうな看板があったので車を停めた。まあ、難なくと言っても多少無理はしたが。平日の交通量はわからないが、休日じゃなければ無理だったかもしれない。無難にいい看板。


記録262号 / 13時06分 / 138km地点
場所山口県山口市大内御堀
山口ICに向かって南下途中に撮影した。ちょっと無理したが、列を作らせるほどではなかった。今回の旅行は比較的綺麗な看板が多い中、この看板は割と汚れていた。背景のもっこりした山とかはいいのだが。


記録489号 / 13時28分 / 163km地点
場所山口県山口市徳地堀才谷
山口ICから徳地ICへ。下りてすぐの場所で489号を撮影した。ちなみにまったく印象に残っていない。難なくというほど邪魔にならない車の配置でもなければ、交通量もそこそこあった気はするが。


記録376号 / 13時56分 / 174km地点
場所山口県周南市大字米光平木
この日最も長く走った国道かな。376号でひたすら東へ。撮影できる場所は無数にあり、写真はその内の一つ。看板も綺麗だし、背景の深緑にフーの赤の映えること映えること。なお376号の徳地から315号までの区間は、途中狭小区間もあったが、走りやすい道だったと記憶している。


記録434号 / 14時28分 / 200km地点
場所山口県周南市大字金峰
渡瀬橋東側
行った分だけ戻る行程でかなり走らされた。撮れる看板がなく、そもそも看板自体が少なかった記憶がある。結果として渡瀬橋まで走らされたが、渡瀬橋からの風景がとても良かったので満足。鯉のぼりもかかっていた。看板自体は残念ながら見ての通り。


記録315号 / 14時46分 / 208km地点
場所山口県周南市大字長穂?
かなり走った国道の2つ目、315号。渡瀬橋から戻ってきて、確か376号との合流点もしくはその付近で撮影した。あまり面白みのない写真。この後315号を鹿野ICに向かってひたすら北上するのだが、これがとにかく長かった。ただし、かっ飛ばせる道だった覚えがある。


記録186号 / 15時42分 / 280km地点
場所広島県廿日市市吉和
吉和ICまでワープ。今回のダークマター488号を撮るためである。本当は翌日午前に廿日市から433号を北上して撮影する予定だったが、時間があったのでこの日に行うことにした。吉和ICで下りてすぐ、まずは186号を撮影する。看板は綺麗なのだが、逆光で暗いこと暗いこと。ぼちぼち時間も怪しくなってきており、妥協する。


記録488号 / 15時47分 / 282km地点
場所広島県廿日市市吉和
今回の旅行で一番の厄介者488号。松本旅行で言うところの148号と同じく、この看板一枚のために随分走らなくてはならなかった。もちろん、吉和ICからはすぐなのだが、そもそも吉和ICという場所が随分北である。まあ、旅程はともかく、看板自体は綺麗なものがサクッと撮影できた。


記録433号 / 16時16分 / 310km地点
場所広島県山県郡安芸太田町大字加計
看板を2枚ゲットしてすぐ、吉和ICから高速に乗り戸河内ICへ。加計という町は本当に小さな町なのだが、国道が4本も走っている。その内の一つ、433号。写真ではほとんど隠れているが、左にゴミ収集場があり、それが微妙だったが、他はなかなか良い感じである。田舎の集落っぽい風景がGood。


記録191号 / 16時25分 / 314km地点
場所広島県山県郡安芸太田町大字加計遅越
手持ちの地図では半信半疑だったのだが、どうも案内板を見ると加計にICがあるとのことで、191号を南下。写真はその最中に撮ったもの。ただし北向き。看板の背が高いのがいまいちだが、他は悪くない。それにしても、下関でスルーした191号をこんな場所で撮れるのはなんだか不思議な感じだ。ちなみにこの後、加計スマートICから高速に乗った。このICのおかげでどれだけこの山中での行程が短縮されたことか。再び戸河内ICに戻らずに済んだのは神の采配。


記録261号 / 16時53分 / 336km地点
場所広島県広島市安佐北区安佐町大字飯室
広島北ICで下りて少し北上。この261号線、走り出してすぐ自然災害による通行止めの知らせがあって焦った。実際しばらく走るとすぐに通行止めになってしまい、絶望感がよぎる。この旅行もいよいよここで終わってしまうのかと。涙ながらに戻ると、この看板を発見! 歓喜して撮影する。ちなみに後から知ったのだが、通行止めになっていたのは261号の旧道のような道で、新道は元気いっぱいだった。


記録437号 / 17時50分 / 412km地点
場所山口県岩国市玖珂町柳井田
岩国へワープ。今回あまり通勤割引を活用できなかったのだが、ここで使えたのは大きい。岩国では南の437号をどうするかが問題になっていたが、まだ日が沈んでいなかったのでこの日の内に撮影することにする。岩国ICを飛ばして玖珂ICで下りる。ちなみに「くが」と読む。看板は運良くすぐにゲット。そしてすぐに同じICから北へ。何をやっているのやら。本当に変な旅だ。


記録187号 / 18時18分 / 440km地点
場所山口県岩国市天尾荒瀬
189号をという計画もあったのだが、この日の内に岩国ICより遥か西にある187号を押さえた方が良いと、如月と意見が一致したので、岩国ICから西へ。これが星になる道で、かなり走った末、写真の看板で妥協した。汚いし、車も無理矢理停めているし、暗くてピントは微妙に合っていないし、いまいちなのだが、この看板の圧倒的な存在感は良い。


記録錦帯橋
この日の最後に錦帯橋を見に行く。渡って渡って撮って終了。ちなみに幼少期にこの錦帯橋の下ですっ転んでびしょびしょになった記憶がある。その時の旅行はその記憶しかないのだが、人間、痛いことなどは覚えているものだ。この後、261号撮影時点で予約した岩国ビジネスホテル&スパへ。風呂も部屋もとてもいいホテルだった。もしまた岩国へ行く機会があったら利用したい。



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